日記 いまこそその時
国内外の観光客があふれる京都にも、オフシーズンがある。
まさにいまこの時期。1月の正月を過ぎた後から2月いっぱいまでだ。
どこかの統計データではなく、あくまでも私が10年近く京都に住んでみて感じているオフシーズンだ。
(そもそもこの時期は旅行そのものがオフシーズンかもしれないが)
そんなオフシーズンの今こそ私は外に出て京都を歩き回る。
空いているからだ。
普段は観光客でごった返している神社仏閣も、人気のあの店も、鴨川だって
空いている。まさに絶好のチャンス。
寒い寒いといいながら毎週どこかに出かけている。
毎年この時期に絶対行くのが岡崎にある「グリル小宝」だ。
平安神宮も京セラ美術館も近く、普段は観光客に大人気大行列のこの店もこの時期はさすがに空いている。
空いているといっても人気店なので、開店30分前に到着。
私たちの前に待ちが2組。いずれも地元の人のようだ。
この店ではいつも注文に迷う。どの店でも迷うけれど特に迷う。
グリル小宝といえばオムライスが有名(もちろんおいしい)だが、ご飯ものを頼むのであればぜひオムライスよりヤキメシをお勧めしたい。
肉の脂のうまみが米全体にいきわたり、脳に直接ガツンと響くうまさ。
私はこの店のハンバーグが今まで食べてきたハンバーグの中で一番好きだ。ジューシーなお肉にしょっぱめのドビソースがとてもよく合う。
このハンバーグを白米と食べるのが至高なので、ヤキメシかライスどちらを頼むかとても悩む。
カニクリームコロッケもエビコキールも冬ならカキフライもおいしい。
まだビーフシチューやカレーライスは食べたことがないのでそれも食べてみたい。
悩んだ末、今回はハンバーグの気持ちをぐっと抑え込んで久しぶりにポークチャップを頼むことにした。
夫は初挑戦のビフカツ(ロース)それとライスの大を頼んで分け合う。
ポークチャップは豚肉のしっかりした肉ににワインが効いたすっぱいケチャップソースがよく合う。からしをつけて食べるのもうまい。
夫の頼んだビフカツがこれまた大正解のうまさだった。
衣の香ばしさとと濃厚なドビソースに肉の甘味がとても合う!
「おいしい」というよりも「うまい」と叫びたい。
追いかけるように白米をほおばる。私の中の食べ盛り男子が大歓喜している。
満腹でお店を出て重たいおなかをさすりながら、次回の来店時は何を食べようか話しながら帰路につく。
お気に入りが増え、またひどく頭を悩ませることになるのだろう。
