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297話 ケムル国王の来訪 The Visit of the King of Kemul 【エジプト編】波打際スケッチ Sketches of the Shoreline ~AIと創る青春物語~



王宮にケムル王の一行が到着した。


 



といっても国王 ラガシュカイネルと宰相 ナムルしかいない。

 









イセトは不機嫌そうに廊下に出て行った。





 

 

 


しばらくして、ラガシュカイネルが姿を現した。




 

一通り、挨拶の儀礼をした後で、改めてこう言った。





 

 




「ネフェルイウリア王妃陛下、お逢いしたかった・・・」

 





なんの儀礼も装飾もない、普通の言葉にネフェルイウリアは

あっけにとられた。

 




「あ・・・ありがとうございます・・・・それは、なにゆえに・・・」

 

 





「王妃陛下が自ら援軍交渉に行かれたと聞いております。」

 











「ティルサの海軍が来なければ、」












「我らは負けなかった・・・」












 

「お見事でございます。このラガシュカイネル、完敗でございます。」

 

 

 

「いま、お目にかかって思いましてございますが、


こんな可憐な方に負けたのです・・・」

 

 


「が、ネフェルイウリア陛下にであれば・・・悔しくもございません。」





 



 

「ラガシュカイネルを、陛下の臣下にお加えいただきたい。」

 

 







 

「え・・・いや・・・それは・・・」

 

 






トトメスも驚いたように見ている。

 

 









「ふざけるのではありません!」

 







イセトが目を吊り上げて入ってきた。

 






「そのようなことは許されません!!」

 





 

「思ってもみなさい、そなたがこの国を攻めたのです!」

 






「その被害がいかばかりかを考えてみるがよい!!」

 






宮殿の中が凍り付いたように固まる・・・

 










「そもそもそなたは!!!」

 

 

 

 

「あ・・・母上・・・」

 






怒りの声はどこまでも収まらない・・・










イセトを制しようとしたファラオ トトメスが、




完全に無視されている・・・

 

 






さすがのラガシュカイネルも、シュンとして下を向いている。













このイセトの怒りの演説は延々と続く・・・











ファラオが制止できない以上・・・・・





止められる人は・・・・







誰もいない









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