「エゴ(EGO)」の語源は「自己分析」と「キャリアプラン」につなげられる話~これからのキャリア~
こんにちは。
自分の可能性に挑戦する複業家の高橋です。
人生100年時代に仕事もプライベートも長く現役で楽しみ、
いずれは多くの人に火をつけるきっかけを与えていきながら、
多くの仲間と「村」を創るというビジョンを掲げ、
転職エージェントやインサイドセールス、
インターンシップ参画などを通じ
自身の可能性、潜在能力の開発と多くの方への貢献を広げるため
「パラレルワーク」を拡張させています。
現在はnoteが開催するコンテスト
「未来のためにできること」や
「これからのキャリア」にエントリーしています!
皆さんは、「エゴ」という言葉を聞いて
どのような印象を持つでしょうか。
わがまま。
自分勝手。
自意識が強い。
少し悪いニュアンスで使われることが多い言葉だと思います。
私も以前は、
エゴとは「なくした方がいいもの」だと思っていました。
しかし最近、
自己分析やキャリアを形而上学の視点から見ていくと
「エゴは消すものではなく、見分け付き合っていくものなのでは?」
と思うようになりました。
これは多くのビジネスパーソンが
「自分が本当に望んでいるキャリアや人生」に沿って生きていくために
非常に有効な考え方なのでは?
という仮説が生まれたのです。
「EGO」の本来の意味は、そもそも「私」

まず、言葉そのものから整理してみます。
「ego」の語源は
ラテン語の「ego」で、
意味はそのまま「私」です。
英語の「I」に近い言葉です。
つまり、本来のエゴは、
「自分」という意味に近いものです。
一方で、形而上学では
「EGO=Edging God Out」
という解釈もあるそうます。
直訳すると、
「神を外へ押し出す」といった意味です。
これはあくまで一説です。(言葉の語源は諸説あるので)
ただ、私はこの表現を一つの「たとえ」として見ると、
とても的を得ていて面白いと思ったのです。
人は成長する中で、
「こうあるべき」「これが普通」
「この年齢ならこうしなければならない」
「この会社に入れたら成功」
「年収はいくら以上ないとダメ」
といった固定観念や価値観をたくさん取り込みます。
気づかないうちに、
「本当の自分」よりも、
「周囲や環境から作られたり、誰かから聞いた事で形成された自分」
を生き始めることがあります。
ただ、大前提、
エゴとは、悪い自分そのものではない。
自分を守るために身につけた考えや思い込みまで含めた、
「自分だと思っているもの」である。
そう考えると、
キャリアや転職の自己分析とのつながりが見えてくるのです。
ネガティブなエゴは「足りない」から始まる

私は、自分自身を振り返る中で、
「足りない」「マイナスをプラスに」
という感覚に強く動かされていた時期がありました。
もっと稼がなければ。
結果を出さなければ。
起業しなければ。
認められなければ。
周囲より成長しなければ。
借金を返さなければ。
一見すると、向上心や反骨心のように見えます。
実際、行動する強力なパワーアップにもなりました。
ただ、その奥にある気持ちを見ていくと、
「今のままの自分では足りない」という不足感がありました。
不足感から動くと、止まるのが怖くなります。
そして人と比べがちになり
結果が出ないと、自分を責めます。
さらに他人の成功を見ると焦ります。
休んでいる自分に罪悪感を持つこともあります。
これは、
自分を守ろうとする一種の防衛反応で、
人間に備わる危険を避けようとする力です。
今の状態を変えたくない。
傷つきたくない。
失敗したくない。
嫌われたくない。
失いたくない。
こうした気持ちは誰にでもあります。
問題は、
その声を「本当の自分の希望」だと思い込んでしまうことです。
ネガティブなエゴの作用によって、
自分を守るための声が
自分の可能性まで止めてしまいかねない。
こういった自分の特性が
転職でも、ビジネスでも、人間関係でも
露わになったりします。
「今の会社を辞めたら失敗するかもしれない」
という不安から残る。
反対に、
「今の会社にいる自分はダメだ」
という焦りから転職する。
どちらも、
本人が本当に望んでいる未来ではなく
不安に動かされている可能性があります。
ビジネスでも
「本当に必要なもの(ニーズ)」として捉えているのか?
一次的な不足感や恐怖感を取り除くために振り回されたりしていないか?
ただの欲求を満たすところからの消費活動は、
いくらそれで埋めようとしてもキリがない。
ちなみに、SNS情報には
不安や欲望をかきたてるフレーズや表現で
エゴを刺激する仕掛けにまみれているので、
見極めは気をつけた方がいいのです。
「変わりたいのに動けない」の正体

キャリア相談をしていると、
「変わりたいです」
と言いながら、なかなか動けない方もいます。
私自身にも、そういう時があります。
頭では、
転職したい。
副業したい。
新しいことを始めたい。
もっと成長したい。
と思っています。
でも、行動できない。
これは意志が弱いからとは限りません。
変わろうとする自分を、
今の自分に引き戻そうとする
「現状維持メカニズム」が働いている可能性があります。
※過去に、現状維持メカニズム(現状維持バイアス)について
取り上げた記事も共有しておきますね。
今の会社なら、少なくとも給料は入る。
今の人間関係なら、だいたい勝手がわかる。
新しい場所へ行けば、評価されないかもしれない。
一方、チャレンジは
失敗するかもしれない。
恥をかくかもしれない。
だから、
「もう少し準備してから」
「今はタイミングじゃない」
と理由を作ります。
もちろん、
本当に準備が必要な場合もあります。
だからこそ、見極めが難しいのです。
自分を守るための判断なのか。
本当に必要な判断なのか。
ここを見分ける必要があります。
私は最近、
この違いを見る力が
本当の「自己分析」なのではないかと思っています。
自己分析とは、強みや弱みを紙に書くことだけではない。
自分の行動を動かしているものが、
恐れなのか、望みなのかを見分ける作業なのです。
ポジティブなエゴは「もっと良くしたい」から始まる

