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【禅語タロット・第9回】隠者×「回光返照」── そのランタンは、外ではなく内を照らしている

こんにちは、りゅうぎんです。

タロットの大アルカナ22枚に、禅の言葉をひとつずつ重ねていくこの連載。前回の第8回では、素手でライオンに触れる「力」のカードに、道元禅師の「柔軟心」を重ねました。

番号「9」で旅人が出会うのは、「隠者(The Hermit)」。雪山の頂に、たった一人で立つ老人のカードです。

にぎやかなカードが続いたあとの、この静けさ。今日は、「ひとりの時間」の本当の意味のお話です。

山頂で灯りをかかげる老人は、誰の道を照らしているのか

ウェイト版の「隠者」の絵柄を、眺めてみてください。

隠者

灰色のマントに身を包み、フードを目深にかぶった老人が、雪の山頂に立っています。右手には、ランタン。中には、六角の星がひとつ、灯りとして輝いています。左手には、長い杖。背景には何もありません。青灰色の空と、白い雪だけ。ここまでの旅で出てきた、街も、畑も、玉座も、恋人も、ライオンも──何ひとつ、ありません。

さて、ここで今日の謎です。

この人は、いったい誰のために、灯りをかかげているのでしょうか。

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