むくみの原因は一つじゃない
「むくみ」って、腎臓が悪い証拠と思っている人が多そう。でも中医学界隈では何年か前から、脾が弱ってるかもって話が出てきた。脾は津液という体液全体のポンプだから。
だけど、津液の動きに深く関与している臓がもう一つある。
肺だ。
肺という臓については、こちらを参照されたし。(2026年11月から有料化予定)
少し前に、私の長年の足のむくみは、糖質を摂った時に起きる腎臓のインスリン受容体が過敏なせいで起きるらしいことがわかった。なので、脾腎陽虚とバッチリあっちゃうなあと思っていた。
でも、現在私は糖質をほぼ摂らない生活をしている。たまに、これは食べたい!というスイーツやデザート、モーニングが魅力的すぎる喫茶店に入ってしまった時のトーストを食べるくらいで、頻度は月に3回以下。その都度、やはりむくむけど(あと、ガスが増えて便秘になったり、皮膚炎が起きる。夏は蚊に刺されやすくなる)、まあ、翌日の食事を減らせば元に戻るというくらい。
それで、足が浮腫まなくなってきた。
40数年、きっと私にはついていないんだと思うくらい、姿を見たことがなかったアキレス腱が見えるようになった。体重はガンの手術をした頃と同じ51~52キロ。太ってないけど見えなかったアキレス腱が、体重はさほど変わらず現れた。それくらい、浮腫まなくなった。
が、しかし。GWあたりに一回、6月頭に一回。子どもからカゼをもらってしまった。6月の方は咳痰がひどく、いまだに痰が絡んで咳が出る。ついに、6月末ごろに、酸欠の症状を感じるようになった。明らかに息苦しい。呼吸が深く吸えない。
それで、妊娠中に使いかけておいてあった酸素ボンベに手を出した。
なんと。
頭が軽くなるのは当たり前として、数時間後、むくみが少しだけど引いた。
なぜだ?
酸欠とむくみ、どういう関係なんだ?この仕組みがわかれば、肺が弱ってむくむ、つまり、宣発粛降機能の低下によって起きるむくみには単純に酸素吸入で対症療法できるのでは?その後、ゆっくり、弁証して、根治に向かえば楽じゃん。というわけで、最近夜な夜な妄想にお付き合いいただいているgeminiさんと壁打ちしてみた。
次の段落は、その一部をgeminiさんにまとめてもらった。
ロジックはこんな感じ
1〜5.までが酸欠からむくみが発生する仕組み。
1. 入り口は「酸素不足(酸欠)」
浅い呼吸、ストレス、気管支の不調、あるいは一過性の血流量低下(道路の渋滞)など。「積むべき荷物(酸素)」、または「運ぶトラック(赤血球)」のどちらかが不足した時に酸欠が発生する。
2. ミトコンドリアの「強制閉店」
酸素が来なくなると、全身の細胞にあるエネルギー発電所「ミトコンドリア」が即座に機能を停止する(糖1分子→約32個のATPという大豊作ルートのストップ)
3. 生き残るための「糖のドカ食い(嫌気性解糖)」
細胞は死ぬわけにいかないため、酸素を使わない原始的な「解糖系」だけでエネルギーを補おうとする 。しかし、このルートは糖1分子から「わずか2個のATP」しか作れない大凶作ルート 。
通常の16倍のスピードで糖を猛烈に浪費(ドカ食い)するため、「異常な甘いもの欲」が発生し、さらに不完全燃焼のゴミとして「乳酸(だるさ・重さ)」が体内に大量蓄積する 。
4. 肝臓の「緊急・事業仕分け」
使えるエネルギー(ATP)が激減した肝臓は、生き残るために「やめても今すぐ死なない業務」を容赦なくストップする。その仕分けの筆頭に挙げられるのが、莫大なエネルギーを消費する「アルブミン」の合成。
さらに恐ろしいことに、不足した燃料を補うため、アルブミンの材料になるはずだった「アミノ酸」までエネルギーとして無理やり燃やし尽くされてしまう。
5. 血管の崩壊と「水の漏出(むくみ)」
血液中のアルブミンが激減すると、血管の中に水分を留めておく力(膠質浸透圧)が失われる。
血管内に留まれなくなった水分が、管の外の組織へとジワジワと漏れ出す。これこそが、「血管の中はスカスカに脱水しているのに、外は水浸し」という、謎のむくみの正体である。
6. おまけのバグ:「謎の熱っぽさ(虚熱)」の随伴
アルブミンは血液中の最大の抗酸化物質(盾)でもあるため、これが消えると血管壁が微小な炎症を起こす。さらに血管内脱水による交感神経パニックが重なり、「平熱なのに内側がボヤのように熱っぽい、のぼせる」という体感温度のねじれがセットで押し寄せる。
科学的にはこんな感じということ。
肺が弱って酸欠になり、肝に相剋してアルブミンが作られなくなる。そしてむくむ。血管からの漏れがひどい状態になるので、これは脾虚の一種か。この順番なら、綺麗に相剋の順番なので、治りも早いはず。ここから腎に進んでも、むくみがひどくなる可能性はあるけど、大事にはならんで済むかなあ。
アルブミンが減って、微小な血管壁が炎症を起こすルートは肝から心。ここから脾にいけばまた相生からの相生で、正規ルートだ。
でも、その炎症を起こす微小血管が腎臓だったら?心から腎に相侮することになり、治りが悪くなる可能性が出てくる。
※相生相剋についてはこちら。
現状、私の咳痰は、陳皮のおかげで治りつつあるので、肺と脾が絡む通常の流れでいけてるっぽい。でも、若干、虚熱みを感じるので、注意が必要ではある。
ただの備忘録みたいなこんな記事、全く需要はないだろうけど、
もし面白いとか、こういうルートはどうだ?という案がある方は、コメント残していってもらえたら、めちゃくちゃ嬉しいです。
ヒトというものの不思議沼に、一緒にハマりましょう。
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