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建前越しの本音を見てよと思う私はまどマギを見てメシがn回食えなくなる

※まどマギが分からない人には伝わらない記事

魔法少女まどか☆マギカ
通称まどマギ

私が見たなかでトップ5に入るアニメ
いや、もしかしたら創作物全般でもトップ5に入るかも

本編が放送されたのは2011年、劇場版が公開されたのが2013年
そして思わせぶりな終わり方で続きを待ちわび、気が付けば13年

干支も一周した後、ついに新作が上映される
ずっと延期、延期となっていたが、今年の8/28に本当に上映される

そして知らなかったが公式がnoteを開設していた
今回の記事のサムネイルも公式から取ってきたもの
これがさやかちゃん、どうだ、かわいいだろう(押し付け)

このさやかちゃん、本編では悲劇的な結末を迎える
もう15年前の作品だからネタバレを気にしなくてもいい気がするが、一応概略を説明しておく

どんな願いでも一つだけ叶えられる魔法少女への契約
美樹さやかは左手が不自由になった幼馴染の天才ヴァイオリニスト、上条恭介の手を治すために魔法少女になった

「魔女と戦う魔法少女」として人々を守る立場になったさやか
最初は正義の味方としての誇りを持って戦っていたが、実は魔法少女の契約を結んだ時点で魂はソウルジェムという宝石に集約され、身体はただの「入れ物」となっていた

自分がもはや人間ではないことを知ったさやか
そんな中、親友の仁美から「恭介のことが好きだ」と聞かされる
さやか自身も恭介のことを単なる幼馴染以上と思っていたが、こんな自分はもうどうしようもない、と諦め、そこから絶望の方向へと向かっていく

このあとも続きがあるんですよ

書いててつらくなってきた
初めて見たのは地上波ではなくオンデマンド配信
だから一気に観た

さやかちゃんにスポットライトがあたり、最期を迎えるまでの話は4~9話
1クール作品なので半分くらい使っている

半分くらい使っていることもあり、1話1話の描写がすごく丁寧で胸に来るのだ
正義感、建前の言葉を信じて進む姿
自分の身体が変わってしまった、という事実を知る姿
そして幼馴染の恭介に届かない現実に気付くが、時すでに遅しの絶望

私は結構感受性が高い
心理描写が巧みで感情移入しやすい、つまり名作であればあるほどダメージを受ける

まどマギも然り
私は見終わった後、ごはんが喉を通らなくなった

普段は二郎系ラーメンばかりを食べていた私、だがその日に食べたのはお茶漬け
とってもヘルシー
お湯で流し込まないといけなかった

何でこんなに感情移入してしまうのか
それは「建前」に縛られて感情と言葉の間に乖離が起こっているから
そしてその乖離は私自身も苦しんでいることだから

・「街のみんなを守る魔法少女」という建前と自分の身体に起こった変化のギャップ
・「恭介の手が治り、再び演奏できるのを見るだけで私は幸せ」という建前と「親友の仁美に恭介が取られるのがイヤだ」という本音

魔法少女というフィクションに限らず、それまでに自分が言い続けてきた「建前」に自分が縛られ、身動きが取れなくなることはある
そして身動きが取れない中で「誰か自分の本音に気付いてよ」という他人任せの感情が浮かんでくる
自分から発信する勇気はないのに、建前のまま生きることもできない
がんじがらめでただただ心がすり減っていく

さやかちゃんの一部始終は私自身の対人関係に通じる部分があった
当時は言語化できなかったけど、メシが食えない、という身体的な反応も多分あまりに刺さりすぎたからだろう

ちなみにまどマギは本編終了後、本編ダイジェストの映画も上映された
私はもちろん映画館へ見に行った

ダイジェストなので内容も流れも知っている
さやかちゃんがどういう結末を迎えるかも知っている

だが見たら感情移入しすぎた
右手に持っていた紙コップはぐしゃぐしゃになっていた
そして上映後、やっぱり食欲を失った私はリンガーハットで小サイズを頼んだ

その後、完全新作の劇場版が公開された
もちろんこれも映画館で観た
さやかちゃんは一回り成長していた

勝手に親のような気持ちで成長した姿を見た私はまた感情移入した
悲劇的な結末を迎えたわけではない
何なら精神的に大人になった姿が映っていた

だが、映画ラストのシーン
決して手に届かないはずだった恭介との日常が浮かんだ瞬間の表情
それが目に焼き付いて離れない
そして私はやっぱり食欲を失い、映画館近くのフードコートで小ライスを頼んだ

今度の映画では一体どうなることだろう
ただ私は多分また食欲を失ってしまう
少なくとも見終わった後は様々な感情でグチャグチャになるから、誰か信頼できる友人と行った方がよさそうだ

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