求人票だけでは分からなかった。転職を繰り返した私が、今なら職場見学で見ること①
転職するとき、私はずっと求人票を一生懸命見ていました。
給与、休日、勤務時間、仕事内容。
「残業少なめ」
「アットホームな職場」
「丁寧に指導します」
少しでも条件のいい職場を探して、何度も求人票を見比べる。
でも、転職を繰り返してきた今思うのは、
本当に知りたかったことって、求人票にはほとんど書いていなかったな。
ということです。
実際にどれくらい忙しいのか。
新人が分からないことを聞ける雰囲気なのか。
看護師は何人いて、実際に何を任されるのか。
こういうことは、働いてから初めて知ることが何度もありました。
ちなみに私は、これまで職場見学をしてから転職先を決めた経験はありません。
だからこの記事は、「私が見学で確認してきたこと」を紹介する記事ではありません。
何度も転職して、
「これ、入る前に知りたかったな」
「ここは求人票だけでは分からなかったな」
と感じてきたからこそ、
もし今の私が転職するなら、職場見学で何を見るか。
7つに分けてまとめてみます。
① スタッフ同士の「話し方」を見る
私が一番見たいのは、人間関係が良さそうかどうか……ではありません。
そもそも数十分の見学だけで、人間関係のすべてを見抜くのは難しいと思っています。
それよりも見たいのが、
スタッフ同士が普段どんな話し方をしているか。
忙しいときに誰かが質問したとき、「今忙しいから」という空気になるのか。
それとも、「じゃあ一緒に確認しよう」と言えるのか。
医師が看護師にどう話しているのか。
看護師が受付や他職種にどう話しているのか。
先輩が後輩にどんな声をかけているのか。
普段のちょっとした会話には、その職場の雰囲気が出ると思います。
雑談の多さやスタッフ同士の距離感も含めて、
「自分はこの雰囲気の中で働けそうか」という目線で見てみたいです。
もちろん、見学の短い時間だけですべてを判断することはできません。
それでも、スタッフ同士の距離感や話し方は見ておきたいところです。
② 「忙しさ」ではなく、忙しいときの動きを見る
クリニックで働いてきて思うのは、忙しい職場=働きにくい職場ではないということです。
患者さんが多くても、役割分担ができていたり、スタッフ同士で声を掛け合えていたりすれば、意外と働きやすいこともあります。
反対に、そこまで患者さんが多くなくても、
誰が何をするのか曖昧。
一人に仕事が集中している。
困っている人がいても誰もフォローしない。
そんな環境なら、働き始めてからしんどくなるかもしれません。
だから私なら、「患者さんが多くて忙しそう」だけではなく、その人数をスタッフがどうやって回しているのかを見ます。
特にクリニックへの転職を考えているなら、ここはかなり見ておきたいところです。
③ 看護師が実際に何をしているのかを見る
求人票には、
「診察介助」
「検査介助」
「看護業務全般」
などと書かれていることがあります。
でも、同じ「看護業務全般」でも、職場によって実際の仕事内容はかなり違います。
診察介助にはどのくらいの頻度で入るのか。
検査や処置では、看護師がどこまで担当するのか。
物品補充や器具の洗浄、電話対応なども看護師が行うのか。
自分が応募した部署だけでなく、他部署へ配置されることはあるのか。
一人で任される仕事はあるのか。
求人票の数行だけでは、実際に働いたときの動きまではなかなか分かりません。
だからこそ見学できるなら、
「自分がここに入職したら、実際にどんな一日を過ごすことになるのか」
という目線で、看護師の動きを見てみたいです。
求人票に書かれた仕事内容を見るだけでなく、実際に働いている看護師が「どこで・何をしているのか」まで見る、もしくは質問する。
そうすることで、入職後の働き方をより具体的にイメージできると思います。
④ 新しく入った人が「聞けそうな環境か」を見る
教育体制についても、私は求人票の「丁寧に教えます」「教育体制あり」という言葉だけでは判断できないと思います。
特に病棟以外の職場では、病院のように教育プログラムが整っているとは限りません。
だから私なら、
「教育体制は整っていますか?」
「マニュアルはありますか?」
