国会図書館に一次創作BL小説同人誌を寄贈してみた
『国会図書館に同人誌を寄贈できる』
Xでそんなポストを見かけてブックマークをして、一年くらいの月日が流れました。
怠惰ですが熱意はあります。
創作者なら誰もが思うのではないでしょうか。
より多くの人に読んでもらいたいし、なんなら死んだ後も読んでくれたら嬉しい。
というわけで、『じゃあ、今こそ国会図書館に寄贈しようじゃないか!』と怠惰な私が重たい腰をあげました。
正直言って私がいまさら詳細に説明するまでもなく、非常に分かりやすい記事を書いてくださっている方がたくさんいらっしゃいます。
じゃあ、怠惰な私が何を説明しようとしているのか?
割としょうもない覚え書きと、もしかしたら役に立つかもしれない小技です。
暇つぶしくらいのお気持ちで、かるーく読んで頂けたら嬉しいです。
1.世間が何と言おうが本気で書いているんだ
軽く冒頭で述べましたが、売れようが売れまいが、駄作だろうが傑作だろうが、他人が価値を決めるのではない。
一次創作ボーイズラブ小説といえど
私は本気で頑張って精一杯の力で書いた。
だから多くの人に読んでほしいし、なんなら死んだ後も読んでくれ。
割と本気でこれくらいのことを思いながら作品を作っています。
エロだろうがグロだろうがBLだろうがNTRだろうがレビューで酷評されようが、本気で書いた自分の作品を大切に想うのは当然ではないかと思います。
そう。自分の作品をどうするのかは自分次第。
というわけで、私は後世に自分の作品を残すべく、自分の同人誌を国会図書館に寄贈する事にしました。
考えてみてくださいよ。
死んだ後に、誰かが自分の作品を読んでくれるかもしれない。
まあ読まれないかもしれないが、読まれるかもしれない。
そう考えると、ロマンがありませんか?
生きた証を残せるんですよ。自分の手で生み出した作品によって。
2.処遇に困る微妙な既刊在庫はありませんか?
同人誌を何度か制作したことがある人は、経験があるんじゃないかと思うのです。
処遇に困る微妙な在庫はありませんか?
・印刷所由来の傷や印刷汚れがある(予部の範囲内で)
・うっかり傷をつけてしまった在庫
・中途半端に一冊だけとか二冊だけとか残っている在庫
・思っていたより売れずに抱えた微妙な既刊在庫
こういうの、誰しもあるのではないかと思います。
傷や汚れがあるものを頒布するわけにもいかないし、かといって自分の分にするにしても何冊もは不要……。
そうだ。国会図書館に寄贈しよう。
(すっごくしょうもない動機かもしれませんが、頑張って作ったから捨てるのは忍びないんですよ)
どうせカバーは剥がされて、むき身の本体だけ収蔵されるんだ。
(※カバーは別途保管らしいです)
カバーに傷や汚れがあってもええやろ。
それくらい雑な気持ちで、不良(?)在庫も何冊か寄贈しました。
(※寄贈できる事を知らずにためこんでいた傷、汚れ在庫がちょうどあったんです)
新品きらきらこの前出たばかりの新刊もしっかり二冊同梱!
(※二冊いれると東京と大阪、両方の国会図書館に収蔵してもらえるそうです。ならば二冊だ……!)
3.寄贈する本と一緒に同梱するといいもの
やっと実用性のあるトピックです。
色々な人の『国会図書館寄贈体験記』と有益な情報を拝読させていただいた結果、私が寄贈用書籍と同梱するために作った書類です。
・送り状
(いわゆる挨拶状)

※正直、ここまでガチじゃなくてもっと軽い一筆でもいいかと思います。
・寄贈資料リスト
(判型や特に『書籍タイトルのフリガナ』を通知するために用意)

小説や漫画のタイトルをフリガナなしで送りつけても、正確に読んでもらえるとは限りません。
なので、こうして寄贈資料リストを添付したわけです。

ちなみに一度商業で出版された文庫の新装版を同人誌で作ったので
『これは海賊版じゃないですよ! 著者本人の再版ですよ!』
と明記する必要があったので、この寄贈資料リストは更に必要性がありました。
分かりやすく権利関係とフリガナを把握してほしい。
あと自分が登録作業する担当者なら正確なフリガナほしい。
そんな気持ちで付けました。
2026年3月24日に発送して、4月6日には受領書が郵便で届きました。
思っていたよりお仕事が早い! たくさん寄贈されているだろうに。
ありがとうございます。
4.フリガナが間違っていても焦らず待つ
国会図書館のサーチに登録されても、タイトルのフリガナに誤りがあるん場合があります。

せっかくフリガナ記載の寄贈資料リストをつけたのに。
一応問い合わせてみたところ
『まず機械(AI?)で登録。あとで人間がフリガナ振り直すから、ちょっとまっててね! 一ヶ月くらいかかるよ!』
とお返事がありました。
リストつけておけばちゃんと参照してくれるみたいで、後日確認したところ、リスト通りのフリガナになっていました。
同じ頃に商業出版をした友人の本も、明後日なフリガナになっていたので、本当に一括で とりあえず登録→あとで修正 なんだと思われます。
面倒かもしれませんが、寄贈資料リストにフリガナや注意書きを載せておくと、ちゃんと正式なフリガナで登録してもらえるので、つけてみてもいいかと思います。
というか付けておいた方が、ちゃんと振ってもらえますね!
5.終わりに
怠惰な私が『怠惰に国会図書館に寄贈してみた体験記』を読んでくださってありがとうございます。
発送するまでの間、送り状を作ったり、寄贈リストを作ったり、『今、郵便局で送ると、ぽすくまストラップもらえるな』(※グッズもらえるキャンペーン中でした)等と打算が働いて頑張ったり、楽しかったです!
在庫整理でもいいし、ロマンでもいいし、動機はなんでもいいと思います。
どうせなら、捨てるより置いてこようぜ、くらいの気持ちで。
もしかしたら、未来の誰かが読んでくれるかもしれませんから。
『歌は歌ってもらえないと忘れられてしまう』と松山千春氏が言っていたのをどこかで見た記憶があります。
物語も同じですね。
読んでもらえなければ、忘れられて、消えていってしまう。
だから遠い未来に、誰かに読んでもらえることを願っています。
