B2、B3のクラブの売上をご存知? お荷物クラブは、どうするつもりかな?
【 地域に必要とされる存在かを、数字で証明しろ 】そう突きつけられる by B3 岐阜スゥープスの那須社長。
B1クラブの前シーズン売上げは、最高が千葉ジェッツの約52億円で、最低がFE名古屋の約12億円でした。平均は、21.9億円。5年後ぐらいには、最低売上げが20億円前後になると予想します。
では、B2、B3は? まずはB1を簡単に振り返ります。
B1 チーム別 売上と人件費(24−25シーズン)
チーム名 営業収入 チーム人件費(億円)
トップ3とワースト3
1 千葉J 約51.7 約15.3
2 A東京 約36.3 約14.5
3 琉球 約35.7 約10.8
22 茨城 約14.2 約6.9
23 滋賀 約12.4 約3.1
24 FE名古屋 約12.1 約5.0
平均 21.9億円
売上げの差は、52億から12億円、4.3倍もありました。B1クラブのチーム人件費(選手とスタッフ)も、15.3億円から3.1億円まで、大変大きな格差があリました。人件費3.1億円のクラブは、わずか8勝止まり(全60試合)。
チーム人件費に10億円投資すれば、勝ち越しは確実で、CSにも、ほぼ行けます。体験価値を上げられます。その為には、最低その2倍から3倍の売上げが必要です。サラリーキャップ制度が来期からあるので、注意。選手サラリーの見える化もするようです。

B2リーグ 全14チーム 売上ランキング(2024-25)
では、B2リーグの各クラブの売上げと勝数は、
1 信州 14.3 37 来期プレミアへ
2 A千葉 13.7 57 優勝昇格
3 福井 13.4 32
4 神戸 12.2 25 来期プレミアへ
5 福岡 11.1 42
6 静岡 10.4 34
7 熊本 9.7 27
8 富山 8.9 38 優勝昇格
9 福島 8.8 15
10 鹿児島 6.3 37
11 山形 4.8 24
12 愛媛 4.3 5
13 奈良 4.2 26
14 青森 3.7 21
平均 9.0億円
チーム格差が4.8倍もある
最高が昇格組の信州の14.3億円。B1では底辺りです。最低が青森の3.7億円。B3の中位のクラブより低い。その格差は、4.8倍もある!B1の4.3倍よりも大きい。NBAでは、約2.5倍の差です。4.8倍は大きな戦力差を生み、リーグの興行価値(体験価値)を低下させます。
A千葉と富山は、共にCS優勝の成績でB1に昇格した(停電の為)。
信州と神戸(西宮から移転)の売上げは12億円以上、夢のアリーナが準備できて、プレミアに合格し来期昇格する。信州は、今期は46勝のペース。神戸は、54勝のペースです!プレミアに備えて投資をして、クラブ価値が向上している。
越谷とFE名古屋はアリーナが準備出来ず不合格で、来期B1からB.ONEへ降格。
売上げ最高額は、14.3億円。その2.5分の1は、5.7億円です。10位の鹿児島までクリア。その下の山形、愛媛、奈良、青森の4クラブは、負け越し危険な状態に置かれています。5勝の愛媛だけは、今期は予算奮発?して、40勝のペースです。投資Good job.
改装アリーナを手に入れた福島は、今期は投資をして、現在48勝のペースで東地区の1位です。集客も好調。プレミアを目指します。
しかし、Bプレミアは、売り上げは最低20億円で、CS進出が可能なチーム人件費は最低10億円の世界です。ブースター様、覚悟は出来てますか?

