「休耕」
農道を歩いていると、
休耕した田んぼや畑が
以前より目につくようになりました。
耕されなくなった土地には
雑草が勢いよく伸び、
手入れをする人もいないのか、
季節が進むごとに
緑が深くなっていきます。
本来なら作物が育つはずの場所が、
静かな時間だけを積み重ねて
いるように見えます。
高齢化や後継者不足という言葉は
ニュースでもよく耳にしますが、
実際に散歩の途中で目にすると、
その現実がぐっと身近に感じられます。
一枚の休耕田は、
ただ畑が休んでいるだけではなく、
「この土地を守る人がいなくなってきている」
という時代の姿なのかもしれません。
何気ない散歩道にも、
日本の農業が抱える課題が
静かに広がっていました。
