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新しいことを始めてすぐ燃え尽きる人へ。習慣化に必要なのは「あえて途中でやめる」勇気

はじめに:初日の夜、私は興奮して眠れなくなりました

普通研究所の所長です。

実は、この「普通研究所」のnoteやThreadsでの活動をスタートした初日の夜、私は 興奮して全く眠れませんでした

頭の中で「こんな記事を書こう」「こんな企画はどうだろう」とアイデアが溢れ出し、心拍数が上がっているのが自分でもわかります。今なら何でもできると思えるほどの、エネルギーに満ちた状態でした。

素晴らしいスタートダッシュに見えるかもしれません。しかし、ベッドの中で、私は強い危機感を抱いていました。

あ、これ、数日後にパタッと動けなくなるやつだ 」と。

私はこれまで、様々なことに挑戦し、そして継続が叶わず挫折してきました。日記を書き始めた日、新しい勉強を始めた日、イラスト練習を始めた日。最初の数日、長くても数週間は驚くほどの熱量で取り組みますが、ある日、ふっと電池が切れたように体が動かなくなる。そして、再起動できないまま「また続けられなかった」という自己嫌悪だけが残る。

要するに、 最初のハイテンションは燃え尽き症候群の前兆 なのです。この溢れるエネルギーの維持は、脳や体に大きな負担を強いています。

「いつもと同じやり方では、また同じ結末になる。」

そう考えた私は、今回あえて普通とは真逆の実験をしてみることにしました。

それは、 「溢れるエネルギーを徹底的に温存し、普通よりちょっとだけ元気な状態をキープする」 という試みです。

今回は、私が自身の燃え尽きを防ぐために行ったちょっと奇妙な実験のプロセスと、そこから得られた知見を共有します。



「やる気」がある人ほど、あっけなく挫折する理由

なぜ、新しく始めたことは長くても数週間で途切れてしまうのでしょうか。

多くの人は、自分の意志が弱いからと考えると思います。しかし、普通研究所の仮説は少し違います。

むしろ、 最初にやる気がありすぎたことこそが、続かない原因 なのではないでしょうか。

新しいことを始めたとき、私たちの頭の中は興奮状態で、ものすごいエネルギーに溢れています。でも、私たちの体や心は、急激な変化を嫌うようにできている。

いつもと違う高いテンションが続くと、心身が「これは異常事態だ」と警戒し、 元の慣れ親しんだ状態に戻そうとブレーキをかけてしまう

その結果、数週間後にふっと電池が切れたようにやる気がなくなってしまうようです。

つまり、高いモチベーションでがんばること自体が、かえって心身に 強制的なブレーキを踏ませる原因 になっていたのかもしれません。

習慣化に必要なのは、高すぎるエネルギーを維持することではないのだと思います。

むしろ、自分の中の防衛システムに気づかれないくらい静かに、 普通よりほんのちょっとだけ元気な状態をキープし続けること 。これこそが、長く続けるためのコツなのではないでしょうか。


1年間筋トレが続いたのは、やる気がなかったから?

実は私には、かつて筋トレを1年間続けられた経験があります。数年前のことです。

最初は1日5分だけ。もちろん5分で力尽きるわけではありませんが、運動不足の体にはそれだけでも結構きつかったです。日に日に続けるうちに体力がつき、少しずつ時間は伸びていきましたが、最終的に環境が変わってやめるまで、丸1年ほど習慣として続いていました。

なぜ、あんなに筋トレが続いたのでしょうか。

振り返ってみると、当時は毎日 「気持ちの余力」が残されていた からのではないかと思うのです。

筋トレという活動は、筋肉の疲労という物理的な限界が必ずやってきます。頭のどこかで「もっとやりたいな」という気持ちがあっても、体が限界を迎えているため、 その日は強制的に終了せざるを得ません

この物理的なブレーキのおかげで、もっとやりたいというモチベーションが使い果たされることなく、翌日や次のステップへと持ち越されていました。だからモチベーションが尽きず、早くまたやりたいと思えていたのです。

