「副部長」タイプの人こそ管理職向き。-リーダー役を避けてた本当の理由-
会社の中で「管理職」を避ける意向の人が増え、
管理職のなり手不足という問題に頭を抱える人も多いと思います。
「管理職やりたくない」から
「管理職やってもいいかも」と
自発的に思うためには何が必要なのでしょうか?
「管理職やりたくない」の裏にある3つの理由
① 責任を負いたくない
学生時代、「部長」や「委員長」に立候補したり、推薦で選ばれてきたような、自他ともに認めるリーダータイプの人は、これを読んでいる読者層には少ないと思います(笑)
私の想像では、私と同じように、昔から学校や部活では部長や代表よりも、副部長、副委員長、書記、会計など、縁の下の力持ちタイプの役をやっていた、仕事はきっちりやれるし、一定の信頼はあるけど、目立つのは苦手、人前でしゃべらないといけないのは嫌だ。
そんな人が多いのではないでしょうか。
つまり、管理職になって、責任を負いたくないと思う裏には、部活やチームの代表であり顔でもある「部長」よりも、部長に並走する「副部長」ポジションに安心する心理とも重なるのでは、と考えます。
具体的には、
基本的には部長が矢面にたつので、自分は多くの人の目にさらされたり、スピーチをしたりしなくてよい。攻撃されるリスクもない
何かあれば部長が意思決定し、責任を取る。副部長はその補助やサポートをすればよい
このように考えて、自分はフラットなスタンスを保ちつつ、支える側でいることを鎧にして、自分を守っていた可能性があります。
② 人を動かすことに自信がない
副部長タイプの人は、「自分がやる」ことにはとても強い一方で、「人にやってもらう」「人を動かす」ことに苦手意識を持ちがちです。
指示を出すのが申し訳ない
強く言って関係性が壊れるのが怖い
自分がやった方が早いと思ってしまう
こうした感覚があると、管理職=「人を評価する」「指示を出す」「時に厳しいことを言う役割」というイメージが重くのしかかり、結果として、
「自分には向いていない、今のままで十分役に立っている」
と、無意識に「管理職を選ばない理由」を強化してしまうのです。
③ 管理職=自己犠牲だと思っている
もう一つ大きいのが、管理職は損な役回りだという認識です。
業務量が増える
板挟みになる
部下の尻拭いをする
自分の裁量は意外と少ない
こうした現実を、これまで間近で見てきたからこそ、副部長タイプの人ほど冷静に状況を把握しています。
だからこそ、
「あの大変さを引き受けるくらいなら
今の立場で貢献した方が合理的」
という判断になるのも、ある意味とても健全です。
「管理職やってもいいかも」と思う瞬間とは?
では、副部長タイプの人が、
「管理職やりたくない」から
「やってもいいかも」に変わるのは、どんな時でしょうか。
そのポイントは一つです。
管理職=部長タイプ(目立つ、引っ張るリーダー)になること、ではない
と腹落ちした瞬間です。
むしろ、会社の中の最初の管理職、「課長」クラスであれば、自分の上司である「部長」(会社の役職としての)のやりたいことを現場で実現する役回りも求められるので、まず必要なのは、
現場をよく見ている
人の感情の機微に気づける
全体が回る仕組みを整えられる
そんな「副部長タイプの管理職」です。
さらに、副部長タイプの人は、
権威ではなく、信頼で人を動かす
自分が前に出ずに、さらっと場の空気を整える
自分が主役にならずに、部下を主役にして成果を出す
という資質を、すでに昔から持っているので、実は管理職に向いているのです。
それらの行動は「責任を負わない」わけでも「責任から逃げている」わけでもなく、責任の持ち方が違うだけ。
部活の部長のように「矢面に立って引っ張る責任」ではなく、「チームをチームとして機能させる責任」、チームメンバーが崩れないように支える責任を持つことです。
「管理職になりたくない若手が増えている」という話は、裏を返せば、管理職のロールモデルが、まだ「部長タイプ」一択で語られている、あるいはそう思い込んでいる人が多いということなのかもしれません。
あなたのような副部長タイプの人は、せっかく管理職、リーダーの資質を持っているのに、それを使わずに埋もれさせるのは絶対にもったいない!
今日の投稿が、あなたにとって、
「今の自分のままで管理職をやっていい」
「やってみたらできた。むしろ、向いてた」
と思うきっかけになれば幸いです。
また、これを読んで「幸せな出世」にも関心がわいた方は是非、こちらの記事も参照ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
