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防衛費拡大ブームの経済分析(後編)
デジタル赤字と防衛費拡大の類似性
前回に続き、IMF報告に基づき、防衛費拡大ブームの経済分析について議論します。前回は防衛費拡大ブームが起きた時代を歴史的に振り返り、実証分析を行った場合、その支出の過半は財政赤字で賄われてきた事実などを確認しました。この際、近年の円安相場に因んで財政リスクプレミアムの存在を指摘する声も散見され始めていることを踏まえると、円安リスクの増大を示唆する材料でもある…という論点の確認を行いました。
報告書の原文に即した細かい議論は下記をご参照下さい:
もっとも、財政リスクに応じた円安圧力の高まりは、一過性の投機的な動きという側面も幾ばくか含んでいそうです。そもそも海外市場参加者は日本経済の資金循環構造(とりわけ国債消化構造)に疎い傾向があります。
片や、より大きな、現実的な問題として、「実需としての為替需給への影響」こそ重要な論点になるかと思います。今回の後編ではこうした為替需給にまつわる論点に加え、防衛費支出の経済効果(いわゆる乗数効果)の議論なども掘り下げていきたいと思います。どちらかと言えば、今回の方が直感的に分かりやすい話になると思います。
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