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還夢#7 防空壕

夢のお告げを、短文に(目標140文字以内)。つれづれなるままに……

『還夢』はじめます。|YAJ


 狭い防空壕、女性だけが匿われている。リーダー格の女性はメガネで変装しているが瀧内公美に違いない。

 Goproかスマホでの撮影なんだな。あるいは遠隔操作しているのかもしれない。直径50センチほどの塩ビパイプだけが地上に繋がる通路だ。

 敵に見つかった!

 その様子を自分は俯瞰した位置から撮影している。



 今年の5月、CNNの創業者テッド・ターナー氏が亡くなった。

 90年代初頭、映像でとらえた湾岸戦争は衝撃的だった。戦争が対岸の火事ではない、今そこで火蓋が切られている臨場感を、当時味わったもの。

 それから幾星霜。今、もっと臨場感のある、生々しい映像が、現場にいる市民が撮ったスマホの画像を、動画配信サイトで見ることができる。
 それは臨場感が高まるどころか、画面の中だけの出来事として、むしろ、見ることで、どこか安心している自分がいたりもする。
 そんなことを思ってたときに見た夢だった。

 瀧内公美は、戦後80周年だった2025年を代表する俳優だったと思っている。大ヒット作の『国宝』に出ていたこともあったが、長塚京三と共演した『敵』での演技が鮮烈で、その後、戦後の知られざる沖縄を描いた『宝島』にも、『ふつうの子ども』にも! 観る映画、観る映画にことごとく出ていた印象の2025年。東京国際映画祭のナビゲーターまで務めたからね。大躍進の年だったと思う。

 戦争の話に戻るが、昔に観た映画『Eye in the Sky』も衝撃的だった。

 爆撃される現場と、安全な場所から遠隔で戦場コントロールする指揮官たち。そのギャップを描いた作品だが、それをスクリーン越しに観ている自分たちが、実は一番安全な場所にいるという事実を突きつけられる。

 なにも、当事者になれということではないが、いつまでも対岸の火事の傍観者でしかない自分。でも、それが幸せなことでもあるのだけど。


 以下、滝内公美を見かけた2025年の映画レビュー。いつものFirmarksで。


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