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chblau
6月6日 業
映画「国宝」をprime videoで拝見した。
原作は新聞で読んでいたのでとても見たかった作品だが、狭所が苦手で映画館には行けなかった。
(昔は映画関係の仕事もしていたのだけど…)
これまで、歌舞伎にはあまり興味がなかったのだが、能楽とは違う魅力を強く感じた。
侘び寂びとは違う、人間的な強さと儚さ。
それは歌舞伎の本質ではないかもしれないが、役者の演技から感じたのだ。
表現には、それぞれの「業」がある。
表現だけではない。生き方にはそれぞれにある。ただ楽しいだけの営みは存在せず、誰もがみな、業をとらえて生きているのだ。
…と私は思う。
日々を過ごしていると、小さな目標、大きな夢とさまざまにある。
夢はいつのまにかそれこそ儚く消えることが多々あるが、新たな希望が夢になることもある。
それは社会や他人がはかることではなく、自分自身が決めること。
映画「国宝」からは、本人にしか見えない景色があり、そこを目指すのが人間の業でもあるのかな、と受け取った。
親しい友人が癌で闘病していて、5年、10年先の治療計画を立てたと伝えてくれた。
落ち込んで、泣いてわめいた時間があったと言う。
私にできることはないか、と返信に書きかけて消した。
私が彼女のためにできることなんてない。
心の中で応援し続けること。
そして私は私の生を生きるだけだ。
私が見たい景色を求めて、業と格闘しながら…。
見たかった映画から受けたことと、大事な友人から届いた言葉。
日々は移ろい、人は変わる。
今日立ち止まって考えたことを、今日で終わらせない。
私の「業」を、あらためて見つけなければ…。
