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私のミックス技術を支える2冊の本|独学で越えられなかった壁を壊してくれたバイブル

※この記事はアフィリエイトリンクを含みます。

自分で作った曲を聴いて、「演奏やアレンジは悪くないはずなのに、音が何だかパッとしない」と悩んだことはないでしょうか。

私にはありました。学生時代、独学でバンドのミキシングをしていた頃です。

市販の音源と自分たちの曲は明らかに何かが違う。でも、何を変えればいいのかが本当に分からない…

「ボーカルがもこもこしているならEQをこうする」「抜けないならこの処理を試す」といった断片的な情報は少しずつ集めていました。でも、根本的な物足りなさの圧倒的な壁は越えられない感じがありました。

音が小さい。とにかくしょぼい。なんかモヤモヤしている気がする。

この記事で紹介する2冊は、そんな「何となくパッとしない」を、音量、各パートのバランス、処理の順番や空間系エフェクトの掛け方という具体的な作業へ置き換える助けになった本です。


「音圧が足りない」を、作業に分解してくれた本

最初に買ったのは、『音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!』です。

楽天ブックスの仕様で表示されない画像の代わり。実際に私が持っている本の写真。

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音圧アップのためのDTMミキシング入門講座! [ 石田ごうき ]

音がパッとしない問題を解決するため、本屋巡りをしていた時に見つけた記憶があります。

この本からは、ミックスをするうえでの基本的な考え方を、体系的に学びました。断片的なテクニックを足していく前に、なぜ音圧が足りなく感じるのか、どんな順番で音を整えていくのかを考えるための土台になりました。

目次も、ミキシング前に知っておきたい音量の考え方から始まり、フェーダー操作、EQ、コンプレッサー、ボーカル処理、グルーヴの調整へと進みます。特にEQは帯域ごとに、コンプレッサーは設定や使い方ごとに掘り下げられていて、個別の処理を「何となく」ではなく考える助けになりました。
お恥ずかしながら、低音から高音まで満遍なく音が出ていることが音圧アップにつながると言うことさえも知らなかったので、基礎の基礎として大変勉強になりました。

「では、次に何をする?」を教えてくれた本

その後に買ったのが、『DTMミキシングの基礎技術を解説付きで実演しちゃいました』です。

こちらは画像付きリンクを貼れましたが、実際に私が持っている本の写真。

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こちらは、1曲のミキシング作業をかなり具体的に進めていく作りでした。何が悪いかはわかったけど、じゃあ具体的にはどうしたらいいの?と手が止まる人にこそ、開いてほしい本です。

目次を見るだけでも、その実演の範囲が分かります。ドラム、ボーカルとハモリ、ギターやベースなどのバンド楽器から始まり、空間系エフェクト、シンセ、ストリングスやコーラス、SEまで扱います。その後に全体の関係調整とオートメーション、最後にマスターエフェクトへ進む構成です。

1パートだけを直すための本ではなく、曲を最後まで仕上げる一連の作業を追えるところが、当時の私には必要でした。今の自分の曲で迷っているなら、まず本に示される手順とパラメータに寄せてみる。それだけでも、耳だけを頼りに闇雲に触っていた時とは、判断の基準が変わると思います。

基本的には今でも、この本の進め方を土台にしてミキシングをしています。

もちろん、すべてをそのままなぞるだけではありません。最終的な音圧感など細かいところはリファレンス曲や好みに合わせて変えてはいます。

ただ、そうした好みの調整をする前に、参考となる絶対的な基準が持てることは、かなり心強いです。

実際に、この本を土台にしてミックスした曲

言葉だけではこの本の価値を判断しにくいと思うので、私がミックスを担当した作品も置いておきます。

LIBERTY|スウィープ@クリームズ#

この曲を含め、私がミックスしているバンド曲は基本的に、「『DTMミキシングの基礎技術を解説付きで実演しちゃいました』の手順に沿って、楽曲データを並べていった」と言っても過言ではないくらい、その進め方を土台にしています。

そのため、この曲くらいのクオリティをひとつの目安としてよいなら、本の手順に沿って作業することで、すぐにでも近づけるはずです。
少なくとも、「音がパッとしないけれど、何から触ればいいか分からない」状態からは抜け出しやすくなると思います。

…著者の石田ごうきさんの名誉のためにも補足したいのですが、私自身はコンプレッサーでグルーヴ感を作る感覚を、正直つかめている自信がありません。もしこの曲を聴いて物足りなさを感じたとしても、それは本の限界ではなく、私の理解と実践がまだ途中だからです。
あくまで、少なくともこのくらいのクオリティには!と言う下側のラインの例示として捉えていただけたら幸いです。

今の悩みを変えたいなら、まずは実演本から

自作曲の「音」が何だか物足りない。

ミキシングをどう進めたらいいのか分からない。

そう感じている方は、まず『DTMミキシングの基礎技術を解説付きで実演しちゃいました』に示されるパラメータや手順に、一度そのまま合わせてみて欲しいです。

いきなり自分の理想の音に届くと約束はできません。でも、「何をしたらいいか分からない」状態から、「次はここを見て、この順番で整えよう」という状態へは進みやすくなるはずです。少なくとも私にとっては、それが大きな変化でした。

私は先に『音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!』を読んでいるので、その知識をなかったことにはできません。そのため、必ずこちらだけで十分とは言い切れません。

それでも、ミキシングに行き詰まりを感じていて、まずはすぐ変化を感じたい人が1冊だけ選ぶなら、具体的な手順を追える『DTMミキシングの基礎技術を解説付きで実演しちゃいました』の方が、効果を実感しやすい気がします。

一方で、「まずは考え方を自分のものにしたい」「手順だけでなく、ミックスの全体像を理解して進めたい」という方なら、『音圧アップのためのDTMミキシング入門講座!』から入るのも良いと思います。

迷ったら、本屋さんで少しだけ見てみてほしい

アフィリエイトリンクを載せておいて言うのもなんですが、迷っているなら実際に本屋さんへ行って、中身を見てみるのが一番だと思います。

そのひと手間で、自分の曲のクオリティを上げるためのバイブルが見つかるなら安いものかと。
この本を見に行って、その隣に置いてある本があなたに刺さると言うことももちろんあると思いますし、それならそれで良いと思います。

音がパッとしない悩みは、センスがないからとは限りません。今の自分に、音を判断する基準と作業の順番がまだないだけかもしれません。

独学でずっと分からなかった私に、「まずはこの順番でやってみよう」と思える道筋をくれたのが、この2冊でした。

あと、お金かけるとやらなきゃ!という気になるのも購入をおすすめする一つのポイントです。

以前、恐れ多くも作曲講師として参加させていただいたclusterDTM祭で、他の講師の方がおっしゃっていた「自分の好きな曲を自分で作れるのって、マジ最高」と言うのは本当にその通りだと感じています。
2,000円でこの最高!な楽しさを感じられるなら安い!と個人的には思いますので、ちょっとでも興味があれば、一歩を踏み出してみるのはいかがでしょうか。

楽天市場での購入はこちら
音圧アップのためのDTMミキシング入門講座! [ 石田ごうき ]

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