「介護は構造でラクになる」を届けたい。モノづくり30年の私が見つけた新しい形。
60代後半で、要介護4だった90代の母を在宅で介護し、2026年6月、自宅で穏やかに看取りました。
コロナ禍が明けた頃から始まった、ほぼ24時間寄り添う介護の日々。
介護はある日突然、生活のど真ん中に入ってきました。
このプロフィールのイラストには、これまで私が家族として迎え、見送ってきた愛犬たちも一緒に描いています。どの子も大切な家族であり、私の人生を支えてくれた存在です。
このnoteでは、老老介護の日々の中で感じたこと、つまずいたこと、そして少しでも暮らしを回しやすくするために工夫してきたことを、自分の言葉で綴っています。
私の原点は「モノづくり」
子どもの頃、「王様のアイデア」に並ぶ不思議な商品を見るのが大好きでした。
「こんなものがあるんだ」
「こんなふうに考える人がいるんだ」
そんなわくわくする気持ちが、今の私の原点になっています。
その後30年以上、プロダクトデザイナー・商品プランナーとして、百貨店や量販店向けの商品開発、ブランディング、マーケティング、コンサルティングなどに携わってきました。
形のないものを整理し、分かりやすくし、必要な人へ届ける。
それが私の仕事でした。
Macintoshとの出会い
私にとって大きな転機になったのは、1993年にMacintoshと出会ったことでした。
当時はとても高価で、簡単に買えるものではありませんでした。
それでも理由ではなく直感で、
「これは、これから先の人生で私らしく生きていくために必要だ」
そう思い、迷わず購入しました。
今のように情報があふれている時代ではなかったため、使い方はほとんど独学でした。
でも、その中で「頭の中にあるものを形にする面白さ」を知りました。
私にとってデジタルツールは、今でも「思考を形にするための最強の文房具」です。
介護が教えてくれたこと
そんな私が、この年齢になって、母の在宅介護を通して、もう一度「構造」や「伝え方」と向き合うことになるとは思っていませんでした。
母の状態が大きく変わり、在宅でべったり介護が始まった頃は、正直「詰んだ」と思った日もありました。
何から始めればいいのか分からない。
どこまで自分にできるのかも分からない。
仕事も暮らしも、それまでのようには回らない。
そんな現実の前で立ち尽くしたこともあります。
それでも毎日を重ねる中で、ひとつ気づいたことがありました。
介護は、気合いや根性だけでは続かない。
でも、少しずつ状況を整理し、使える制度や道具、人の力を借りながら構造的に考えることで、ラクになる部分が確かにある。
私はそれを、「介護は構造でラクになる」という言葉で表すようになりました。
もちろん介護に正解はありません。
100人いれば100通りの介護があります。
私のやり方が誰かの正解になるとは思っていません。
それでも、私が実際につまずき、悩み、試し、助けられながら積み重ねてきた経験の中には、誰かの役に立つものがきっとある。
そう思って、このnoteを書き続けています。
このnoteで書いていること
ここで書きたいのは、きれいごとだけの介護日記ではありません。
しんどい日もありました。
腹が立つ日もありました。
泣きたくなる日もありました。
制度の壁、お金の不安、終わりの見えない介護。
そんな現実も、そのまま書いています。
その一方で、
「こうしたら少しラクだった」
「こう伝えたら支援につながった」
「この道具には本当に助けられた」
そんな小さな具体策も、一つひとつ残しています。
介護は突然始まります。
私も、それまでは親の介護が自分ごとになる日なんて、ずっと先の話だと思っていました。
だからこそ、必要な人に必要な情報が届く場所を作りたい。
必要なときに、「少し気持ちが軽くなった」と思える場所を作りたい。
そんな思いで発信を続けています。
有料記事について
有料記事では、かなりニッチで実践的な内容も扱っています。
それは、私自身が本当に困り、試行錯誤を重ね、多くの方に助けていただきながらたどり着いた経験だからです。
「私はこうしたら少しラクになった」
「こう考えたら前に進めた」
そんな具体例を、できるだけ分かりやすく残しています。
必要な方の、小さな手がかりになればうれしく思います。
母を見送った今、思うこと
母を穏やかに送り出した今、私は介護が終わったその先の暮らしについても書き始めました。
介護が終わることは、人生が止まることではありません。
悲しみと向き合いながらも、新しい暮らしが始まり、自分自身の時間も少しずつ戻ってきます。
母との時間が教えてくれたことを大切にしながら、その経験を誰かの役に立つ形へと変えていきたい。
そんな思いで、これからも歩んでいこうと思っています。
はじめて来てくださった方へ
ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
また、介護情報を体系的にまとめたWebサイト 「あかるく介護」 も運営しています。
介護に正解はありません。
だからこそ、このnoteでは、私が実際に経験したことを、そのまま丁寧に残していきます。
この場所が、必要な方にとって少しでも安心できる居場所になれたら、とてもうれしいです。
また、まとまった形で整理して読みたい方のために、介護情報サイト「あかるく介護」も運営しています。
介護は、きれいごとだけでは続きません。
しんどい日もありますし、腹が立つ日もあります。
制度やお金のことに悩む日もあれば、目の前のケアで手いっぱいになる日もあります。
それでも私は、介護は「気合い」だけで抱えるものではなく、少しずつ整理していくことでラクになる部分があると思っています。
もし、はじめてここに来てくださった方がいたら、まずはこちらから読んでいただけたらうれしいです。
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