鏡に映るのは「老いた顔」!?ベラスケス『鏡のヴィーナス』。宗教裁判をかいくぐり、肉切り包丁で切り裂かれた「呪われた美女」の正体なのだ!
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今日紹介するのは、ロンドン・ナショナル・ギャラリーの至宝であり、かつてひとりの女性によって「破壊」されかけた衝撃の歴史を持つ1枚……ディエゴ・ベラスケスの『鏡のヴィーナス』なのだ!

1. 「裸=死刑」!? 命がけで描かれた背中なのだ
この絵が描かれた17世紀のスペインは、カトリックの宗教裁判がめちゃくちゃ厳しかったのだ!
禁じられた裸婦像: 当時、スペインで裸の女性を描くことは法律で厳しく禁止されていたのだ。見つかれば破門、あるいはもっと恐ろしい罰が待っていた……。
国王の特権: でも、ベラスケスは国王フェリペ4世の愛弟子。この絵は王に近い有力者のために、こっそりと隠れて描かれたと言われているのだ。誰もが見られる場所ではなく、プライベートな空間だけで楽しむ「禁断の果実」だったのだね!
2. 鏡の中の「顔」が不気味な理由
この絵の最大のミステリーは、キューピッドが掲げる鏡の中に映った、ヴィーナスの「顔」なのだ。

なぜかボヤけている: 彼女の美しい背中や曲線に比べて、鏡の中の顔は驚くほどボヤけていて、しかも実物より「老けて」見えるという説があるのだ。
視線のトリック: 角度的に考えると、彼女が鏡で見ているのは自分の顔ではなく、「この絵を覗き込んでいる僕たち」なのだ!「見てるわよ」と言わんばかりの視線。ベラスケスは、見る者を絵の中の共犯者に仕立て上げる天才だったのだね!
3. 【閲覧注意】肉切り包丁で切り裂かれた事件
この絵は1914年、とんでもない災難に見舞われるのだ。
「切り裂きメアリ」の襲撃: ロンドンの美術館に展示されていたこの絵を、メアリ・リチャードソンという女性が肉切り包丁(クリーバー)で7回も切りつけたのだ!

抗議の理由: 彼女は女性参政権を求める活動家(サフラジェット)だったのだ。「政府が実在の女性(活動家)を弾圧しながら、一方でこの『美しい女性の絵』を男たちがニヤニヤ眺めているのが許せなかった」という、あまりに強烈な理由だったのだね。現在は完璧に修復されているけれど、今でも光の加減ではその傷跡が見えると言われているのだ。
めたんの考察: 「ベラスケスの『鏡のヴィーナス』は、単なる官能的な絵じゃないわ。 鏡というデバイスを使って、『見る者と見られる者の関係』を逆転させている。 メアリがこの絵を切り裂いたのも、この絵があまりに『男たちの視線』を象徴していたからでしょうね。美しさが時として、社会的な怒りの標的になる……芸術が持つパワーの恐ろしさを物語る事件だわ。」
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編集後記(めたん)
『鏡のヴィーナス』。 この絵の中の彼女は、自分を切り裂いた包丁のことも、今の私たちの視線も、すべて鏡の中から静かに見透かしているような気がするわ。 「真実」は鏡の中にあるのか、それとも私たちの心の中にあるのかしら?
次回の更新も楽しみにしていてちょうだい。
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