人間が主役ではない|大地の果て知床
鹿が道に出てくれば、車が止まる。
キタキツネが道沿いを歩けば、えさを探していると邪魔をしない。
熊がいたら、人間が待つ。
オオワシが飛べば、みなが目で追う。
海では、シャチやクジラが現れたら、船が進路を譲る。
全部、「人間の都合」ではなく、
「野生の都合」で動いている。
知床は、人間が一歩引く場所。
ここでは、「会える」は、約束されていない。
クマも、
キタキツネも、
オオワシも、
シャチも、
そして、雲海も。
全部、「見せてもらうもの」。
だからこそ、出会えたときの感動が大きい。
これは、人が造ったテーマパークとは真逆の魅力。
「クマがいるので、今日は入れません。」
普通の観光地なら、残念な出来事。
でも、
知床では、それは、自然がちゃんと生きている証拠。
自然に予定はない。
世界自然遺産、知床。

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