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徒然BLUEなるままに──余白メモ vol.47《《《 日本の正月|お節料理 》》》

徒然BLUEなるままに──余白メモ vol.46《《《 日本の正月|序章 》》》はコチラ👈

──新年への願いを、お重に詰める

お正月になると、
食卓にお節料理が並ぶ。

子どもの頃は、
それが当たり前の風景だった。

黒豆があって、
数の子があって、
海老があって。

栗きんとんもあれば、
紅白なますもある。

「お正月だから食べるもの」

僕にとっては、
それくらいの感覚だった。

でも、改めて調べてみると、
どうやらお節料理は、
ただの「ごちそう」ではなかったらしい。

一つひとつの料理に、
それぞれ願いが込められている。

🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍

たとえば、黒豆

黒豆の「まめ」には、
元気で、まめに働けるように。

健康で暮らせますように。

そんな願いが込められている。

数の子は、
ニシンの卵。

卵がたくさんあることから、
子孫繁栄の願い。

海老は、
その姿から。

背中が丸くなるまで、
長生きできますように。

そして、昆布

昆布は「よろこぶ」に通じることから、
喜びや幸運を願う縁起物。(wordplay)

こうして並べてみると、
なんだか面白い。

料理なのに、
まるで言葉が隠れている。

食べるものの形や名前から、
願いを読み取っていく。

一種の、
言葉遊びでもある。

🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍

そう考えると、
お節料理というのは、

「新年への願いを、お重に詰めたもの🍱」

なのかもしれない。

健康でありますように。
家族が栄えますように。
長生きできますように。
喜びの多い一年になりますように。

それぞれの願いを、
少しずつ料理に託して。

そして、
みんなでそれを食べる。

願いを、
口にする。

なんだか、
日本らしいなと思う。

🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍

でも、
お節料理にはもう一つ、
別の意味もあった。

昔は、お正月の数日間、
できるだけ料理をしなくてもいいように、
あらかじめ料理を作っておいた。

冷蔵庫も、
コンビニもない時代。

お正月くらいは、
火を使う仕事や家事から離れて、
家族でゆっくり過ごす。

親戚を訪ねたり、
初詣に出かけたり。

そう考えると、
お節料理は、

「縁起のいい料理」

というだけではない。

お正月をゆっくり過ごすための、
暮らしの知恵でもあった。

ここが、ちょっと面白い。

願いと、実用。

伝統と、生活。

一つのお重の中に、
その二つが一緒に入っている。

🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍

子どもの頃の僕は、
そんなことを何も考えずに食べていた。

黒豆を食べて、
「健康になりますように」

なんて、
考えたこともなかった🤣

数の子を食べながら、
「子孫繁栄……」

なんて、
もちろん考えない🤣

ただ、
お正月だから食べていた。

でも今になって、
その一つひとつに物語があることを知る。

すると、
昔から見ていたお節料理が、
少し違って見えてくる。

同じ料理なのに、
意味を知るだけで、
景色が変わる。

🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍🎍

文化って、
そういうものなのかもしれない☺️

意味を知らなくても、
受け継ぐことはできる。

でも、
意味を知ったあとで振り返ると、

「なんだ、
 ずっと僕のそばにあったんじゃないか」

と思う。

子どもの頃から食べていた、
あのお節料理。

あれは、
料理だけではなかった。

昔の人が、
新しい一年に託した願い。

そして、
家族でゆっくり過ごすための知恵。

それが、
小さなお重の中に、
ぎゅっと詰まっていた。

そう思うと、
お正月の食卓が、
少しだけ愛おしくなる。

日本人の僕自身も、
日本文化を再発見している。

知っているつもりだったものを、
もう一度知り直す。

それは、
思っていたより楽しい。

さて。

次は、
もう一つのお正月の食卓へ。

「お雑煮」

同じ日本なのに、
どうしてこんなに違うんだろう。

その話は、
また次回。

《A Drop Remains.💧

徒然BLUEなるままに──余白メモ vol.48《《《 日本の正月|お雑煮 》》》はコチラ👈

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