隠蔽はなぜ起こるのか
2026年8月6日(木)朝の6:00になりました。
今週は、なんだか長い。
どうも、高倉大希です。
問題が起こることそのものを、悪いことだと思っている。
そんな組織では、隠蔽が起こりやすいような気がします。
問題を起こすと、まわりの人に迷惑がかかってしまう。
だから自分ひとりの力で、なかったことにしなければ。
そんな責任感により、解決が先送りになって。
やっと表に出たころには、時すでに遅し状態になっているというわけです。
いつか「何の問題もない状態」に到達できるのではないかという幻想を抱いているからだ。その結果、目の前の具体的な問題ではなく、「問題がある」こと自体が問題であると感じられ、二重に苦しまなくてはならない。
隠蔽は、人の悪意によって起こるものではありません。
むしろ、人の善意によって引き起こされます。
早期に着手できていれば、大したことではなかったのに。
着手が遅れれば遅れるほどに、問題は複雑になっていきます。
だからこそ、冒頭で述べたような組織は辛いよなと思います。
違う人間が集まる限り、問題は起こって然るべきです。
「トラブルが起こらない社会」を目指すのが「心の教育」で、「トラブルが起きたときに解決できる人材がたくさんいる社会」を目指すのが「行動の教育」であり、民主主義教育です。だから学びの機会を増やしてあげるためにも、トラブルは起きたほうがいいんです。
隠したら、ダメだよ。
そんな注意喚起では、根本的な解決にはなりません。
隠蔽を、すこしでも減らしたいのなら。
人は隠したくなるものだ、という前提に立たねばなりません。
言い換えるなら、隠さない方が得をする環境を。
つくっていかなければならない、ということです。
たとえ相手が自分の希望通りに動いてくれなかったとしてもなお、信じることができるか。愛することができるか。アドラーの語る「愛のタスク」には、そこまでの問いかけが含まれています。
隠した方が、まわりに迷惑がかかります。
隠した方が、未来の自分の首を絞めます。
問題が起こることそのものが、悪いわけではありません。
隠してしまう人間が、悪いわけでもありません。
そんな思い込みや責任感は、さっさと捨ててしまうべきです。
誰も、幸せになれません。
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— 高倉大希|インク (@firesign_ink) January 1, 2023
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