グリフォンズ・ガーデン(読書記録8)
何度も思考回路が解体されて纏まらなくなってしまいそうな感覚に陥った。
素子板が取り外されるシーンで悲しくて仕方なくなった。
哲学が好きな人が読むのにも楽しいと思う。
あと理系落ち元文学少女私大興奮。
貫く為に諦めることに対する喪失感の表現が早瀬耕作品だなと。とても好き。
主人公はかなり優秀なのに自身の研究の中で懐疑と孤独と絶望で気が狂いそうになるんだけど、そこからの不自然でない立ち直り方とそれに向き合わなかったことに対する後悔みたいなものが読んでいてかなり辛い。
最近お会いした私が最も尊敬する先生のうちの1人が「まぁどんなに人間に価値なんかを考えたって僕たちが生まれた意味なんて正直何も無いからね。楽しく生きればいいんだよ。」と言ってくれたのを思い出した。
