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偏差値では測れない。中3息子が「福岡一人旅」で見せた、想定外を乗り越える力。

中3の息子が、ひとりで福岡へ行きました。トラブルがありました。でも息子は自分で解決しました。

私が驚いたのは、その解決策の選び方でした。

私は今、中小企業診断士(登録前)としてビジネスの戦略や分析を学んでいますが、その視点で見ても、彼の行動には驚くべき「突破力」が隠されていました。


福岡一人旅でのトラブル①:プランBへの即時修正

中学卒業後の春休み。
長男は昨年と同じく、一人で飛行機に乗り福岡の祖父母宅へ向かいました。目的はこれも同じくソフトバンクの開幕戦。
さらに今回は、ひとりで志賀島(金印がみつかったことで有名)を
レンタル自転車で一周するという自立した計画も立てていました。

しかし、現地で予期せぬトラブルが発生します。
「中学生以下は保護者同伴でないと自転車が借りられない」
マリンワールドという水族館をひとりで満喫して、いざ自転車レンタルしようとして判明したこの事態。
診断士的に言えば、「事業計画がスタート直後に破綻した」状態です。

長男から「どうしよう」と連絡が来たとき、私は小倉城への転換を提案しました。
私が次回いきたいと思って調べていた場所でした。
(別記事にしますが、旅でお城巡りもしています。)
彼は即座に「乗換案内」を駆使してルートを検索。
さらに、「祖父との夕食に間に合わせる」という制約条件をクリアするため、帰路に新幹線を選ぶという「費用対効果(コスト・パフォーマンス)」と「時間管理(タイム・マネジメント)」を自ら判断し、実行したのです。

夜、届いた「街の雰囲気がすごく良かった!」というコメントともに小倉城の写真。
彼は単なる「代案」ではなく、自らの手で「新しい価値」を見出していました。

小倉城

福岡一人旅でのトラブル②:リスクを「楽しむ」マインド

帰路の日、強風による「ダイバート(目的地変更)」の可能性がアナウンスされました。
その日は3月31日。
バンテリンドームでのドラゴンズ本拠地開幕戦に親子でいく予定にしていました。
親の私は「名古屋に帰れるの?」「お金足りるの?」「今夜の野球観戦は?」と、リスクの影響を計算して不安に駆られます。

ところが長男は違いました。
「人生初のダイバート、伊丹とかに行けるかも!」とワクワクしていたのです。

不測の事態を「危機」ではなく「チャンス(珍しい体験)」と捉えるマインド。
これは変化の激しい現代において、「不確実性を楽しむ力(レジリエンス)」という、ビジネスパーソンにとっても最も希少な資質です。
結局、無事にセントレアに着いたとき、彼が放った
「残念、伊丹に行ってみたかった」
という言葉に、私は頼もしさすら感じました。

開幕戦のノベルティ

トラブルからの気づき:日常と非日常の「越境学習」

ここで気づいたことがあります。
電車やバスに不慣れな子も多い中、見知らぬ土地で自ら調べ、判断し、動く。さらに「想定外」を面白がる。

これは、親が教えた知識ではなく、旅という「正解のない現場」で彼が自ら獲得したスキルです。
私立高校の入試日、慣れない公共交通機関に戸惑う友人たちを彼が引率したというエピソードも、旅で培った「リーダーシップ」と「現場対応力」の現れ
だったのだと合点がいきました。


次なるプロジェクト:シンガポール計画

先日、彼は言いました。
「夏休み、僕が全部計画するからシンガポール行かない?」
すでに航空券の比較を始めています。
彼にとって旅は、私から与えられる「娯楽」ではなく、自ら企画・運営する「プロジェクト管理」の対象に進化しているようです。


まとめ

私は子どもを「旅好き」にするために連れ回してきたわけではありません。ましてや受験に有利になれば、などと考えたこともありませんでした。

ですが、旅の積み重ねは、教科書では学べない「生きるためのOS」を彼の中に作り上げていました。
おまけとしてついてきた「社会の成績抜群」という結果も、実はこのOSの上で動くひとつのアプリケーションに過ぎなかったのかもしれません。

これから、わが家がどのように旅をしてきたのか、そして旅が子どもたちのどんな「生き抜く力」を育んだのかを少しずつ紹介していきます。
皆さんの子育てや、自分自身の「人生という旅」のヒントになれば幸いです。


ちなみに、この判断力の原点は、コロナ禍に台所を丸投げしたあの作戦から始まっていたのかもしれません


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あーさー|旅育×中小企業診断士×3児の母 旅育の糧にさせていただきます。ありがとうございます。