「旅にまつわる本の会」 (3)
4月6日の読書会にて参加者の皆さんがおすすめしてくださった旅の本の紹介、今回が最終回です。
本のタイトルと、それを推す方のコメントを書いていきます。
「旅」というワードは様々に解釈できますし、ひとりひとりおすすめするものはやっぱり全然違っていて、皆さん楽しんでくださいました。
推し本の会はやっぱり面白い!
『少年の夏』(新潮文庫)
『インドでわしも考えた』(集英社文庫)椎名誠
「僕にとって旅は歩く旅。それに導いてくれたのが椎名誠さんの本だったのかなと思います。たぶん20代前半に読んだ本で、影響されて人生初の海外旅行でインドに行きました。インドにいって人生変わったかというと…僕はそんなに変わらないタイプだったのかな? でも今でも歩く旅は続けていて、東海道は東京から出発して安倍川までは踏破しました」
『SAYONARA, Mrs Kackleman』マイラ・カルマン(洋書)
「30年ぐらい前に買った絵本。作者は今も活躍してるNYのアーティスト。二人の子どもが日本旅行をするんですが、子ども目線の日本がすごくおかしくて、お箸をうまく使えなくて飛んでったとか、靴を脱いで上がったレストランで靴の料理が出てくると思ったりとか。日本語の看板が「ふたつ頭はサイコー!って意味だよ」って言ってるんですがまったく意味がわからない。わかる人は教えてほしいです」
『ときどき旅に出るカフェ』近藤史恵(双葉文庫)
「近藤史恵さんはミステリー作家で、「シェフは名探偵」っていう西島秀俊さん主役のドラマの原作者(原題『タルト・タタンの夢』ほか)。これは続編も出ている人気作で、軽めのミステリーです。世界中のお菓子を月替わりで出すカフェが舞台で、店主が二週間とか旅に出て、そこで体得したお菓子を提供する。とにかく食べたことないお菓子が出てくるのと、旅に出なくても旅の気分が味わえる本です」
【プチ情報】
そんなお店をテレビで見たことがある…とkyocさんがおっしゃったので調べたところ、三軒茶屋にある「郷土菓子研究社 JOURNEY」というお店が世界中のお菓子を紹介していることがわかりました(現在はカフェではなく販売店)。実際にこの小説のモデルかどうかは不明ですが、オーナーさんは「THE PASTRY COLLECTION」というタイトルで本も出されています。
『少年少女 世界文学全集』(「オズの魔法使い」収録)
「子どものころ買ってもらった本です。「オズの魔法使い」はいろんな出版社からいろんな形で出てると思うんですけど、コレクションというか、見つけると買ってしまう。「オズの魔法使い」と「不思議の国のアリス」は買っちゃいます。その中で一番古いのを持ってきました。編集が小川未明とかで、装丁もあとで気づいたら安野光雅さんでした」
『生きるってなに?』『笑ってバイバイ』たかのてるこ(テルブックス)
「生きることについて考える本と、笑って死ぬには生き方をどうするか、っていう本。質問に対して次のページで答える、「生きるってなに?」「生きるって自分をまるごと愛することだよ」「自分をまるごと愛するって?」…って続いていくんです。子どもたちとか風景とかの写真で。シンプルにスッて入ってきて、難しいことは書いてなくて、ああ、そういうのでいいんだ、って。自分の生き方を見直したいというか、最近どうかな、っていうようなときに開きます」
『白夜の旅』東山魁夷(新潮文庫)
「東山魁夷さんが北欧4カ国を旅したときのエッセイ。東山魁夷さんがすでに有名になってからの旅のお話なので、出迎える人がその国の偉い人だったり、すごい待遇なんですけど。そういう話も面白いです。
小学校6年生ぐらいのときにこの本を読んで、風景を想像していました。その後大人になって雑誌でとあるコペンハーゲン近郊の写真を見たときに、なぜか見覚えがある、と思ったらそのとき思い描いた風景だったんです! 想像と写真がほぼ同じだったのでびっくりしました」
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以上「旅の読書会」に登場した本を抜粋して推しコメントとともにご紹介しました。
またテーマを決めて催したいと思っておりますので、皆さまぜひご参加ください。
その場でいろいろ質問しながら話を聞くとより面白く、興味が深まりますよ。
