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『カウボーイ・トム』 20歳の僕が作ったゲームに50代の僕が挑んだ日記 #1 | プロローグ

押し入れの中にずっと眠っていたフロッピーディスクが復活しました。

WebMSXという、ブラウザで動くMSXエミュレーターの力。

僕は、僕が若かった頃に作ったゲームと再会を果たしました。


WebMSXの記事はこちらです。


復活したゲームの中の1本が、「カウボーイ・トム」です。

見た目は初期のドラゴンクエスト風で、戦闘や経験値などはない、アドベンチャーゲームです。

タイトル画面が表示された時は、本当に驚いたというか、何とも言えない気持ちの高鳴りを感じました。

ゲームのざっくりとした特徴は記憶の片隅に残っていました。
でも、実際にどんなゲームだったのかは、ほとんど覚えていませんでした。

この際、僕自身でプレイしてみたらどうだろう。できるかな。

36年前、20歳頃の僕がどんなプログラムを組み、どんな仕掛けを作っていたのか、この目で確かめてみたい。

不安もあります。

そもそも、ちゃんと動くのか。最後までゲームが進められるように作れているのか。

そして、内容がとてもじゃないけど見てられないような酷いものになっていないか。

途中で行き詰ったら、そこで終わり。

なにしろ、ゲーム攻略のヒントなんて世界のどこにもないですからね。

これからどこまで進めるか分かりませんが、始めてみたいと思います。

もし少しでも興味をお持ちの方がいらっしゃったら、この記事を通じていっしょに冒険していただけたら嬉しいです。

では、ゲームスタートです。

ゲームは自宅の2階、トムと姉のアリスの部屋から始まりました。

アリスは、理由は分かりませんが家を出て都会での生活を送っているようです。

物語の舞台は、トムが暮らす「アスキー村」。

父ボブは「アスキー牧場」の経営者です。

村には数軒の家しかなく、どうやらかなりの過疎地らしい。

どの家庭もこども達が村から巣立っていくのを憂いている、という状況でした。

若い人が村からいなくなる、という不安を常に抱えている大人たち。

トムの父ボブも例外ではなく、アスキー牧場を継いで欲しいという強い気持ちを伝えてきます。


ゲームシステムはとてもシンプルです。

コマンドは、以下の8つがあります。
ただ、ほとんど「はなす」「しらべる」ぐらいしか使いません(今のところ)。

「わかれる」とか、どこかで使う事あるのかな?

はなす
みせる
つかう
すてる
しらべる
わかれる
ねる
そのほか (リセットとロード)

カウボーイ・トムのコマンド

画面を見ると、「所持金 2$」という表示もあります。
これから街に繰り出して、きっと何かを買う事になるんだろうなと、少し楽しみになりました。

村長の家を行き過ぎると、「コボルの街」の風景が映し出され、でもそこから先にはまだ行けません。

トムの友達は、街に出て行ってしまったようです。


そして、まず最初の関門が、意外な形で訪れました。

キーボードでウインドウを閉じられない、という状況になったのでした。

スペースキーが「決定」なのはすぐわかったのですが、それをキャンセルするキーはどれなんだろう、というのが分からない。
いろんなキーを押してみても何もできませんでした。

あれれ。これじゃウインドウも閉じられないし困ったな。
と思っていたところ、自宅にPC用のゲームコントローラーがあるのを思い出しました。

それをPCに繋げました。

動きました!キャンセルも「Bボタン」で行え、ウインドウを閉じたりすることができました。

ひと安心です。というか、かなり快適になりました。

ベッドがあったので、「ねる」コマンドを試してみたら、ベッドの横の床で眠りました。

このゲームは時間の経過があり、昼と夜の2パターンで人物の配置などが入れ替わります。

なので、この「ねる」を使って時間を早く進めることが出来るようになっているのでした。

そしてこのゲーム、システムとしてはひたすら「フラグを立てる」ゲームです。

当時のゲームはそんな感じのものばかりだった気がしますが、今になるとだいぶしんどいですね。

何か進展があるごとに、全てのコマンドを総当たりする感じです。

ただ、ちょっと驚いた事に、トムの父ボブがそれを少し救済してくれています。

「トム、〇〇に会ってきてくれんか」など、次に何をするべきかのヒントを出してくれるんですよね。

なので、行き詰ったらいったん帰宅してボブと会話するようにしました。

ボブの助言をたよりに、
・ロジャーという友だちの家に行って、ロジャー母から「あなたは跡を継ぐの?」と言われる
・村長の家に行く
・かけおちカップルに会いに行く

という風に物語がいちおう進んでいきました。

このような親切設計は、おそらくコンパイルに入社後、先輩がたのアドバイスで実装したのだと思います。

アマチュア時代の僕に、このようなおもてなしの心はなかった気がするのです。

そんな機能に、自分自身が助けられる事になるとは(まだ序盤なので気が早いですが)。

こういうのを「情けは人のためならず」って言うんですよね、きっと。

ボブが言及している「みかけんカップル」は、レーガン島という所から駆け落ちしてきた2人です。

空き家に仮住まいしています。

今後、そのレーガン島にトムが行ったりするのかな。予想できません。

カップルの1人、テッドからは「アスキー・レイク」の事を聞きます。
なんだか不穏な場所のようで、警戒するように言われます。


そして、物語にひとつの大きな転機が訪れます。

ボブ「何か嫌な予感がする」

なんと、牧場の3頭の中の1頭、マリリンが弱っています。
子供に「餌やってるの?」と言われる牧場主。痛恨です。

マリリンは間もなく亡くなります。墓をつくって埋め、トムは教会に神父さんを呼びに行きます。

教会に到着。神父さんからの温かいメッセージを、しっかりと受け止めます。

教会の周辺を歩いていると、墓地があったりしました。
この画面のイメージからは、なんとなく「ハイドライド」というゲームを思い出したりしました。

さらに先に「アスキー・レイク」も発見。かけおちカップルが忠告してくれた場所ですね。近づかない方が良さそう(進めなくなっています)。

帰宅したらボブが寝ていました。
なにやら憔悴しきっていて、
「わしは牧場をやめる。おまえは自分の好きに生きれば良い」
と言い出しました。

そして、トムは村を飛び出す決意を固めます。

トム「お姉さんに会いに行く。住所は知っている」


もともと村の中でウロウロしていた少年がいて、
「新しい時計を買ってもらったんだ」とずっと自慢していました。

村を出るところにその少年がいて、古い方の時計をくれました。

そして、画面に時刻が表示されるようになりました。所持金のところです。


そしてついに、村を出ました。

くねくねした山道を下り、行き着いた先は・・・

コボルの街の広場でした。視界が広がって気持ち良かったー。

いったん、周辺をぐるっと回ってみたけど・・・広い・・・だいじょうぶかこれ(ちゃんと作ってんのかな)。

そんな感じで、まずは第1回を締めたいと思います。

この先、どんな冒険が待っているのか。

無事ストーリーが進んで、次の記事が書けますように。


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