僕のnoteやXのヘッダー画像を見て、「毎日市場って何なんですか?」と聞かれることがあります。今回はその謎についてお答えいたします。
母親の実家
大袈裟に「謎」と言いましたが、答えは簡単です。
母親の実家の鮮魚店があった市場が「毎日市場」です。元々は僕の曾祖父が開業したそうで、僕が物心がついた頃には祖母と伯父・伯母で営業していました。年末年始や土用の丑の前などの忙しくなる時期には、母親も実家に戻って手伝っていました。僕は10月生まれなのですが、生後二か月くらいだったその年の12月には、手伝いに行く母親に連れていかれ、鮮魚店の小上がりで寝かされていたそうです。

僕自身も小学生くらいから、夏休みや冬休みには長期間手伝いに行っており、祖母と伯父が亡くなり、伯母だけで営業するようになってからは、僕が鯛の串打ちなどを担当するようになりました。これが僕がなぜか調理師免許を持っている理由です。
しかし残念ながら、市場自体の廃業に伴い、2017年3月31日に閉店しました。閉店時に取材していただいた神戸新聞さんから聞いたところによると、105年の歴史があったそうです。

毎日市場が大好きですねん
シャッター商店街のことを取材した記事に「昔は人がすれ違うのも大変なくらいの人出で・・・」みたいなことがよく書いてありますが、毎日市場の最盛期も本当にそんな感じでした。結局、阪神大震災の後、周囲の住民が引っ越したりして、買い物客が減り、市場ごと衰退していきましたが・・・。
鮮魚店の二階で寝ていて、朝の7時くらいに人々の話し声や荷物を運ぶ音が聞こえてきて、「今日も市場が始まったな」と感じる瞬間がめちゃくちゃ好きでした。市場全体が一つのチームの感じで、暇な時にはおしゃべりをしたり、差し入れをみんなで食べたりする空気感も好きでした。今も商店街が大好きで、町おこしのお手伝いをしたりしてますし、地方に行った際にはまず商店街に足が向いてしまいますが、その原点は、間違いなく毎日市場にあります。
僕は左腕に「毎日市場」、右腕に「疋田哲夫」(僕の師匠)と刺青を入れたいくらいに「毎日市場」が大好きです。でも刺青を入れる根性はないので、ヘッダー画像を毎日市場の入口の看板にしています。これが、「毎日市場って何なんですか?」の答えとなります。
あ、鯛の串打ちについての話はまた別の機会に書きます。僕は、落語台本を書く才能の2兆倍(当社比)、鯛の串打ちの才能があるという話になります。
それではまた。
