観察力が高い人は、何を見ているのか──観察にまつわる4つの誤解
僕は、観察する力というのは、言語化力と同じくらい、知的生産や探究の土台になる「基礎的な運動能力」のようなものだと考えています。
どんなに優れたアイデアも、鋭い問いも、出発点は「世界をどう見ているか」です。観察が浅ければ、そこから立ち上がる思考も、どうしても浅くなる。
逆に、同じ会議に出ても、同じ街を歩いても、観察の解像度が高い人は、そこから驚くほど多くのものを持ち帰ってきます。
ところが、最近感じているのは、世の中に流通している観察にまつわる常識のようなものが、かえって僕たちの観察力を邪魔しているのではないか、ということです。
本記事では、そうした観察力の定説を4つ取り上げて、順番に疑ってみたいと思います。先に結論を言ってしまうと、4つの定説は、どれも心構えとしては正しいけれど、技術としては間違っているものだ考えています。
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