家で荒れるのは、外で頑張った証拠でした。「キッザニアで見た、私の知らない4歳の顔」
こちらの記事は
「子どもに教えられたこと」作品の中で、
たくさんスキをいただきました。
ありがとうございます。
励みになります!

「もう、いい加減にして……!」
喉まで出かかったその言葉を、
私はギリギリで飲み込みました。
楽しかったはずのお出かけの帰り道。
家に着いた瞬間、息子の機嫌は大崩壊。
さっきまで笑っていたのに、
・靴を脱がない
・お茶をこぼして泣く
・抱っこで暴れる
・些細なことで癇癪
その全部を真正面から
受け止める余裕なんて、
正直ありませんでした。
「なんで最後こうなるの……」
疲れ切った頭で、そう思ってしまったんです。
でも、その夜。
友人から送られてきた
“1本の動画”を見て、
私は何も言えなくなりました。
私の知らない、4歳の顔
その日は、久しぶりのキッザニアでした。
仲の良い友人に息子を少し預けて、
私はほんの少しだけ
一人時間をもらっていました。
それまでの息子は、ずっと私にべったり。
「ママ見て」
「ママ一緒にやって」
「ママあっち行こう」
「ずっと抱っこして」
服の裾をぎゅっと握る、甘えん坊の4歳。
私はずっと、“その姿”しか知らなかったんです。
でも動画の中にいた息子は、まるで別人でした。
スタッフさんの説明に真剣な顔で頷き、
小さな手で道具を持ち、
敬語で話しかけられるたびに、
背筋をピンと伸ばしていた。
「え…こんな顔、できるんだ」
思わず、息をのみました。
そこには、
“ママがいない場所”で、
一人で社会と向き合っている
小さな人間がいたんです。
「グズグズ」の見え方が変わった瞬間
その動画を見た瞬間、
さっきまでイライラしていた気持ちが、
スッと静かになっていきました。
あぁ、この子。
今日一日、ずっと頑張ってたんだ。
慣れない場所。
知らない大人。
たくさんの刺激。
4歳なりに空気を読んで、
ちゃんと話を聞いて、
“いい子”で頑張ってたんだ。
その張っていた糸が、
家に帰ってきて、ようやく切れたんだ。
そう思ったら、
あのグズグズも、癇癪も、涙も、
全部が急に愛おしく見えました。
家で荒れるのは、「安心している証拠」
保育士をしていた頃、
お迎えの瞬間だけ大泣きする子を、
たくさん見てきました。
園では頑張っていたのに、
ママの顔を見た瞬間、
張り詰めていた気持ちが一気にほどけるんです。
当時は、
「お母さんの前だと安心できるんですね」
そう伝えていました。
でも、自分が親になってわかりました。
“安心して甘えられる”って、
受け止める側には、ものすごく体力がいる。
余裕がない日は、
「なんで今なの……」って思ってしまう。
笑えない日だって、もちろんある。
それでも、
子どもは“安全な場所”でしか
崩れられないんですよね。
キッザニアの「敬語」が教えてくれたこと
私が感動したのは
スタッフさんたちが、4歳の息子に対しても
一人の“人”として接してくれていたことでした。
「こちらお願いします」
「ありがとうございます」
「頑張ってくれてますね」
その敬語の一つひとつに、
“君を信頼してるよ”
というメッセージが込められている
気がしたんです。
だから息子も、
「ちゃんとしよう」
「頑張ろう」
って、小さな体で応えていた。
子ども扱いするんじゃなくて、
“一人の人間”として尊重する。
その視点を、
私は親として忘れたくないと思いました。
今日も、小さな社会で頑張っている
子どもって、
私たちが思っている以上に、
毎日たくさん頑張っています。
保育園で。
幼稚園で。
学校で。
お友達の中で。
知らない大人の前で。
ちゃんと空気を読んで、
笑って、
我慢して、
「いい子」でいようとしてる。
だから家で崩れるのは、
“わがまま”じゃない。
「ただいま」
と一緒に、
張り詰めていた心を
下ろしているだけなんです。
今夜は、少しだけ優しく撫でてあげたい
泣き疲れて眠った息子の頭を、
その夜はいつもより少し長く撫でました。
「今日も一日、お疲れさま」
「いっぱい頑張ったね」
そう声をかけながら、
本当は、私自身にも
言ってあげたかったのかもしれません。
子どもの“荒れ”を受け止める毎日は、
本当に大変です。
でもその裏には、
「外で頑張ってきた小さな背中」がある。
もし今日、
お子さんのグズグズに
イライラしてしまったとしても
どうか、自分を責めないでくださいね。
あなたのお子さんは、
“安心できる場所”として、
ちゃんとあなたを選んでいるんです。
今日も、本当にお疲れさまでした。
明日は少しだけ、
「この子、外で頑張ってきたんだな」
そんな目で見つめられる夜になりますように。
関連記事はこちら▼
「行かせるべき? 休ませるべき?」
その迷いに終止符を。
完璧主義な小1娘の「登校しぶり」
と向き合った90日間の全記録を公開します。
元保育士の視点で
試行錯誤してたどり着いた、
親子が壊れないための具体的な解決策とは?
悩めるママを強力にバックアップする、
実践的な内容を収録しています。
【実録】
行き渋りが劇的にラクになった
「3つの逃げ道ルール」
【丸投げOK】
担任の先生へそのまま送れる
「相談テンプレート」
【変化】
子どもの心を守った
「声かけ、対応」とその後の様子
感情論だけでは解決しないからこそ、
現場で使える「具体的な手立て」
をまとめています。
この一冊の投資で、
明日からの朝の景色を変えてみませんか?

いいなと思ったら応援しよう!
よろしければ応援お願いします☺️
いただいたチップは自己投資に使わせていただきます!