一方で、
私はエゴそのものを悪者にする必要はないと思っています。
人間には、
成長したい。
もっと上手になりたい。
誰かの役に立ちたい。
喜ばれたい。
新しい景色を見たい。
自分の力を試したい。
という気持ちもあります。
これも「自分の願い」です。
私はこれを、あえて
「ポジティブなエゴ」として考えています。
たとえば、
「年収を上げたい」という願いがあったとします。
周囲に負けたくないから年収を上げたい。
価値がある自分だと証明したいから年収を上げたい。
という場合もあれば、
家族との選択肢を増やしたい。
新しい挑戦のための軍資金を確保いたい。
自分の力をより大きな仕事へ生かしたい。
という場合もあります。
表面上の目標は同じです。
でも、同じ言葉でも動機が明らかに違います。
“不純な動機”という言葉もありますよね。
差を分けるのはそこなのです。
そして、その差は、
言葉を聞いた他者には案外
“この人、口ではそういってるけど本心?”
など、違和感として伝わりやすいのも不思議なもの。
だから私は、キャリアプランを考える時に、
「何をしたいか」だけでなく、
「なぜ、それをしたいのか」
まで考えることが大切だと思っています。
健全なキャリアとは、
恐れから逃げ続けることではなく
自分が本当に望む方向へ自分で一歩、進めていくことです。
感情を見るには、一歩引いて自分を見れる「メタ認知」を高めよう

では、
自分のエゴをどう見分ければいいのでしょうか。
私は一つのヒントが、
「自分を一歩引いて見ること」だと思っています。
たとえば、
「転職したい」と思った時。
すぐに転職サイトを開く前に、
「私は今、何に反応しているんだろう」
と考える。
上司に怒られたから?
評価されなかったから?
友人が転職して年収が上がったから?
本当に仕事内容を変えたいから?
新しい挑戦をしたいから?
こうして自分を見ると、
感情と自分を少し切り離せます。
心理学では、
自分の考えや感情を一歩引いて見ることを
「メタ認知」と呼びます。
少し難しい言葉ですが、
簡単に言えば、
「今の自分を、外から見た自分で観察する力(俯瞰力ともいいます)」
です。
※以前、この「俯瞰力(メタ認知)」を実践的に鍛える
ヒント満載のビジネス書『俯瞰力』の読書感想noteも
リンク貼っておきますね。
怒っている自分。
焦っている自分。
嫉妬している自分。
怖がっている自分。
その感情を否定する必要はありません。
「私は今、焦っているんだな」と気づくだけでも違います。
気づけば、選べます。
感情にそのまま引っ張られるのではなく、
「では、私はどうしたいのか」
と考えられるようになってきます。
自分を知るとは、自分を評価することではない。
自分の中で何が起きているのかを、丁寧に観察することである。
キャリアを考える時に「手放すもの」も決める

キャリアプランというと、
「これから何を得るか」を考えがちです。
資格を取る。
年収を上げる。
転職する。
管理職になる。
副業する。
独立する。
もちろん、それも大切です。
でも私は最近、
「何を手放すか」も同じくらい重要だと思っています。
人から認められなければ価値がないという考え。
30代ならこのくらい稼がないといけないという考え。
もっと言えば
「私にはこの仕事しかできない、取り柄がない」
(転職相談にのっていて、この悩みを聞くことが結構多いです)
有名企業にいなければ成功ではないという考え。
失敗したら恥ずかしいという考え。
一度決めた道を変えてはいけないという考え。
こうしたものを少しずつ手放すと、
「では、本当はどうしたい?」という問いが残ります。
私は転職エージェントとして、答えを決める人にはなりたくありません。
転職した方がいい。
会社へ残った方がいい。
独立した方がいい。
それを最初から決めるのではなく、
本人が何を恐れ、何を守ろうとし、
そして本当は何を望んでいるのか。
そこを一緒に整理する存在でありたいです。
ここで言うキャリアプランとは、
立派な未来予想図を作ることではありません。
自分が手放したい思い込みと、
これから大切にしたい願いを整理し、次の一歩を決めることなのです。
どんな動機や欲望(エゴのネガポジ)からくる目標なのか?
ここを見極める力を磨くこと。
これは頭で考えているだけでは身につかない。
行動や体験から学び、ゲットできるものです。
私自身も、まだまだ自分のエゴを観察している途中です。
不足感から動いているのか。
喜びから動いているのか。
怖くて止まっているのか。
本当に今は待つべきなのか。
自分本位になっていないか。
誰かの役に立ちたいという気持ちから動いているか。
こうした問いを持ちながら、
これからのキャリアを組み立てていきたいと思っています。
皆さんが今追いかけている目標は、
「足りない自分を埋めるため」のものでしょうか。
それとも、
「本当にこう生きたい」と願っている未来へ近づくためのものでしょうか。
一度、あなた中の「私=EGO」と静かに話してみると、
次のキャリアのヒントが見えてくるかもしれません。
私も、自身の「エゴのネガポジ」を見極め、
本当に望むポジティブエゴを採用していけるような選択をとっていけるように努力していくつもりです。
【各種マガジンのご紹介】
これまで10000フォロワーに至るまでにまとめてきた
各種マガジンのリンクも 最後に貼らせていただきます。
キャリアや転職活動、読書感想。
それぞれの自身の体験記、実践知から
毎日綴ってきた自分自身の記録でもありますので、
ぜひ読んでみてください。
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