小アリーナをホーム
B3リーグ 全17チーム 売上ランキング(2024-25)
さらに、B3は、売上げの差がもっと大きい。体験価値の格差大大。9勝の低迷のクラブがいる。
1 新潟 8.0 27
2 香川 5.7 41
3 横浜E 4.9 45 優勝昇格
4 立川 4.8 17
5 岩手 4.6 37 昇格
6 徳島 4.4 25
7 東京U 4.4 43
8 岡山 4.3 11
9 東京Z 3.3 27 準優勝 不履行
10 さいたま3.1 22
11 岐阜 3.1 31
12 八王子 2.7 20
13 金沢 2.6 16
14 品川 1.8 23
15 湘南 1.7 23
16 山口 1.3 25
17 三重 1.0 9
平均 3.6億円
B3は格差が8倍‼
売り上げ格差、8倍はプロリーグ興行では、あり得ない。戦力差があり過ぎ、わずか7チームだけが勝ち越し(全52試合)でした。体験価値、リーグの存在価値は疑問?
横浜EXがCS優勝しB2へ昇格した。東京Zは、CS準優勝したが、債務超過の為、B2ライセンス失効(失態‼)。 代わりに、新潟に勝った岩手がB2昇格し、逃げ込みに成功。
売上げ最高は、断トツ8億円の古株新潟でしたが、27勝!昇格失敗(GMはクビになったかも?)。
その2.5分の1は、3.2億円。それ以下のクラブが8つもある。
その中で勝ち越しは、岐阜のみ。那須社長、素晴らしいコスパ! 品川、湘南、山口、三重は、危険域レベル。
湘南のみが巻き返し、今期はイーブン。Good job。
首位の徳島と香川、そして大企業DIPに買収され潤沢な さいたまが今期は好調。
今期は、金沢、東京U、品川、東京Z、山口、そして定位置の三重が、負け越し低迷中。
B.ONEが今秋から始まります。
基準を大幅に下げた特別救済制度、仮入会制度で多くのクラブを昇格させ入れたかったが、それでもその4クラブが不合格。
品川 選手会長が所属中 3x3も
湘南 エフィラグループが買収 チケット無料配布へ
山口 山口産業が買収 無料配布へ
三重 今期も最下位低迷中
B.NEXTになる。わずか4チームで16回戦。移動宿泊費用も大変でしょう。金沢は滑り込めた。
なお、B. ONE地区分けは、5地区制(北・東・中・西・南)になった。仮免の13クラブは、頑張って。
Bリーグの新カテゴリー B.ONEの条件の変遷
B.ONE 2026ー27 昇格/参入の条件は、本ライセンスと仮免と2種類ある。
B.ONEライセンス(本ライセンス)取得条件
・平均入場者数
直近2シーズンでの平均入場者数が 2,000人 以上(毎試合の平均)、従来の2,400人基準から見直しが入っています。
・売上基準
年間売上高 4億円 以上
・アリーナ要件
B.ONE仕様のホームアリーナを確保、3000人以上収容など
仮入会(B.NEXT → B.ONE)の特別制度 仮ライセンス導入
過渡的に、B.NEXTライセンスのクラブでも 、仮入会 という形でB.ONEリーグ参加が認められる制度です。
主な 仮入会条件は、
・平均入場者数 1,500人 以上
・売上高 2.5〜3億円程度
・B.ONE仕様アリーナを確保が可能
仮入会中に本ライセンス条件を満たせない場合は、一定の期間後に再評価(B.NEXTへ戻る可能性)となる仕組みです。
それでも、4クラブが、B.ONE入りを果たせなかった。

B3の大問題 お荷物クラブ
この状況で、買収した山口パッツファイブも厳しいが、ヴィアティン三重のB.ONE入りは、絶望的に思える。
B.ONEの基準と三重のギャップ
ヴィアティン 三重の現状
・平均入場者数:1,000人以下
・売上高 :1億円
・アリーナ:複数体育館転戦

