保育士らしさって、何?
「保育士らしくしてください。」
この言葉を聞いたことがある保育士さんは、少なくないと思います。
でも私は、ずっと疑問でした。
保育士らしいって、何だろう。
ネイルはダメ。
髪色は暗く。
アクセサリーは禁止。
派手な見た目は良くない。
もちろん、子どもの安全を考えて必要なルールもあります。
でも、見た目だけで「保育士らしさ」を決めるのは違うんじゃないかな、と私は思っています。
私は沖縄の保育園で働いていた頃、ネイルをして、ブレイズやコーンロウの髪型で出勤していました。
最初は私も不安でした。
「保護者の方にどう思われるだろう。」
「子どもたちが怖がるかな。」
でも実際は違いました。
保護者の方からは、
「かっこいいね!」
「似合ってる!」
と声をかけてもらい、
職員からも、
「ダンサーみたい!」
と笑って受け入れてもらえました。
子どもたちは、私の見た目ではなく、
私自身を見てくれていました。
一緒に遊んで、
一緒に笑って、
泣いたら抱きしめて、
嬉しかったら一緒に喜ぶ。
子どもたちにとって大切なのは、髪色でもネイルでもありません。
「この先生といると安心する。」
そう思えることなんじゃないかな、と私は思います。
その後、神奈川の保育園で働きました。
そこでは、私が沖縄で感じた「ありのままの自分」は通用しませんでした。
「保育士らしさ」という見えない空気に合わせようとして、
私は少しずつ自分らしさを失っていきました。
だから今でも思います。
保育士らしさって、
見た目のことではなく、
子どもや保護者に誠実に向き合えること。
私は、それが一番の「保育士らしさ」だと思っています。
だからどうか、見た目だけでその人を判断しないでほしい。
その先生がどれだけ子どもたちを想い、保護者に寄り添い、一人ひとりと向き合っているのか。
本当に大切なのは、そこなんじゃないかなと私は思います。
