読書が苦しかった夏休みに読めた本
7月も後半に差し掛かると、全国の子育て母にとっての試練である夏休みがやって来る。
毎度のことだが、この夏休みという曲者のせいでHPはいつも少なめ。
それまで読んでいた本が全く読み進められなくなってしまった。
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そのとき読んでいた本。
1冊目は、某フランスの古典文学。
2冊目は、某国際的な賞を受賞した作品。
3冊目は、某文芸評論家さんが高く評価されている作家さんの作品。
どれも世間で高い評価を受けているのは間違いない。明らかに読めない私の脳みそがどうかしているのだ。
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「何を読んでも面白くない…もうダメだ…」と落ち込んでいたとき、少し前にダウンロードしたまま忘れていた本が目に留まった。
朝井リョウ作『星やどりの声』である。
押しも押されぬ人気作家さんの本が、Kindle Unlimited対象になってる!という理由で入手した記憶が。
ただ
「最近の作家さんって、何でもタイトルに"星"をつけりゃあ良いと思ってない?」
「レビューに"読みやすい"って書いてある…軽そうな作品だなぁ」
とひねくれており、本を開くに至ってなかったのだ。
(こじれババアの戯言です、ファンの方本当にすみません)
ところが、これが読みやすいのに予想外に(すみません←2度目)強い印象を残す作品だった。
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まず、夏の話というのが良い。
久石譲の「Summer」が聴きたくなるような、爽やかな作風だ。
もうひとつ、舞台が明らかに鎌倉の海エリアを思わせるのだが、ここが個人的になじみのある地域なのも良い。
いつ口にしても美味しい麦茶のように、スルスルと頭に入ってきた。
ただ、ひっかかる場所もあった。
シングルマザーが流行らない喫茶店を営みながら6人の子供を抱えて暮らすという設定なのだが、明らかに無理がある。
しかもお母さんのキャラクターが薄すぎて存在感がない。
また6人の子供の名前に一貫性がない。双子の姉妹でさえバラバラな雰囲気の名前である。
女の子みたいな名前の男の子もいるし。
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…と思いきや、これらの違和感を感じた設定にはすべて意味があった。
お母さんのことは徐々に輪郭が見えてくるし、流行らない喫茶店や子供の名前も、意図的に作られた設定だったのだ。
読み進めるうちに様々なことが明らかになり、「やられたー!」という思いに至る。
バラバラに見えた要素が綺麗につながっていく爽快感、久々の経験だった。
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おかげで少し元気を取り戻し、短めの話なら手に取る余裕がでてきた。
それらの本のことはまた記事にしようと思う。
いま読み途中で放り出している本も、涼しくなったら読めるだろうか。
ゴリオ爺さん、もう一度頑張ってみようかな…
📚読んだ本
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【2026.8.22 追記】
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