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Une Semaine à Zazie Films 週刊ザジ通信【1月29日㈬~2月4日㈫】

『ハイパーボリア人』の公開が、いよいよ3日後の2月8日㈯に迫りました。先ずは“『オオカミの家』の聖地”とも言うべき渋谷 シアター・イメージフォーラム、川崎 チネチッタ、立川 シネマシティの3劇場に加えて、福岡 KBCシネマの4館で上映がスタートします。既に各劇場のサイトでは、初日のオンラインチケット販売が始まっています(KBCシネマのみ、日が変わってからのようです)。早くも席が埋まり始めている回もありますので、良いお席の確保はどうぞお早めにお済ませ下さい(煽ります!)。公開劇場は来週以降ジワジワと増えていきますので、お近くの劇場で上映の際にはぜひ足をお運び下さい。

今日、2月5日は2024年のベストテンが掲載されたキネマ旬報の増刊号(以前でいう“決算号“)が発売になったので、出社前に早速駅前の本屋で買ってきました。さて、うちの配給した映画は何位かな?とページをめくると…、『夜の外側 イタリアを震撼させた55日間』が8位にランクインを果たしていました!(3月14日に発売になるブルーレイの広告をTCエンタテインメントさんが打っているのですから、事前に配給元のうちが知らないワケはないですよね。笑)。

実は自社の配給作品がベストテンに入るのは、ザジフィルムズ史上初。2002年にアニエス・ヴァルダ監督『落穂拾い』が13位、2008年にテンギズ・アブラゼ監督『懺悔』が12位、2013年にモーリス・ピアラ監督の特集上映をした際に正式に日本初公開となった『ヴァン・ゴッホ』が13位、2021年にアレハンドロ・ランデス監督『MONOS 猿と呼ばれし者たち』が15位に入ったのが目立ったところで、ベストテンには縁が無かったのでした。

ちなみにマルコ・ベロッキオ監督作品がキネ旬ベストテン入りするのも実は初めてで、これまでは主なところで『夜よ、こんにちは』が2006年の26位、『愛の勝利を ムッソリーニを愛した女』が2011年の14位、『甘き人生』が2017年の27位という感じなのでした。

映画ファンになった中学生の頃から楽しみにしていたキネマ旬報ベストテン。毎年発売日の2月5日には、学校に登校する前に開店前の地元の本屋に寄って梱包を解いてもらい、貯めていたお小遣いで決算号を買ったものです。初めて買ったのは、長谷川和彦監督の『青春の殺人者』が邦画の1位、洋画は『タクシー・ドライバー』が1位を獲り、主演男女優賞を獲った水谷豊、原田美枝子が表紙の1976年版。それ以来、欠かさず買い続けて48年。自分の会社の配給作品がベストテンに入って決算号に載るまで、48年かかりました。長かった(笑)。

1977年2月5日に本牧一丁目の“ともえ書店”(2014年閉業)で買った決算号(現物。状態良好)

昔は、正月明けの1月2週目辺りに新聞各紙に邦洋ベストテンと個人賞が発表され、翌月2月5日に決算号が出る、というスケジュールだったのですが、最近は決算号発売まで一切発表しないスタイルとなっているので、『夜の外側~』以外の情報は、今日初めて知りました。『本日公休』が17位、『お坊さまと鉄砲』が22位にランクイン(『ミセス・クルナスvs.ジョージ・W・ブッシュ』もお一人の方が票を入れて下さっています)。どなたも読んでないとは思いますが、選者の皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。

一方で、「ベストテンなんて、こだわる必要ないのでは?」という考え方ももちろんありますよね。確かに、10位1点、9位2点…1位10点でポイント集計する形式のベストテンは、たとえば極端な話、選者全員が次点の11位にした作品は、リストの何位にも入らない、ということになってしまいます。観た人の心に残れば、その人個人のベストテンに入ればそれで良いじゃないか、集計に何の意味があるのだ、という。しかしながら、キネマ旬報ベストテンは一般的にも資料性が高いので、30年後、50年後に資料を紐解いた際に「ザジフィルムズ、という名の配給会社があった」、「夜の外側という名の映画があった」、「マルコ・ベロッキオという名の監督がいた」と名を残せる、映画史に名を刻める、ということになるので(「おいおい、ザジフィルムズとベロッキオを同等に語るなよ」という突っ込みが聞こえました。笑)ちょっとこだわってしまう私なのでした。

4年前の事務所引っ越しで雑誌をだいぶ処分しましたが、キネ旬決算号だけは捨てられないです。

そんな大げさな話ではなくて、元々私が“ランキング好き”、“チャートマニア”なDNAを持っているから、という話もあります。キネ旬決算号を楽しみにしていたと同時に、中坊、高校生の頃から歌謡曲オタクだった私は、オリコンの週間ランキングをチェックして歌手別レコード売上を折れ線グラフに記入していたりしたので、その延長戦上のキネ旬ベストテンなのかもしれません。って、全然ジャンルが違いますけども(笑)。ともえ書店でキネ旬を買い、バス通り向こうのコロナ楽器でオリコンウィークリーを買っていたあの頃…。いつ閉業したのかな?と“コロナ楽器”と検索しても、昔のこと過ぎて“新型コロナ”関連しか拾ってくれません…(泣)。

最後に。12月13日㈮から8週間に渡って『お坊さまと鉄砲』を上映して下さっていた新宿武蔵野館での興行が明日2月6日で終了、東京地区での上映は、これでひとまず終了となります。明日の上映は10:15から!ぜひお越し下さい。全国順次公開中です。上映劇場はこちらからチェックして下さい!

texte de daisuke SHIMURA




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