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【旅の想い出】富士山に登ったこと

ときどき山に登ることもある推し旅トラベラーです。

ふだんは日帰り登山がほとんどですが、4年前の8月上旬に富士山に登りました。

本当は富士山に登るのであれば、それなりに準備をしてから登るべきだと思うのですが、知り合いの登山家のNさんから「富士山に一緒に登りませんか」と声をかけられたのが約1週間前。

一瞬どうしようか迷いましたが、こんなチャンスは2度とないということでふたつ返事で登ることを決めました。


登山口から登る富士登山でした

「行きます!」と返事してからわかったことが、五合目からではなく麓の登山口から登るということでした。

富士登山をする場合、五合目の登山口から登ることが多いと思います。
山梨県側の吉田口五合目、静岡県側の須走口五合目、御殿場口新五合目、富士宮口五合目と、4つの登山口・登山ルートがあります。

御殿場口を除くと、これらの登山口の標高はだいたい2000〜2400メートルで、富士山が3776メートルと言ってもまあ半分以上下駄を履いてることになります。

けれど、この登山は、須走口登山道の一合目である富士浅間神社を起点に登るというものでした。

富士浅間神社の標高は799メートル。須走口五合目は標高2000メートルなので、追加で1200メートル登る必要があります。うーん、これ大丈夫か?とは思ったものの、あとには引けません。

正直なところ、体力が尽きたら、行けるところまで行って降りてこようと思いました。

富士浅間神社に参拝し登山開始

この日一緒に登るのは、登山家のNさんを含む4名です。残りのふたりとは初対面でした。

ちなみにNさんとは知り合っって10年近くになります。富士登山までに近くのハイキングコースを一緒に歩いたり、赤城山、天城山などいくつか一緒に山登りさせて頂きましたが、本当はエベレストを含めた世界7大陸の最高峰に全て登頂成功したすごい人です。(この時点では、エベレストはまだ登頂前でした)

朝8時。
登山を始めるにあたって、まずは須走にある富士浅間神社に、安全と登頂成功を祈願するためみんなで参拝しました。「富士山」ではなく「不二山」と鳥居に掲げられているのが印象的でした。

富士浅間神社

登りはじめは、「ふじあざみライン」の自動車道を歩きます。

正面に夏山の富士山が見えていました。いやー、高い!
あそこまで登るのかと思うと、ちょっと震えました。

自動車道ですから登山道と比べれば傾斜は緩やかですが、それでも普通の道と比べるとかなりの傾斜です。標高1000メートル近くあると言っても夏の日差しの中ですから、けっこう暑かったです。

本当の登りはじめ
このあたり、すでに見た目以上に傾斜があります

自動車道である「ふじあざみライン」が九十九折りになると、登山道は自動車道をそれて、直登的なルートになります。

ここから傾斜が一気にきつくなってきました。

時には、砂走りののような道だったり、時には樹林の中を進みます。

ここから登山道が分かれる
樹林の中を進む
石がごろごろの場所も

ずっと頑張って標高1600メートルくらいまで登ったのですが、かなり疲れてしまったため、このあとの体力を考えてここから五合目までは路線バスでワープさせていただくことにしました。

ふじあざみラインには、夏の間、路線バスが走っていて、ところどころにバス停があるのです。

ということで、恥ずかしながら、登山から一旦離脱して五合目で合流することとしました。

ここからバス停ひと区間だけワープしました

標高にして400メートル分くらい、端折ってしまいましたが、1時間半くらいかけて登るところを10分弱のバスで移動することで、五合目で長く休息をとって体調を整えることができました。

五合目で休憩した後に六合目山小屋へ

五合目には、山荘と食堂・売店が数軒あり、ここでしっかりパワーチャージすることができ、仲間とも合流することができました。

須走口五合目
須走口五合目

ここで昼食も取りました。
この日の目的地は、六合目の山小屋ですので、あと一息です。

昼食に食べたお蕎麦

五合目を出るときに、登山協力金を1000円払いました。このときはまだ入山料制度はなく、任意で1000円程度を収めるという方式でした。

ここからはしばらく樹林帯の中を進みます。気持ちいいコースでした。

いよいよ山頂に向けて出発
しばらくは樹林の中を行きます

樹林はしだいに、木の高さが低くなり、灌木のように点在するようになります。傾斜はきついですが、まだなんとか頑張れる感じでした。

五合目から六合目へ
だんだん樹がなくなって土の地肌に

新六合目を過ぎたところで、雲が切れて虹が見えました。
そして、山中湖や神奈川方面を見晴らすことができました。

虹が見えた
山中湖

最後はけっこうしんどかったですが、17時頃に六合目の山小屋「瀬戸館」に到着しました。途中ちょっと端折ったとはいえ、朝8時から登り続けて、かなりヘロヘロでした。

須走口六合目の標高は2700メートル。五合目からでも700メートルあるんですよね。そして、富士浅間神社との標高差は1900メートル。途中400メートル端折りましたが、それでも1500メートル分登ったことになります。
山頂までは、あと1000メートル!

六合目の山小屋「瀬戸館」
夕暮れの眺め

山小屋でのお楽しみは、食事です。
暖かいカレーと味噌汁がご馳走でした。

山小屋の夕食

食事が終われば、もう就寝タイムです。
明日は深夜から山頂をめざします。ベッドに横になったらすぐに眠りに落ちました。

山頂へ。そしてご来光

深夜2時前に起床。
身支度を整え、ヘッドライトをつけて山頂をめざして歩き始めます。
下界の明かりが点々と見えました。

六合目付近から

暗い中ですが、多くの人がヘッドライトをつけて登っているので、前がどういうルートになっているのかはよくわかり、そこはよかったです。

ただ、登るにつれて傾斜がどんどんきつくなってくるのは、しんどかったです。

4時頃から空が明るくなってきて、雲の多い空でしたが、4時50分頃にご来光となりました。山頂からではありませんでしたが、六合目からでは0時前に出ないとちょっと無理かもしれないですね。

ご来光に向けてだんだんと明るくなる空の彩りは素晴らしく美しかったです。

4時頃
ご来光数分前
ご来光直前
ご来光の陽が上がりました

朝7時すぎに山頂に無事到着しました。
早朝ということもあったでしょうが、山頂付近はさすがにけっこう寒かったですね。

浅間大社に参拝してから休憩。いただいたうどんはシンプルなものでしたが、これまた美味しかったです。

富士山頂の浅間大社奥宮
山頂でいただいたうどん
山頂からの景色

しばらく休憩のあと、帰りは下山道で下ります。

特に、須走ルートの七合目から五合目付近までは「砂走り」と呼ばれる火山砂の斜面があります。登山家のNさんは思い切り走ってましたが、私には流石に無理でした。

下りは、体力はそれほどでもありませんが、とにかく足にきているので、
走ろうとすると、躓いて危ないんです。

なんとか降り切って、五合目に到着したときはほっとしました。
なぜか下山道以降は写真を撮ってないんです。よほど疲れてたんだと思います。

帰りは、五合目からは須走登山口までの登山バスに乗車しました。通常の路線バスとは別に走っているもので、須走の道の駅まで直行してくれて楽ちんでした。

体力的にギリギリで、途中ちょっとワープもしましたが、なんとか無事に富士山に登れてよかったなと思い起こしています。

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