【第二十四弾】「会話」について;学校生活では説明,社会生活では理を解する
~ちゃんとやっているのに伝わらない人がハマる思考~
ちゃんと説明したのに,なぜか伝わってない。
頑張っているのに,反応が薄い。
それ,“ 伝え方 ” ではなく “ 前提のズレ ” かもしれません。
新年度が始まって,1ヶ月くらい。
ほんの少しずつ,仕事や環境に慣れてきた一方で,
こんな違和感を感じていないでしょうか。
・説明しても「えっ?」と言われる
・資料を出しても変な顔される
・ちゃんとやっているのに,ダメだしされる
そして,モヤモヤしているうちに
👉「自分は説明が下手なのか・・・」
👉「コミュニケーション能力が低いのかも」
と,自分を疑い始めてしまう。
ここで一度,立ち止まってください。
その違和感は,かなり自然なものです。
むしろ,この時期にそう感じているのは
あなたが,ちゃんと向き合っている証拠なのです。
ただし,そのままだと
考えすぎる → 自信をなくす → 動きが鈍る
という,負のスパイラルに流れやすい。
だからここで一度,
“ 原因の見方 ” を整えておくことが大切です。
① 学校では “ 伝えたら終わり ” だった
まず前提として,
あなたのやり方は間違っていません。
学校では正しかった伝え方
だからです。学校の思考は
・順序立てて説明する
・情報を漏れなく伝える
・丁寧に話す
という “ 正しく伝える ” ことが評価されます。
「よく教えてくれたね」
「言葉遣いが良かったですよ」
と,先生が伝えた本人のその思いを汲んで
内容を理解してくれます。
この感覚のまま社会に出ると,
“ ちゃんと説明する ” ことに意識が向きます。
② 社会は “ 伝わって初めて成立する ”
でも社会では,基準が変わります。
社会の思考とは,
・相手が理解したかどうか
・結論がすぐ分かるか
・次の行動につながるか
“ 伝わったかどうか ” がすべてです。
つまり,伝えただけでは不十分なのです。
ズレが起きる瞬間とは,たとえばこんな場面。
あなた
→「背景から順番に説明する」
上司
→「結論は?」
あなた
→「全部丁寧に伝える」
相手
→「要点は?」
ここで起きているのは,
能力の問題ではなく前提の違いです。
③ ハマりやすい思考
ここで,多くの人がやってしまうのが
「もっと分かりやすく話さなきゃ」
「説明力を上げなきゃ」
一見正しそうですが,
これだけだとズレは解消されません。
なぜなら,どこを変えるかが曖昧だから。
④ シンプルに1つだけ変える
ここで,前回の話が効いてきます。
1つの変化に絞るのです。
たとえば,
・最初に結論だけ言う
⇒ その結論を聞いた相手の反応を待つ
・1文を短くする
⇒ 相手の読解力は様々なので,
相手に合わせて話すスピードも調整
・相手に一度確認する
⇒ 話した内容までの不明点を伺うことで
何が伝わっているのか否かが分かる
どれか1つでいい。
全部変えようとしないこと。
これだけで,
・相手の反応が変わる
・会話がスムーズになる
・手応えが出てくる
⑤ 考え込みすぎないためのコツ
この時期に一番大事なのはここです。
“ 自分の能力の問題にしない ” こと!
・自分はこの仕事に向いてない
・コミュ力がない😢
こういう考えは一旦ストップ。
代わりにこう置き換えます ↓
やり方を1つ変えてみる。
それだけで十分です。
さらに楽になる考え方をもう1つだけ。
“ これは私の練習なんだぁ~ ” と思うこと。
新しい環境で,最初からうまく伝えられる人は
ほとんどいません。
・相手の前提も分からない
・求められているレベルも分からない
だからこそ,
少しずつそこにいる人たちに,
伝えられるようにしていけばいい
のです。
⑥ まとめ
学校では,
💡 “ 正しく伝えること ” が大事
社会では,
💡 “ 伝わること ” が大事
(理を解する)
そしてその差は,
小さな工夫で埋められる
のです。
⑦ 最後に
もし今,
「ちゃんとやっているのに伝わらない」
と感じているなら,
それはあなたのせいではありません。
“ ルールの違いに,まだ慣れていないだけ ”
なのです。
🌟完璧にやろうとしなくていい
🌟1つだけ変えればいい
小さな工夫を繰り返していけば,
気づいたときには
ちゃんと伝わるように
あなたが成長していきます。
次回は,
「学校生活では友達の範囲に届くが,
社会生活では自分の知らない範囲に届く」
について書きます。
