「気力」や「やる気」は根性や若さの問題という大いなる誤解~ストレスも食事で変えられる
自己紹介
テリー伊藤氏に師事し、『出動!ミニスカポリス』で放送作家デビュー。『がっちりマンデー!!』や『給与明細』など、経済から裏社会まで社会の深部を切り取る番組を多数手掛ける。2008年からの2年間のドイツ生活(主夫経験)を経て、現在は「ガチ中華」をはじめとする異文化・ニッチジャンルのSNS運用代行・戦略立案に従事。


体重を1年4カ月かけて15キロ落とした。もはやそれは「ダイエット」ではなく、新たなライフスタイル、食生活がすっかり習慣として馴染んだ。つまり、「ダイエット」を止めるという感覚はなく、これから一生この生活を続ければいいというフェーズになったということは、これまでも何度か、記事に書いてきた。(ダイエットは止めたらまた、遅かれ早かれリバウンドする。頑張らない、無理をしない継続力が大事とも言えよう。)
痩せたことによる健康メリットは、体が軽くなり、病気へのリスクを減らし、おまけに最近はそれまでの毎日飲酒生活も改めて週2日ほどの「家飲み0生活」もスタートしたことで、視力の回復、肌艶の回復、精力の回復をもたらした。また、当然食事の量、飲酒量が減ったことでの経済的恩恵もある。
で、何気に日々感じているのが「気力」の充実である。これは、ここ1,2カ月の話で最初の頃は、「タバコを止めた時に感じる一時期的な食事の旨さ」みたいなもので慣れたら、いずれ何も感じなくなるんだろうなとうっすら思っていた。タバコを吸わない人に伝えるなら、「恋愛開始時の熱」状態とも言うべきか?慣れてしまえば消えてしまうものと思ってたが、これが殊の外、持続している。
「気力」とか「やる気」ってどこか精神論的なことと捉え、「気合が足りない」からダメなんだとか「もう若くないから」と、思いがちだが大きな間違いなんだとひしひしと感じるこの頃だ。
そんな中、テレビを見ながら朝食を摂っていると、元キャスターの村尾さんが出演するサントリーのCMが流れており、今の私のアンテナにビビっと引っかかってきた。「オメガエイド」という商品で「記憶力」「注意力」「気力(前向きな気分に役立つ)」を5つの栄養素でサポート!といわゆる通販のノリノリな感じでやっていた。
思えば、30年以上前から、ジャンピングシューズや醤油チュルチュル(石油ポンプ)を生んだ発明家のドクター中松氏が「頭が良くなるパン」とか、食べることを通じての脳内活性化的なことってのが存在するのは知っていた。しかし、「そんなもん食べて記憶力がよくなるかーい!」って思ってた。そんなの食べて頭良くなるならみんな東大に入っとるわ!と東北育ちの私もつい関西弁になってしまうほどの勢いでツッコみを入れる側にいた。
しかしだ、齢50も過ぎると、徐々に肉体やら脳内やら錆びついてきているのは感じる。大体、若い頃は今ほど酒も飲んでないし、そもそも若いから劣化してないから、栄養素に対しての執着より、「満腹感」「肉を食う!」みたいなことに重きが置かれていてもよかったかもしれない。でも衰えてきた今はやっぱり「食」が大事と身を以て感じるのだ。
言い換えれば、「気力」や「やる気」というのは「食事の摂り方次第でコントロール」出来るということだ。こんな時こそ、生成AIの出番であり、理論として知りたくなる。
前向きな気分や意欲、精神の安定は、脳内の神経伝達物質(セロトニン、ドーパミン、ノルアドレナリンなど)の分泌状態に直結しており、その材料は100%「摂取する栄養素」から作られます。
「気分」や「やる気」は単なる気合や性格の問題ではなく、極めて物理的・生化学的な現象です。
思った通りだ。セロトニン、ドーパミン。ノルアドレナリン、これは初めて聞く言葉だ。極めて物理的とまた心強い言葉じゃないか!では一体、何をも食べるといいのか?という話である。