なぜ三重は特に厳しいのか?
地域で必要とされる存在か。関心が低過ぎるその理由は
1. 商圏が弱い三重は、名古屋圏に吸われる。バラバラ
関西圏にも中途半端。名古屋のJリーグやB1、プロ野球の人気強い(体験価値が高い)。また、「三重のバスケ」の中心軸が作れていない。三重県の人口を市町村別にみると、最も多いのは四日市市の29万3千人で、県人口の15.7%を占め、鈴鹿市(26万人)、津市(19万人)、松阪市(15万人)、そして本拠地の桑名市(クラブ所在地)と続いている。
2. 地元有力スポンサーを取りづらい。
本社機能を置く大企業が少ない。地元企業も全国規模でなく、またはバスケとの相性が良くない企業(部品メーカー、パチンコ)。弱くて知名度低いクラブが体育館で開催でスポンサーへの魅力ない。三重交通Gと井村屋などが無感心。
3.アリーナ計画が見えない。
B.ONE昇格には、3,000席以上を安定使用できるアリーナが必須だが、三重県内で、機運や具体的な新設や改修計画が見えない。だから県も無感心。
4.経営母体が弱小企業
中小企業、資本弱者の集まり。ビジネスが弱い。桑名から四日市へ移転が必要。
必要なのは
・行政関与のアリーナ計画(改修か)
・県・四市(四日市、鈴鹿、津、松阪)を巻き込んだ地域創生感 “三重県代表クラブ”化
・経営母体の変更M&A、信用大幅強化(さいたまのような単独オーナー型など)
・「昇格前提」で赤字覚悟の先行投資 体験価値向上策
これが揃わない限り、B.NEXTで安定運営・低空飛行が現実路線です。
ヴィアティンの問題は、「構造的に、三重はB.ONE向きではない。 B3向きだった。」安住の地B3が無くなる不運。Bリーグの安易なフランチャイズクラブ拡大と、B.ONEエクスパンションの犠牲者か。
ビジネスで、経営力で、新天地を勝ち取れ。それは社長とGMの責務です。気概はあるか⁉

島田チェアマンは2カテゴリーにしたいが
島田チェアマンは、年明け真っ先に、三重に調査・値踏みに行った。4クラブすべてを今年は訪問するそうです。
その地元新聞記事抜粋
ヴィアティン三重の中西GMは、経営面などの条件で折り合いをつけて、最速でB.ONEに行きたいと語った。
島田チェアマンは、「新規参入クラブの受け皿」としてのBネクストの意義を強調する一方で、「基本的には少しでも早い成長を促して、結果的に、Bワンとプレミアだけの2カテゴリーにするようなバスケ界にしたい」と抱負を述べた。
地方創生への貢献もBリーグの趣旨として、「三重においてはヴィアティンがその担い手。地元が元気になるきっかけになるクラブに、成長していくよう現場レベルで相談し、少しでも力になれるよう協力していきたい」と語った。
折り合いをつける? つまり、お互い譲歩すること。はなから、この昇格条件をクリアする気が無い三重の人たちでした。なぜ、こうなったの⁉
県関係者は会合に不在。チェアマンの具体的な協力策は今回はなし。たぶん、またB.ONE条件を下げることになるかも。
リーグ価値がさらに低下する。売上げの格差は、10倍を越える。
きっと三重の危機感の無さに、チェアマンは。。
かたや、冒頭のB3 那須社長の言葉は、遥かその先へ。
「勝敗だけでは届かない場所(価値)に行くための経営の力」が問われる時代に入っていく。とのことでした。
お読みいただきありがとうございます。
誰も書かないコトを書くを信条にnoteしています。
おまけ
山口パッツファイブ 地元紙記事抜粋
1月8日には近隣6市(宇部、山陽小野田、下関、防府、美祢、山口)による連携支援が発表された。その第一弾として、今月17日以降のホームゲームでは6市の小中学生を(オーナーの山口産業が)無料招待する。17日の三重との試合前には、各市の市長らが出席する「Tip offセレモニー」も開催され、地域一体となってチームを後押しする。

山口県の皆様、17日からですよ。地元の街を応援しましょう。クラブは良い試合をお願い致します。宇部の山口産業社長福重様 場作りになるバスケゴール設置プロジェクトもよろしくお願いします。
仙台、神戸などのバスケゴール設置プロジェクト↓
クラブのコストパフォーマンスは大切。最優秀GMと最優秀社長は?↓