つまり、肉体が強制的に活動をストップしてくれたおかげで、私のエネルギーは 知らず知らずのうちに温存 されていました。

一方で、日記の執筆やイラストの練習、勉強といった頭を使う活動には、この物理的なブレーキがありません。体力が限界を迎えていなくても、脳のエネルギーを極限まで使い果たすことができてしまいます。その結果、 調子が良い日ほどエネルギーを空っぽにしてしまい、翌日には動けなくなってしまう のです。


続かない勉強や読書には「ブレーキ」が必要かもしれない

筋トレのように肉体が勝手に止まってくれないのであれば、頭を使う活動には人工的なブレーキをかける仕組みが必要になります。

そこで私は、新しく何かを始めるときに、次のようなルールを設けてみることにしました。

ルールはシンプルで、 「 どれだけ調子が良くても、あらかじめ決めた上限で強制終了する 」 というものです。

たとえば、勉強であれば「1日2ページまで」、読書であれば「1日1章まで」といった上限を、あらかじめ決めておきます。イラストの練習や日記でも同様に、時間や量で区切りを設定します。


実際にやってみると分かりますが、作業がノリに乗っているときに「ここで終わり」とするのは、非常に強い自制心が必要です。もっと進めたい、もっとやりたいという衝動が襲ってくるはずです。

しかし、そこをグッとこらえて本を閉じたり、パソコンの電源を切ったりします。

すると、 不思議なことに、止められた直後から頭の中は 「 早く明日にならないかな 」「 早く続きがやりたい 」 という気持ちでいっぱいになります。

これこそが、やる気を翌日に持ち越すエネルギー温存の状態です。

もし上限を決めずに、気の済むまで何時間も作業し続けてしまっていたら、翌日には「昨日あんなに頑張ったから、今日はもういいや」と、モチベーションが枯渇する可能性が高いです。

つまり、習慣化を成功させるために必要なのは、エネルギーをいかに高く保つかではなく、 いかに使い切らないかという「ブレーキのコントロール」 なのだと思います。

しかし、実際のところ、私もこの普通研究所の記事執筆に関して、やりたいのにやめるのは非常に難しいと感じています。この「やりたくても、ぐっと堪えてやめる方法」については、 今後の研究テーマとしてじっくり検証していきたい と考えています。


おわりに:次回の研究テーマは「どうやってブレーキを踏むか」

今回の考察をまとめます。

習慣化が続かないのは、意志が弱いからではなく、 最初のやる気に任せてエネルギーを使い切ってしまうから ではないか。長く続けるためには、エネルギーをいかに温存するかというブレーキのコントロールが重要である、という仮説を立てました。

しかし、先ほども書いた通り、この「ノリノリの状態で作業をやめる」というのは、言うのは簡単ですが実践するのは本当に難しいです。私も、この記事を書きながら「もっと書きたい」という衝動と戦っています。


そこで、普通研究所の次回の研究テーマは、 「 どうやってやりたい気持ちを抑えて、途中で作業をやめるか 」 という具体的なブレーキの踏み方に決定しました。私がいくつかのアプローチを試してみて、効果のあった方法をまたこのnoteで報告したいと思います。


【追記】具体的な「ブレーキの踏み方」に関する研究記事を公開しました!

​「キリの悪いところで作業をやめる」のは、思った以上に至難の業でした。
​今回は、個人の強い意志に頼るのをやめ、脳の興奮をうまくいなして強制終了するための「4つのアプローチ(仮説)」をまとめています。



もしこの記事を読んで、参考になった方、「自分も最初のやる気で燃え尽きがちだな」と共感していただけた方がいたら、ぜひnoteの 「スキ」や「フォロー」で応援 していただけると、今後の研究の大きな励みになります。

また、共同研究員の皆さんは、何かを始めるとき、どのように自分自身にブレーキをかけていますか?もし良い工夫があれば、コメントなどで教えていただけると嬉しいです。

日々の思考や、リアルタイムの観察ログはThreadsで発信しています。そちらもぜひ覗いてみてください。

それでは、本日の研究はここまで。お付き合いいただき、ありがとうございました。


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