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紅茶屋が思う「紅茶」の魅力とは?

読者の方からご質問をいただきました!
(じっくり考えていたら回答に時間がかかってしまいすみません🙇💦)

紅茶に興味を持ってもらえるのは、本当に嬉しいです。
ご質問ありがとうございます!

この質問、考えるのがとても楽しい&難しくて……!
私が日々紅茶と向き合う中で感じている魅力について、お話ししてみようと思います。


1. 日常を忘れる優雅さ


ご質問いただいた通り、世界にはたくさんのお茶がありますが、日本茶や中国茶にはない紅茶ならではの魅力といえばやはりその「優雅さ」ではないでしょうか?

たとえばここ数年大ブームのアフタヌーンティー。

あれは茶器やインテリアに絵画など、あらゆる美を空間に取り入れた、いわばヨーロッパの総合芸術のようなもの。

私自身も職人の技がつまったティーカップなんかを前にすると

「なんて美しいんだろう……」

といまだにうっとりしてしまいます。


例えばこちらのカップ↓

私が大好きなウェッジウッドの「ジャスパー」というシリーズです。

美しいブルーのカップに描かれているのは
ギリシャ神話の女神たち
🇬🇧ウェッジウッドのミュージアムでは
制作風景や歴史も見られる
ジャスパーの小物入れたちも可愛すぎる

紅茶の世界の魅力として、こういう「目に見える美しさ」はやっぱり外せません。

そしてそれ以上に、「時間の過ごし方」そのものも優雅で贅沢なんですよね。


        🍊  ☕️  🌿


思えば、昔イタリアのバールに行ったときのこと。

地元の人たちが仕事前にエスプレッソを立ったままサッと飲み干して、すぐ去る姿を見てびっくりしたことがあります。

カフェインで目をシャキッとさせる、効率的なスタイルですよね。

でも、紅茶文化はちょっと違います。

お気に入りの綺麗なカップを用意して、砂時計の砂が落ちるのを3分間じっと待つ。

タイパが叫ばれるこの時代にわざわざ時間をかけて待つなんて、すごく豊かな行為だなぁ〜って思うんです。

うちのお店でも一番多くいただく感想は、

「日常を離れて、ゆっくりできました」

この胸がキュンとするような美しい世界観や、日常を忘れてどっぷり浸れる優雅な空気感。

これこそが、紅茶が与えてくれる大きな魅力のひとつだと思っています。

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……が、しかし!


実は紅茶って、そんな「お行儀よくかしこまった」だけの存在ともちがうんです。

2. 実はなんでもアリ!?
世界の「自由」な飲み方


1だけを聞くと、「お堅い世界だな」「自分にはやっぱり敷居が高いかも」と思われるかもしれません。

ですが、実は紅茶ってめちゃめちゃ自由で懐が深い飲み物でもあるんです。

ほら、お茶って大航海時代から世界中を旅してきたグローバルな存在じゃないですか?
(世界史でいう「世界商品」ってやつですね)

だからこそ、いろいろな国の土地や文化に合わせて、全く違うスタイルで楽しまれている側面もあるんです。

たとえば…

・寒いロシアでは体を温めるために
紅茶にジャムやウオッカに入れて飲む
「ロシアンティー」があったり

・暑いモロッコでは逆に
フレッシュなミントをたっぷり入れて
清涼感を増した「ミントティー」があったり

・はたまた乾燥するモンゴルでは
ミルクティーに塩(!)を入れた
「スーテーツァイ」があったり

弊店のロシアンティー
ブルーベリージャムを紅茶に淹れるor
舐めてから紅茶をぐびっと飲む

土地によってこんなに多彩で自由な飲み方があるって、めちゃめちゃ面白くないですか…!?(興奮)

よくお客さまからも

「なんとなく淹れている」
「正しい淹れ方がわからない」

というご相談をいただくのですが、世界を見渡してみると決まった正解なんてないのかもしれません。

先日の札幌紅茶旅でもいろんな企業が紅茶に参入しているのを実感しましたが、それも紅茶がもつ「アレンジの幅広さ」や「自由さ」があるからこそだと思います。


紅茶はただの「伝統的でお堅い飲み物」ではなく、「どんなアレンジも受け止めてくれる自由な飲み物」。


そう思うと、ちょっと身近に感じませんか?

この伝統を大切にしつつ、どんなスタイルも受け入れてくれる懐の深さが、私の思う紅茶のいちばん面白いところです。


あなただけの一杯を。


ということで優雅さはありつつ、「敷居が高そう」と難しく考える必要はま〜〜ったくありません!

お気に入りのカップを使って伝統的な淹れ方をしてみてもいいし、好きなフルーツやスパイスをぽんと入れて自由に遊んでみてもいい

この夏おいしい富良野🍉が手に入ったので
作ってみた「アイススイカティー」


あなたらしいスタイルで、自由に楽しんでみてください。

       🍊  ☕️  🌿


このnoteでは今後も、いろんな紅茶の魅力を伝えていけたらいいなと思っています。

紅茶のことでもそれ以外でも、何か聞いてみたい!ということがある方はぜひ質問箱に送ってくださいね。
(丁寧にお答えしたいので、回答まで少々お時間いただきます🙇)



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このnoteを書いた人▼

ゆり
北海道で30年つづく紅茶専門店「ダージリン」二代目
日本紅茶協会認定ティーインストラクター
愛猫🐈🐈‍⬛と本と映画、旅が栄養源。
いま飲んでみたいお茶はモンゴル🇲🇳のスーテーツァイ。

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