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格ゲーで胸揺れを描いていた僕が、TikTokのゴルフ動画を見て考えたこと

ゴルフ動画を見ていて、スイングではなくスカートの動きが気になったので調べてみると、そこには意外とシンプルな物理法則が隠れていました。
そして、その疑問は昔ゲームを作っていた頃の記憶にもつながっていました。

クーロンです。

先日、何気なくTikTokを眺めていたら、女子ゴルファーがドライバーショットを打つ動画が流れてきました。

豪快なスイングでボールを飛ばし、最後まで綺麗に振り抜く姿は見ていて気持ちが良いものですが、僕が気になったのはスイングそのものではありませんでした。

スイングに合わせてふわっと広がるスカートの動きです。

普通なら「そういうものだよね」で終わる話かもしれません。

ちなみに、僕は昔ゲーム会社で格闘ゲームのドット絵を打っていました。
当時は今のように物理演算が自動で揺らしてくれる時代ではありませんでした。

キャラクターが走る。
ジャンプする。
攻撃する。

そのたびに髪の毛や服がどう動くのかを考えながら、一枚一枚ドットを打っていました。もちろん胸の揺れも例外ではありません。

今だと笑われそうですが、当時は胸がどのタイミングで遅れて動くのか、どのくらい揺れるのかを真面目に考えながら描いていたのです。

なので、僕は今でも無意識に「動きの仕組み」を見てしまうんですよね。

映画を見ても髪の毛の揺れ方が気になりますし、アニメを見ても服のなびき方が気になりまし、ゴルフ動画を見るとスカートの動きを見てしまいます。

完全に職業病です。
そして今回も、その職業病が発動しました。

「なんであんな風に広がるんだろう?」

考えてみると、僕は理由を説明できません。
気になったので調べてみると、理由は意外とシンプルでした。

スカートのウエスト部分は体に固定されていますが、裾は自由に動けます。

ゴルフのスイングでは腰が高速で回転した後に停止しますが、裾は慣性によって動き続けようとするため、外側へ広がります。

つまり、あの動きは「慣性」と「回転運動」が作り出していたんですね!

考えてみると、同じ現象を別の場所で何度も見ているんですよね。

フィギュアスケートのスピン。
社交ダンスのターン。
野球のバッティング。

一見するとまったく違う動きに見えますが、実は同じ物理法則で説明できました。世界は思った以上にシンプルです。

僕は、ゲーム作りで一番大切なのは「観察」だと思っています。

プログラムの知識でもありませんし、AIの使い方でもありません。
最新のゲームエンジンでもありません。

まずは観察です!

なぜ髪の毛は遅れて揺れるのか。
なぜマントは後ろへ流れるのか。
なぜ人は走ると肩が上下するのか。

こういうことを見ている人は強いです。

逆に言うと、見ていない人は想像だけで作ることになります。

想像だけで作った表現は、どこか言葉にできない違和感があります。

だから僕は今でも気になりますし、周りの人が見過ごしているような小さな違和感が気になります。

そして、その違和感こそが面白いネタになります。

今回の記事もそうでした。
TikTokを見て終わっていたら何も起きません。

でも「なんでだろう?」と立ち止まったことで、物理の話になり、ゲーム作りの話になり、こうして記事のネタにもなりました。

僕はクリエイターに必要なのは想像力だけではないと思っています。

あえて言いますが、「クリエイターに必要なのは想像力だけではない。違和感を見逃さない観察力だ!」

最近はそう思う場面が増えました。

世界はネタで溢れていますが、多くの人はそれに気付かないまま通り過ぎているだけなのかもしれません。

そう考えると、毎日見ている景色も少し違って見えてきます。

ところで、今回調べていて別の疑問も生まれました。

昔、格闘ゲームのドットを打っていた頃、胸揺れや服の揺れは感覚で描いていました。
「気持ち良く見える揺れ」と「リアルな揺れ」は同じなのでしょうか。

現実の動きをそのまま再現したら、必ずしも面白くなるとは限りません。

ゲームにはゲームの嘘があります。
その嘘はどこまで許されるのでしょうか。

「リアル」と「リアリティ」については、こちらの記事で書いていますので、興味のある方はご覧ください。

それでは、また!


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