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除霊しましょう。SNSに現れる「三人称ナラティブ」という怪異を

心霊スポットへGO!

先日、他愛のない知人との会話の中で、とある人のSNSを見ているとどうにもモヤモヤするという話を聞いた。
実際に覗きにいってみると、確かに僕もモヤった。

一見何の変哲もない投稿だ。
内容そのものは基本的には前向きで、周囲への感謝や仕事への誠実さを綴っている。
文章のトーンも洗練されている。
しかし、一連の投稿を読み終えた後に残る、胃の腑がうっすらと重くなるような拒絶反応。

「こ、ここには何かがいるわ!」

霊媒師じゃないが、違和感を感じさせる見えない何かがあるのだ!

今日のnoteではその心霊スポットの謎を解き明かしていこう。

三人称ナラティブというキモいテクニック

その人の投稿をある程度スクロールして観察していくと、霊媒師ぼくは一つの法則にハッと気づく。
投稿の中に 「三人称ナラティブ」が頻出するのだ。

「三人称ナラティブ」…これは霊媒師が感じることができる、毒性の高いコミュニケーションテクニックなので、ここで覚えておこう。
それは、「よく私ってこう言われるんです」とか、「誰かが私のことをこう言っていたんです」という三人称から話を起点に語り始めるものだ。

例えば、その人のSNSにはこういう類の三人称ナラティブが並んでいた。

仕事の後、先輩から「君のような型破りな仕事のやり方をする人は今までいなかったけど、そのやり方こそ組織の本質を誰よりも体現している」と言われたんです

クライアントから「こんなに深く寄り添ってくれる人は初めてだ」と涙ながらに言われました

後輩から、「◯◯さんがいるとチームの雰囲気が変わるんです」とよく言われます

ゾッとする理由はこれだ!

そして、このような三人称ナラティブ後に、このセリフに対して「自分ではそうは思わない」と一旦否定する形式を取る。
最後に、「でもそう言われてしまう背景がもしあるとすれば…」ということで自分語りをする。

このテンプレに、もう失神してしまった人もいるだろう。
このお化け屋敷、怖すぎる。

形式的には「他者から言われた事実の報告」という体裁を取っているが、読み手が受け取る実質的なメッセージは、「私はこういう人なんです!」という強烈な自己主張なのだ。
もちろん「私のやり方は組織の本質を体現しています」なんてことを自分で言うのは憚られる。
だから伝聞形を取る。
そして一旦否定して謙虚さをアピールする。
しかし、言いたいのは結局「私のやり方はすごいんです」ということなのだ。
この余計な往復運動が、読み手の精神を削り取り、「こいつ、めんどくさ!」という感情を掻き立てられるのだ。

そこには不安が丸出しになっている

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