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起業、煽られて

こんにちは!ビッグトゥリーの高柳希(のぞみ)です。「ビッグトゥリーができるまで」シリーズ、のぞみ、ゆん、上水の3人でお届けします。
第4回までは、討論カフェの誕生から、大学のビジネスプランコンテストで優勝するところまで話しました。今回は、「なぜ起業したのか」という話をします。


服装自由

のぞみ:大学3年生の秋ごろ、就職活動を始めたのよ。最初に行ったのが、大阪の人材系ベンチャーの説明会で。「服装自由」って書いてたのに、受け入れ側がスーツを着てたんですよ。怒りました。

上水:怒りましたか(笑)

のぞみ:騙し討ちにあったみたいな。「服装自由」って書いてるのって、こっちを試してるわけじゃないですか。ふるいにかけるという精神性が嫌だと思った。

上水:それで、就活そのものが嫌になったんですか。

のぞみ:3社まわって、3社全滅。もう多分、こっからどこへ行っても同じやと思って、とりあえず就活は横に置いとこうと。なんなら自分で作ったらいいかもって、その時にチラッと思いました。「自分で会社やった方がよっぽどマシなんじゃない?」みたいな。

どっちを選ぶか

ゆん:そのあと、12月にビジネスプランコンテストで優勝したんですよね。

のぞみ:そう。審査していたのが現役の経営者たちだったから、その人たちがOKって言ったんだったら、やれるんじゃないかなって思ったんですよ。

上水:就活では失望した一方で、ビジネスプランコンテストでは手応えがあった。その二つが重なったんですね。

のぞみ:そう。就活で感じたことと、ビジネスプランで感じたことがぶつかって混乱して、クリスマスから正月明けまで、2週間ぐらい家に引きこもりました。

上水:どんなことを悩んでいたんですか。

のぞみ:今となっては、もう覚えてない(笑)

ゆん:引きこもって、どんな感じだったんですか。

のぞみ:右に行っても暗闇、左に行っても暗闇の、アマゾンの奥地みたいな感じで。どっちの死を選ぶかってなった。

鍋パーティで煽られて

上水:そのまま年が明けたんですか。

のぞみ:そう。年が明けて、友達の家で鍋パーティがあったの。そこに、東京の大学に通っていた友達の彼氏がいて、ドヤ顔で「東京ではみんなバンバン起業してるよ」って言ったんですよ。

上水:ほう。

のぞみ:なんかムカついて、「じゃあ私もやるわ!」って言って起業を決意しました。

上水:最終的には、理屈じゃないところで決まるんですよね。

のぞみ:煽られたってダサいけど、それが真実なんで、カッコつけてもしょうがないんで。煽られて会社作りました。

上水:ちなみに、その友達の彼氏は起業したんですか。

のぞみ:いや、後に普通に就職してます(笑)

勘違いしたまま始動

上水:起業すると決めて、何をするかは決まっていたんですか。

のぞみ:討論カフェをやろうと思った。懇意にしていた建築会社の社長がいて、以前から討論カフェを「いい!」と言ってくれていたんです。その社長のところへ「独立します」って報告しに行きました。

上水:社長は何て言ったんですか。

のぞみ:「うわぁ、頑張って」って言われたけど、それを私は、出資してもらえるって受け取って。

上水:「頑張って」を、出資してもらえると(笑)

のぞみ:協力者がいるって確信だったんですよ。

上水:実際に出資してもらったんですよね?

のぞみ:うん、5年後に(笑)。でも当時の私には、「頑張って」が確かな支持に聞こえた。それだけで、動き出すには十分だったんですよ。

1分以内に決めてもらう

上水:会社は一人でやろうと思っていたんですか。

のぞみ:いや、誰かと一緒にやりたかった。最初に思い浮かんだのが、ばるちゃんだった。

上水:ばるちゃんは、どういう人だったんですか。

のぞみ:大学の同級生で、討論カフェの初期から参加してくれていた人。ビジコンも一緒にやったし、討論カフェを「いいね!」って推してくれるような存在だった。

ゆん:それで、どうやって誘ったんですか。

のぞみ:変に考えたら絶対ノーだろうなって分かってたから、即決で、1分以内に決めてもらおうって決めてた。

上水:無茶振りしますね(笑)

のぞみ:そうかもしれない。バルちゃんは、1分で「やる」って言ってくれました。それから、もう一人も誘って。1月に、3人で会社を作ることになった。

上水:ちょっと待って。「一緒にやらない?」って、就活も辞めて、一緒に会社を作ろうって誘ってるってことですよね。

のぞみ:そうそう。

ゆん:半分、新卒の特権を捨てさせたわけじゃないですか。カリスマ性ありますよね。

決して諦めない

のぞみ:そのころの日記が残っているんよね。1月7日の日記に、「会社をやる、決めた、決してあきらめない」って書いてます。自分でも見直して、バカだなと思う。何をやるか、さっぱり分かってないのに(笑)

上水:何をする会社かも決まっていないのに、「あきらめない」と。

のぞみ:当時は大真面目だったんですよ。大学の授業で習った、ベンチャー企業論のマニュアルを信じてたから。

上水:どんなマニュアルだったんですか。

のぞみ:「人・物・金・情報があればできる」とか言ってたよ。それを信じてた。事業はないけど、人・物・金・情報があればいいんだって。
3人の仲間がいるから「人」はある。討論カフェがあるから「物」もある。建築会社の社長も「頑張って」って言ってくれたから、「金」の見込みもある。自分の中では、マニュアルの条件が全部揃ってたんですよ(笑)

上水:会社の方向性を、そこからどう決めていったのか。そのプロセスを次回あたり聞けるということですね。

のぞみ:…えっと、会議してるんよね、ひたすら(笑)

上水:楽しみにしてます(笑)


🌳 ビッグトゥリーができるまで

このシリーズでは、「価値観の交換」の場を提供する会社、ビッグトゥリーの歩みを振り返っています。今後もどうぞお楽しみに!


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