2026-06-24 吉田健一
最近読んだ文章の書き方に関する本二冊に、なぜか(なぜか!)吉田健一が取り上げられてゐておもしろいなと思つた。
片方はある意味「悪文」として載せてゐるのだけれど、もう片方は食べ物に関する描写がうまいといふ例で載せてゐた。
吉田健一を読むやうになつたのはわりと最近……といひつつ、四年前に県立神奈川近代文学館で開催された吉田健一展には行つてゐるので、もしかしたら十年くらゐ前だつたりするのかもしれない。ある年の五月の連休前に「この連休は『時間』を読まう」と決めて読んだことだけは確かだ。
四年前の吉田健一展では、雑誌「雄鶏通信」の1949年2月号が展示されていて、ちやうど「ベーカア街便衣隊」といふ文言のあるページが開かれてゐた。
当時Twitterの自分のTLではシャーロック・ホームズの「Baker Street Irregulars」がなんと翻訳されてゐるかといふ話が流れてきてゐて、「「便衣隊」は初めて見たなあ」と思つたのだつた。
