「あえて途中でやめる」を仕組み化する。エネルギーを枯渇させないブレーキの踏み方
はじめに:正直に告白します。まだブレーキを踏めていません
普通研究所の所長です。
前回の記事で、私はこんなことを書きました。
長く続けるためには、エネルギーをいかに温存するかというブレーキのコントロールが重要である、と。
前回の記事↓
そして、次回のテーマは具体的なブレーキの踏み方、つまりどうやって作業を途中でやめるかにします、と宣言して記事を締めくくりました。
……しかし、ここで正直に白状しなければなりません。
実はこの記事を書き始める直前まで、私は全くブレーキを踏めていませんでした。
「よし、今日こそはキリの悪いところで作業をやめるぞ!」と心に決めてパソコンに向かうものの、いざ書き始めると「もう少しだけ」「この段落まで書けばスッキリする」という誘惑に勝てず、結局エネルギーが空っぽになるまで書き進めてしまっていたのです。
「言うのは簡単だけど、実践するのは本当に難しい」
身をもってそれを痛感しました。ノリに乗っている状態で自ら作業をストップさせるのは、とても個人の「強い意志」だけでコントロールできるものではありませんでした。
そこで、私は諦めてテーマを変える……のではなく、アプローチを変えることにしました。
まだ私自身も実践できておらず、成功もしていません。だからこそ、今回は「自制心に頼らずにブレーキを踏むための4つの仮説」をここに公開し、今日から皆さんと一緒に検証をスタートする「キックオフ」としたいと思います。
意志の力に頼らないための4つのブレーキアプローチ
私たちが作業を途中でやめられないのは、脳が興奮状態にあり、「今やめると損をする(続きを忘れてしまう、勢いが失われる)」と不安を感じているからではないでしょうか。
この脳の興奮をうまくいなし、自制心を使わずに作業をストップさせるため、以下の4つの実験アプローチを考えてみました。
1. 感情を実況中継して手放す(メタ認知)
アプローチ: 「もっと書きたい」「今終わらせたい」という脳内の興奮と焦りを客観的に観察し、その衝動を手放す。
期待される効果: 「あ、今自分はやる気物質が出ていて、作業を止めづらい状態にあるな」と頭の中で実況中継するだけで、興奮の渦から一歩引くことができます。
懸念点: そもそも興奮している真っ最中に、冷静に「実況中継しよう」と思い出せるかどうかが最大の難関です。
2. 次のアイデアを紙に吐き出す(ブレインダンプ)
アプローチ: 続きの展開や、次に書きたいアイデアを、手近な紙や別のメモ帳に殴り書きして、強制的に脳内を空にする。
期待される効果: 脳が「続きを忘れるかもしれない」と不安になるからやめられないのです。すべて書き出しておけば、脳が安心して「続きは明日の自分に任せよう」と休めるようになります。個人的に一番期待値が高い方法だと思っています。
3. 外の環境や限界を利用して強制終了する
アプローチ: 自分の意志ではなく、周囲の環境やデバイスの物理的な限界を利用して、作業を続けられない状態を作る。
具体例:
「カフェの閉店時間」をデッドラインにする: 閉店1時間前に入店し、時間が来たら物理的に立ち退かざるを得ない状況を作る。
充電器を繋がずに作業する: ノートPCのバッテリー残量だけを作業時間にする。充電が切れたらその日の作業は強制終了。
懸念点: PCのバッテリーが切れても「つい充電器を繋いでしまう」とか、カフェを追い出されても「家に帰ってから結局またパソコンを開いてしまう」といったことが予想されます。結局は、意志の弱さとの戦いになりそうです。
4. AIに明日の宿題を出してもらう
アプローチ: 作業を中断する際、そこまで書いた文章をAIに読み込ませ、「明日また執筆を再開したくなる一文で終らせる」や「明日考えるべき問い」を作ってもらう。
期待される効果: 翌日のスタート地点が約束されている安心感があれば、今日の作業をストップする心理的ハードルは劇的に下がります。現代ならではの面白いアプローチです。
おわりに:皆さんはどれが効果的だと思いますか?
今回は、作業を「途中でやめる」ための4つの仮説アプローチをご紹介しました。
どれも頭の中の計画、あるいは机上の空論であり、余裕があれば私自身が身をもって実験していきます。今回の仮説を試してみたリアルなレポートをこのnoteで報告できたらいいなと思っています。
ここで、共同研究員の皆さんに質問です。
この4つの中で、どれが一番効果がありそうだと思いますか?
あるいは、皆さんが普段仕事や創作で実践している「ブレーキの踏み方」はありますか?
「自分ならこれかな」と思うものや、独自のライフハックがあれば、ぜひコメント欄で教えてください。皆さんの知恵を借りて、この「ブレーキ研究」を深めていきたいと思っています。
それでは、本日の研究はここまで。(実は今も「もう少し書きたい」という衝動と戦っていますが、今回はアプローチ2の『ブレインダンプ』を試して、ここで強制的に筆を置きます!)
もしこの記事を読んで、参考になった方、「自分も最初のやる気で燃え尽きがちだな」と共感していただけた方がいたら、ぜひnoteの 「スキ」や「フォロー」で応援 していただけると、今後の研究の大きな励みになります。
お付き合いいただき、ありがとうございました。
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