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ドラゴンボールは「DE&I」の最高傑作だった──悟空たちの世界から考える多様性の本質

こんにちは、RYOです。 いつもHo・to・Riのnoteをご覧いただきありがとうございます。
今日は、いつもと少し切り口を変えて、皆さんもよく知る「あのアニメ」の物語から、組織と多様性のお話をしたいと思います。

突然ですが、あなたは『ドラゴンボール』を見たことがありますか?
「DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)って、結局のところ何なんだろう?」と哲学的な問いを深めていたある日、ふと悟空たちの顔が頭に浮かびました。
そしてハッと気づいたのです。 「ドラゴンボールの世界こそ、DE&Iの本質そのものじゃないか」と。

「DE&Iって何?」と思ったときは、ドラゴンボールを思い出してほしい


近頃、多くの企業で「DE&I」という言葉が語られるようになりました。

  • 多様性を尊重する(Diversity)

  • 公平な機会を提供する(Equity)

  • すべての人が包摂される(Inclusion)

言葉としては知っていても、「具体的にどういう状態が『できている』組織なんだろう?」と、イメージが湧きにくいと感じている方も多いのではないでしょうか。
そんなときは、ぜひドラゴンボールの世界を思い浮かべてみてください。
地球人、サイヤ人、ナメック星人、人造人間、魔人、そして神様──。 まったく異なる種族、過去、身体的特徴、価値観を持つ者たちが、それぞれの力を持ち寄り、ともに最強の敵(困難)に立ち向かっていく。
これこそが、DE&Iが目指すべき理想の組織の姿です。

ドラゴンボールが教えてくれる4つのDE&Iの本質


なぜ、あんなにもバラバラな存在たちが一つのチームとして機能しているのでしょうか。現場で障害者雇用や組織作りに携わる人間の視点から、4つのポイントに整理してみました。

① 「強さ」の物差しが一つではない(多様な強みの共存)
DE&Iを語るとき、「色んな人がいる」という数(多様性)だけに目が行きがちです。しかしドラゴンボールが教えてくれるのは、「違う種類の強さが共存すること」の大切さです。

  • 悟空の強さ: 圧倒的な戦闘力と、限界を超えて成長し続ける力

  • ピッコロの強さ: 戦略的な思考と、相手の可能性を引き出す育成力(悟飯を育てた)

  • クリリンの強さ: 地球人としての限界に挑む技術と、仲間を守る折れない意志

  • ブルマの強さ: ドラゴンレーダーやタイムマシンを作り出す天才的な科学技術と知性

  • チチの強さ: 家族を支え、生活を守り抜く強い愛情

もし、悟空のような「純粋な戦闘力」だけを強さの基準(物差し)にしていたら、クリリンもブルマもチチも「不適合」「戦力外」になってしまいます。
しかし彼らの世界では、それぞれの「違う強さ」が、それぞれの場面で絶対に欠かせないピースとして尊重されています。
💡 現場での気づき 一つの物差しで全員を測る組織は、一種類の強さしか活かせません。**「物差しを増やすこと」**こそが、DE&Iの第一歩なのです。

② 「敵」を排除せず包摂する(過去ではなく「今」を見る)
ドラゴンボールで最も美しいDE&Iの場面は、「かつての敵が、最高の仲間になっていく」というストーリーです。
地球を支配しようとしたピッコロ、星を滅ぼそうとしたサイヤ人の王子ベジータ、人類の脅威だった人造人間18号。
もし悟空たちが「あいつは昔、敵だったから」「自分たちとは考え方が違うから」と排除し続けていたら、後の宇宙の危機を救う仲間は一人もいなかったはずです。
「過去の問題」や「違い」を理由に排除するのではなく、「今、ともに歩めるか」を考えて包摂(インクルージョン)を選択する。それによって、組織は想像を超える強さを手に入れます。

③ 「元気玉」という最強の包摂(Inclusion)
ドラゴンボールの中で、DE&Iの核心を最も見事に表現している技が「元気玉」です。
元気玉は、悟空一人の力では作れません。地球人も、動物も、草木も、あらゆる生きとし生けるものから「ほんの少しずつ」エネルギーを分けてもらうことで完成します。
一人ひとりの力は小さくても、弱く見える存在であっても、排除せずにすべての力を集めたとき、単体では絶対に倒せない困難を打ち破る「巨大な力」になる。
職場におけるDE&Iとは、まさにチーム全員で「元気玉」を作ることなのです。

④ 職場に置き換えると──DE&Iは「戦力」の話である
DE&Iは、単なる「優しさ」や「お題目(CSR)」ではありません。組織の戦力を最大化するための明快な「経営戦略」です。
障害者雇用の現場に長年携わる中で、成果を出している職場とそうでない職場には、明確な差があります。

  • 機能していない職場: 「この人には〇〇ができない(欠点を見る)」

  • 機能している職場: 「この人には〇〇という力がある(強みを見る)」

ドラゴンボールで言えば、クリリンを「悟空より弱いやつ」と切り捨てるか、「気円斬という唯一無二の技を持ち、仲間を鼓舞する最高の戦士」と見るかの違いです。
「違い」をマイナスとして捉えるか、固有の強み(希望)として捉え直すか。視点を変えるだけで、組織の戦力は一変します。

まとめ──「違い」を力に変えるのは、お互いへの信頼と敬意
悟空たちが種族や過去を超えてともに戦えるのは、厳しいルールや制度があるからではありません。根底に「互いへの信頼と敬意」があるからです。

  • 「自分とは違う」から排除するのではなく、違うからこそ尊重する。

  • 「できない」から切り捨てるのではなく、別の「強さ」があると信じる。

私たちは日々、企業と働く人が「希望を持ち(Ho)、ともに歩み(to)、振り返る(Ri)」ためのコンサルティングを行っています。
目の前の人の「デコボコ」に直面したとき、一度立ち止まって振り返って(Ri)みてください。そのデコボコは、もしかしたらチームに新しい風を吹き込む「まだ見ぬ強さ」かもしれません。
「違い」を否定せず、互いに尊重し合いながら、みんなで大きな元気玉を作っていける。そんな温かく強い職場づくりを、私たちHo・to・Riと一緒に考えていきませんか。


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