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今週読んだ本(2025.12.28〜2026.1.3)

今週読んだ本は5冊でした。年越し、本年もよろしくお願いします。

「流血マルチバース」 五条紀夫

龍穴島へ宝探しで訪れた一団、しかし到着後に一人が死体に、運命は複数に分岐する。
孤島を舞台にミステリ、サバイバル、SFと分岐同期するマルチストーリーで、アドベンチャーゲームのような感じ。分岐世界のルールがわかれば、なんとなくの違和感から真相はうっすらと見えますね、多分。しかし、また異色作を描きましたね、五条さん。

「図書室のはこぶね」 名取佐和子

体育祭を控えた中、二人の図書委員会は十年ぶりに返却された本と挟まったメモの謎を追う。
過去の志が時代を超え奮闘へと繋がる、心打たれる青春小説でした。伝統と改変と、子供達と大人達と、全てが学びで素晴らしい一冊でした。
ちなみに途中で気がつきましたが、以前四六判の時に読んでいました。けど、再読でも面白かったです。シリーズものがあるようなので、そちらも探してみましょう。

「任侠学園」 今野敏

潰れかかった私立高校の運営を引き受けた阿岐本組、任侠と人情で高校を立て直せるか?
任侠シリーズ二作目です。今回は学園、やる気ない学生と先生たちを本気の姿勢で矯正していきます。礼儀、感謝、叱咤、あるべき正しさをコメディのような観点から諭していく良き物語でした。代貸の苦労がしのばれます。

幕間

というわけで、ここまでが2025年の読んだ本となります。年間で257冊の読了、実によく読みました。

では、引き続き2026年の読んだ本へと進みましょう。

「国宝 上 青春篇」 吉田修一

極道の息子、歌舞伎一門の息子、二人が進む厳しき芸の道の行く先は。
映画は未視聴。歌舞伎にかける人生の物語、になるんですかね。章が変わるたびに結構時間が飛ぶため、知らない登場人物が増えたり、何があったの?みたいになり、客観視させられ入り込めない印象があります。上巻の青春編だからですかね?まだ評判名高い凄いと感じるには至っていないため、下巻の展開に期待です。

「国宝 下 花道篇」 吉田修一

芝居に生きた男たち、光と影とうつろう芸能の世界の荒波の先には。
上巻同様、章ごとに話は飛ぶのですが、良し悪しが際立つ事で緊張が持続し、なかなかに読ませる展開でした。正常と異常の同居、まさに狂気という、狂おしいほどの芸への生を見せつけられました。終わり方もなんとも凄い印象でした。映画版はどんな感じなんだろう?

おまけ

今週買った本は8冊でした。年末目についたのを買っちゃいました。

ここまで目を通していただき、ありがとうございました。

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