ジークアクス第6話感想…本質的には変わらないガンダム世界
早いもので、もうジークアクスも折り返しに来てしまったんですね。
という訳で昨晩、第6話を視聴しました。

悪人っぽい見た目ですが、ニャアンも割と信頼している相手だったのかも
第6話 キシリア暗殺計画
アンキーがシュウジの隠れ家を見つけた。赤いガンダムの情報はクランバトルの賞金よりも高い。彼女がクランバトル開催中に、その情報を売ろうと画策していることをマチュは知る。一方、キシリアの極秘情報をキャッチした地球連邦軍情報部は……。(AmazonPrimeVideoより引用)
物語の節目と言いますか、具体的に言うと…
「Zガンダム編」
に入ってきた、第6話でしたね。
日本人として、「戦争」を考えさせられる回

機動戦士ガンダムの続編であるZガンダムのキャラクター、またムラサメ研究所というワードから強化人間まで出てきました。オリジナルのZガンダムとジークアクスでは2年ほど時期にズレがありますが、いよいよ連邦の腐敗、のフェーズに入ってきたと言って良いでしょう。そもそもジオンがザビ家の内紛をやっていると言いますし、戦争に勝ったからといって地球、コロニーを統率するような器はハナから無かったとも言えます。…結果、連邦が勝った正史と変わらず、地球とコロニー間の争いは続いているんですね。
結局、Zガンダムの悪人どもが登場し火種になりそうなこの展開。
まずこのターンに入ってきた、という時点でジークアクスはファーストガンダムを基盤にしていることが、ただ旧作ファンへのサービスではなく宇宙世紀ものと向き合っているという確証にもなり、数あるガンダムシリーズの中でも特別な作品として後世に残るだろうな~と感じたのがまず一つ。

フォウ&ロザミアもですが、強化人間って基本美人なんですね
もう一つは、やっぱり戦争の結果がどうであっても歴史は本質的に変わらない、と描いている作品なのだな、という思いをあらたにしました。
日本は80年前、戦争に負けて以来唯一の被爆国として世界に平和を訴えてきました。当時の日本を取り巻く状況、その経緯を学べばわかりますが…日本が勝つ可能性は全くない戦争でした。良くて、山本五十六が唱えていた早い段階での講和。これが実現していれば何万人の命が失われずに済んだかと思うと、歴史に「もし」はないとはいえ歯痒さを覚えもします。
という前置きをしたうえで、それでも「日本が勝っていたら?」と想像する歴史評論もこの世には存在するでしょう、読んだことはないですけども。勿論、間違いなく世界情勢に影響はあったと思いますし、日米関係は今と全く違ったものになっていたでしょうね。しかし本質的には、やはり日本は現状と大差ない極東の島国であったのではないかな…と感じます。
戦争によって世界、ましてや人の心が変わる事はない。
無為に生命や文化が失われる、人類の最も愚かしい行為である。
話をジークアクスに戻しますと…
これは、戦争体験者でもあるガンダム原作者、富野監督の意を汲み取ったガンダムの新作として正しい表現をしていることを意味します。

うちのエアコンもそうです(だから何だ)
戦争が世界を変えることはない。こじれた外交のなれの果て、でしかないのだから。
ガンダムファンを中心とした視聴者達は、このジークアクスで旧作の設定や専門用語、またキャラが登場すると喜んでおりますが私は今回の6話で、Zガンダムのそれが出て来たことにより「戦争の無意味さ」を突き付けられた感覚になりましたね。それどころか、新しい悲劇の存在まで出て来たではありませんか。
まだ、物語の行き着く先は不透明でありますが、そのニュータイプ論も含めて最後に何を伝えてくるのか、見届けようと思います。
それでも、若い子たちは賢い


とても懇意な間柄ではなさそうですが、この作品の肝に関わりそうな二人です
そんな、キナ臭さを増してきた今回の話において主人公である三人の状況も大きく変わりつつあります。マチュは、地球の海で泳ぎたい、という願望を母親に理解されず、ニャアン、シュウジと共にイズマコロニーを飛び出しそうな空気が漂ってきました。

ある意味しっかり「ガンダム主人公の親」していて安心しました
個人的には、前回のラストでマチュとニャアンの友情に亀裂が入っていたのが一番気がかりだったもので、どうやらそこは程なく修復されたようで安堵しましたね。ハロのフォローが効いていたと思いますが、ここですれ違ったままの状態が長く続かないのが、作劇の都合も感じますが…見方を変えると、最近の若い子達は情報の海の中で育っていて思考力も高い、ゆえに仲直りも早いんだよという解釈も出来るかな?と感じました。
次回からコロニー内で大規模な戦闘が始まりそうな予感があり、いよいよジークアクスの物語が全貌を現しそうです。そんな中で、三人がしっかり手を取り合う姿が見られるのであれば…一層楽しみなところであります。
重ねて言いますが、エンディングのような笑顔を本編でも見たいとずっと思っていますから。

もはや、悪い予感しかしないのです
ここまでの、ジークアクス感想記事です。