だけではなく、
分からないことが出たときに、誰に聞けばいいのかを確認します。
最初は誰と一緒に仕事をするのか。
独り立ちまでどのくらいを想定しているのか。
分からない処置があったら誰に確認するのか。
一人勤務になることはあるのか。
教育制度そのものより、
新人が分からない状態になったときに助けてもらえる仕組みがあるかを知っておきたいです。
特に未経験の分野へ転職するときは、「教育体制あり」という言葉より、
ここを具体的に確認しておきたいです。
⑤ スタッフの人数と配置を見る
これはクリニックなど、少人数の職場ほど確認しておきたいところです。
「看護師○名在籍」と書かれていても、その全員が毎日いるとは限りません。
実際の勤務では、
午前は看護師2人。
午後は1人。
曜日によって人数が違う。
繁忙期だけ増員する。
ということもあります。
私なら「看護師は何人いますか?」だけではなく、
普段の勤務では何人配置なのかまで確認します。
人数そのものより、自分が実際に働く時間帯にどんな体制になるのか。
ここは入職後の働きやすさにかなり関わってくると思います。
⑥ その場に入ったときの「違和感」を無視しない
これは数字では判断できない部分です。
忙しい職場でも、スタッフ同士で声を掛け合っている職場もあります。
反対に、院内は静かでも、なんとなくピリピリしていることもあります。
見学のときに、
スタッフが患者さんにどんな表情で接しているか。
スタッフ同士で会話があるか。
質問したときの反応はどうか。
そんなところも、私は見てみたいです。
「みんな笑顔だから絶対にいい職場」とまでは言えません。
ただ、自分がその空間に入ったときに感じた違和感は、意外と大切にしてもいいのではないかと思っています。
⑦ 「自分がここで働いている姿」を想像してみる
そして最後に、私ならこれを考えます。
ここで毎日働く自分を想像できるか。
求人票では、
給料も悪くない。
休日も多い。
家からも近い。
条件だけを見れば、とてもいい職場かもしれません。
でも実際の現場を見て、
「このスピードについていくのはしんどそう」
「この人数で一人になるのは不安だな」
「逆に、ここなら今までの経験を活かせそう」
と感じることもあると思います。
条件だけでは分からなかったことを、自分の目で確認できる。
それが職場見学の大きな意味なのではないでしょうか。
求人票は「入口」。働く場所は、自分の目でも確かめたい
私はこれまで転職を繰り返してきました。
そして、実際に働き始めてから、「これ、入職前に知りたかった」と思ったことが何度もあります。
だから今の私が転職するなら、求人票の条件だけでは決めません。
スタッフ同士の話し方。
忙しいときの動きや声のかけ合い方。
看護師の仕事内容。
新人が質問できる環境。
実際の配置人数。
そして、自分がその中で働いている姿を想像できるか。
見学したからといって、職場のすべてが分かるわけではありません。
人間関係だって、実際に働いてみなければ分からないことはたくさんありますし、相性もあります。
それでも、「求人票には書いていない情報を一つでも多く持ってから選ぶ」ことはできると思っています。
転職を繰り返したことを、以前の私はマイナスに感じていました。
でも、いろいろな職場を経験したからこそ、「次に職場を選ぶなら、ここは確認したい」と思えることも増えました。
これから転職を考えている方は、求人票の条件だけでなく、「私はここで実際に働けそうかな?」という目線でも、職場を見てみてください。
次の転職を考えている方へ🌷
職場を選ぶときに見ることが分かっても、
転職にはまだいろいろな不安があると思います。
「面接で何を聞かれるのか不安」と感じていたら、
▶︎転職を7回以上してきた私が、実際に何度も聞かれた質問と、
「自分の答え」の作り方をまとめています⬇︎
私自身、「病棟経験3年以上」という応募条件を見るたび、
応募する前から諦めていた時期がありました。
その頃の自分と、病棟以外の職場をいくつも経験した
今だから思うことを書いています。
▶︎ 「病棟経験3年以上」の求人を見るたび、応募する前から諦めていた。
最後まで読んでくださって、ありがとうございました🌷
のあ
