海外で食べる日本食は、全部ノーベル平和賞を受賞していい


バンコクのショッピングモールに入ってたすき家。
普通に「僕らこの辺の発祥ですけど?」みたいな顔をして、タイに溶け込んでます。
長期間旅してると、日本食に飢えすぎてすき家も
ミシュラン二つ星ぐらいに見えます。ガチで。


「チーズ牛丼」、タイ語だと「ข้าวหน้าเนื้อชีส」ですからね。
もし僕が店員で、お客さんにいきなり
「ข้าวหน้าเนื้อชีสひとつください」って言われたら、分からなすぎてパニックになって、ひとまずその辺の川に飛び込みます。
他のメニューも基本的に、日本と同じものを提供してる感じです。
…ん?


プーパッポン牛丼!!!!!??
半濁音使いすぎてる!!
あと「ピ」と「ペ」使ったら半濁音制覇なんですけど!!
調べてみたところ、蟹と卵をカレー粉で炒めたタイ料理「プーパッポンカリー」を牛丼にかけるという、奇跡のメニューでした。
知らないですけど、たぶん美味いです。

高校の先輩で、商社で働いている「のぶきさん」がバングラデシュに赴任していて、たまたまバンコクに出張で来ているというので、会うことになりました。
お互い長期間海外にいるので、
けっこうガチで日本食に飢えてるんですね。
合流して2秒で、これを食べました。

っきゃああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!
ラーメン!!ほらみてみて!!日本のラーメンだよー!!
海外の、ショボいラーメンじゃないよ!!
一目で分かるそのクオリティ!!
ここで、カオサンロードにある、
10バーツ(30円)ラーメンの写真と比較してみよう!!

ほら見て!!!!
全然違う!!
悪いけど、全然レベル違う!!!!
サッカー未経験者のリフティングと、
ベッカムのフリーキックぐらい違う!!
貧乏バックパッカーにとって、本格的な日本食を食べられる機会というのはダイヤモンドより希少です。
聞くとバングラデシュには、ほぼ日本食がないそうなんですね。
なのでのぶきさんも、「バンコクにいる間は、永久に日本食を食べたい」と宣誓をしてきました。

っきゃああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!
うなぎパイセン!!どこ行ってたんですか!!
ずいぶん探しましたよ!!
たぶんバックパッカーで鰻の蒲焼食べたの、
僕が人類初です。
美味すぎて震えながら二人でうなぎを食べて、
次の日も「最終日にふさわしいグランドフィナーレな日本食を食べる」ということだけ決めて、その日は解散しました。


次の日、暫く街を散策し、お腹もすいてきました。
さぁ、日本食の時間です。
ただ、「ラーメンと鰻の蒲焼」を超える感動を得るのは難しいのではないか、という懸念があったんですね。
のぶきさんも日本食不毛の土地であるバングラデシュに戻るし、僕も今後ちゃんとした日本食を食べられるのはいつになるか分かりません。
海外で食べたい最高峰の日本食とは?という問いに対して答えを見つけられていなかった僕らの前に、アレが現れました。


うわああああああああぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!
わああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!
日本食の頂点(人による)、焼き肉。
海外の地で本格焼き肉を食べられるという、限りなく大きな恩。
ありがたいという言葉ですら生ぬるいです。
達観した僕たちは、ハンターハンターで言うとこの境地にいました。

気を整え
↓
拝み
↓
祈り
↓
構えて
↓
カルビとハラミとタンとロースとミノとレバーを
むっちゃ食べる
「感謝の焼き肉食べ」を終えて、めちゃくちゃお肉に感謝できたところでのぶきさんとはお別れです。
もう旅をやめてずっと日本食を食べられる国に帰ろうか、かなり悩むレベルで良い時間でした。

タイを離れ、次の国に行く日がやってきました。
次の国、インドです。
まじ行きたくない。
バンコクから、インドの「世界一汚い町」として
名を上げているコルカタという街に向かいます。
宿のおばさんが、空港までのピックアップバスを呼んでくれると言うんですね。
バンコクには「スワンナプーム空港」と、「ドンムアン空港」の二つがあり、今回僕が行くのは「ドンムアン空港」です。
有名で大きい方は「スワンナプーム空港」なので、間違わないように注意が必要です。


宿のおばさんに、間違えないように何回も確認しました。
僕
「じゃあ、ドンムアン空港までのバスをお願いします!!
スワンナプーム空港じゃないので、注意してね!!」
オバ「スワンナプーム空港じゃなくて、ドンムアン空港ね!!
オッケー!!任せといて!!」
僕
「もし間違えてスワンナプーム空港に行ったら大変なので!!まじでお願いしますね!!」
オバ「ドンムアン空港ってしっかりドライバーに伝えておくので、大丈夫よ!!私に任せておきなさい!!」
ここまでしっかり言えば、タイとはいえ間違えることはないでしょ。
ピックアップのバンが、宿まで迎えに来ました。
バンコクを離れる寂しさに浸りながら、走ること30分。

ドライバー
「ヘイ、着いたぜ。スワンナプーム空港だ。」
わぁーこれがスワンナプーム空港!!!!
バンコクの窓口だけあって、大きくて、綺麗な空港☆
っておらああぁぁあぁぁ!!!!!
ドライバー
「なんだ、ドンムアン空港に行きたかったのか?
宿のやつからは、スワンナプーム空港って聞いてたんだが」
一旦宿に戻っておばさんにクロス式膝十字固めをキメようか真剣に悩みましたが、ワイルド・スピード級の勢いでドンムアン空港に向かってもらい、事なきを得ました。
タイ、また来ます!!
まじインド行きたくない!!!!!