1. 前向きな気分を生み出す主要な神経伝達物質と栄養素
セロトニン(幸福感・心の安定・平常心)
役割:不安やイライラを抑え、穏やかで前向きな安定感をもたらす。
必要な材料:
トリプトファン(必須アミノ酸):卵、大豆製品(納豆・豆腐)、鶏肉、魚、乳製品
ビタミンB6(合成酵素の補酵素):サバ・カツオなどの魚、豚肉、にんにく
適量の炭水化物(脳への運搬係):白米など(インスリンがトリプトファンの脳内移行を助ける)
ドーパミン&ノルアドレナリン(やる気・集中力・達成感)
役割:「よし、やろう」「楽しい」という能動的な意欲や行動力を生む。
必要な材料:
チロシン(アミノ酸):チーズ、鶏肉、大豆、魚
鉄分・葉酸・ビタミンB群:赤身肉、レバー、ひじき、卵黄
自分でもびっくりするぐらいすでに実践しているメニューばかりである。で、ちょっと気になるのがこのあとの「リラックス・ストレス耐性」だ。このストレス社会、うつ病社会において絶対知っておきたい項目と言っていい内容だ。一体何を食べればいいのだ!
GABA(リラックス・ストレス耐性)
役割:過剰な興奮を鎮め、緊張やプレッシャーを和らげる。
グルタミン酸:昆布、トマト、発酵食品
ビタミンB6:マグロ赤身、カツオ、鮭、サバ、鶏肉、バナナなど
昆布、トマトに発酵食品とこれまたすでに実践してるではないか。ちなみに私はまいばすけっとの「ねばねばサラダ」を愛用している。ここにはわかめやら山芋、なめたけが入っており、これらは水溶性食物繊維が豊富で脂質や糖質の吸収を抑えるダイエットの味方である。また腸内環境も整える優れものだ。
ちなみに発酵食品とAIはざっくりと解説しているが「ヨーグルト」「味噌汁(味噌が発酵食品)」「キムチ」などタイプの違うものを摂り入れるといいというのも実践済みである。
で、これの逆は何か?という話だ。何を食べると「テンションガタ落ち」で気分の停滞を招くのか?ということも押さえておきたい。(ちなみにセロトニンは腸内環境によるもので上記の食べ物と同じと思っていい)
3. 逆に「後ろ向きな気分・イライラ」を引き起こす栄養要因
〇急激な血糖値の乱高下(血糖値スパイク)
菓子パンや甘いジュースなど精製糖のドカ食いは、インスリン急分泌により低血糖を招き、アドレナリンやコルチゾールが過剰に出てイライラや不安感を生みます。
〇アルコールの過剰摂取
アセトアルデヒドの分解でビタミンB群や亜鉛が枯渇し、セロトニン・ドーパミンの合成がストップして翌日の抑うつ感・倦怠感につながります。
〇タンパク質・鉄分の不足
意欲ホルモンの原料が枯渇し、慢性的な無気力感やブレインフォグ(頭のモヤモヤ)が生じます。
追加で調べると、この場合の甘いジュースには、「みかんジュース」も含まれることも加えておく。なんか体に良さそうイメージもあるが。
まとめ
とかく、「気力」「やる気」というのは根性論に走りがちだが、年齢を重ねれば重ねるほど、「日々の食事」でコントロール出来るものだと気付かされる。今回の記事は自分の行動の裏付けとしてどうなのか?と疑問が湧き、記したものだがもちろん、同世代の方にもそのまま参考になる話だと思う。
最後は呪文のごとく、日々私も意識する言葉で締めたい。
〇心が変われば、 態度が変わる。
〇態度が変われば、行動が変わる。
〇行動が変われば、習慣が変わる。
〇習慣が変われば、人格が変わる。
〇人格が変われば、運命が変わる。
〇運命が変われば、人生が変わる。
習慣が変われば、人生まで変わってくる。
まさにその通りじゃないだろうか。
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