超福祉 Cafe Tokidoki in 制作スタジオT-BASE|HAKUTEN OFFICE EVENT REPORT
こんにちは、博展 サステナブル経営推進室の村松です。
3月24日に、博展の東京都江東区辰巳の制作スタジオT-BASEにて、超福祉 Cafe Tokidokiを開催しました!
Cafe Tokidokiは、社内で定期的に開催している「社員同士のゆるやかなコミュニケーション」を活性化するイベントで、今回はT-BASEにて、NPO法人ピープルデザイン研究所さんのご協力で、ダウン症のある方々とカフェを運用する就労体験プログラムを開催しました。
そんな当日の様子をレポートします!
1、実施の背景
サステナブル経営推進室では、社内のDE&I推進(多様性・公平性・包括性を取り入れて公平な機会のもと、多様な人材が互いに尊重しあい、力を発揮できる環境づくり)のための様々な活動を行っています。

その活動の一環として、昨年7月には、NPO法人ピープルデザイン研究所さんのご協力のもと、京橋本社で超福祉 Cafe Tokidokiを初めて実施しました。
その会が大変好評だったこともあり、障がい者雇用をはじめ、多様な人材活用を促進していく環境づくりのため、今回は博展のものづくりの拠点であるT-BASEで開催することになりました!
▼前回の実施の様子はこちら
2、トークイベント「私たちが目指す“超福祉”な社会とは-日本の福祉をデザインの力で変える-」の様子
まずは、制作ユニットのマネジャー向けに、ピープルデザイン研究所の田中さんによるトークイベントからスタート。

ピープルデザイン研究所さんは、2012年に渋谷で活動をスタートした、ダイバーシティ&インクルージョンのまちづくり活動を行うNPO法人です。
こちらの団体が提唱する“ピープルデザイン”とは、「“心のバリアフリー”をクリエイティブに実現する思考と方法論」で、<障がい者><高齢者><外国人><LGBTQ><子育て中の父母>という5つのマイノリティの方々の社会課題を、<モノづくり><コトづくり><ヒトづくり><シゴトづくり>の4つの領域と掛け合わせ、その課題解決策をクリエイティブに世の中に発信・提案しています。
そして障がいを持った人が“すごい人!”“かっこいい!”などと憧れを持ってみられるような社会を“超福祉”としてビジョンに掲げ、その実現に向けて、人々の意識や行動をデザインしています。

日本の企業においては、障がい者雇用がなかなか進んでいないという課題があります。
そこで、ピープルデザイン研究所さんは、社内にある簡易な業務を障がい者の方々に「アルバイト」のような感覚で短日・短時間の就労の体験機会として提供。
当事者の方にその働く体験を通じて社会に参加できる機会を与え、企業の方には普段あまり接することのない障がいのある方々と一緒に働くことを通じて、障がいをしり、何かを考えてもらうことを目的とした「就労体験プロジェクト」を展開しています。
障がいのある方々が、“もてなされる側”から“もてなす側”となる、「ハレの舞台の働く場」を提供しているという言葉が印象的でした。
博展でも、まだまだ課題が多い中、このような就労体験を通じて、障がいのある方々と自然にコミュニケーションをとることで、一緒に働くことへの理解を促していきたいと考えています。
3、「超福祉 Cafe Tokidoki in T-BASE」の様子
そして、ダウン症のある6名の方々がT-BASEに到着。
カフェ運営のペアになる制作ユニットの社員とまずは自己紹介&ランチをしながらお互いの関係づくりを行いました!

その後、Cafe Tokidoki 店長の浅井さんからレクチャーを受け、ペアになる社員と一緒に準備をスタート!

準備が終わり、まずはスタジオ内で仕事をしている社員に「こんにちは~!」と元気な声で挨拶をしながら、各人が用意した「好きなお菓子」を手渡しして、カフェの案内をしていきます。


お菓子配りが終わったらカフェの運営スタート!
スタジオでは15:00から30分休憩があり、一気に社員が来店。どんどん注文を聞いていきます。

注文が入ったら、こぼさないように、慎重に注いでいきます!


コーヒー豆を使いました!

合間では、ペア社員とフランクにコミュニケーション。とても仲良さそうです!

4、仕事体験プログラム~端材を使ったフォトフレームづくり~
カフェの運営が終わった後には、せっかく制作スタジオに来てもらったので、T-BASEで出る端材を使ったフォトフレームをお土産として作ってもらいました。

選んだ端材をフォトフレームに、ボンドで貼り付けていきます。それぞれ個性的な大作ができあがりました!(中には、持って帰るのが大変そうなものも…)


そして、ペア社員と振り返りタイムに。
参加者のみさきちゃんが、おもむろに立ち上がって感想を率先して話してくれました。
みんなの前での精一杯くりかえされる「ありがとう」に、私も撮影しながら、ぐっと来ました…涙。

最後に参加された方に、その日のお給料と交通費が入った封筒が手渡され、超福祉Cafe Tokidoki in T-BASEは無事終了しました。

5、参加者の声&あとがき
前回、京橋本社で実施したときも感じたのですが、参加された方々のポジティブなパワーがみんなを自然と笑顔に変えると改めて強く実感しました!
企画段階では「制作メンバーはシャイな人が多いから戸惑うのでは」という話もあったのですが、彼らのパワーに巻き込んでもらい、本当にあたたかい雰囲気の1日に。
実施後のアンケートでもポジティブなコメントをもらい、満足度・推奨度も高い結果となりました。
参加した社員のアンケートの一部をご紹介します!
● 辰巳に笑顔が溢れるとても素敵な時間でした!
● 準備をして体験してもらうのではなくて、一緒に取り組むこと、体験を共有することでワクワクが大きくなりました。何より一生懸命取り組んでくれる姿が嬉しかったです!
● 元気な方達が多く、カフェは仕事の合間のリフレッシュになった。
● とても素直でゆっくりでもしっかりコミニケーションできるなと感じたので、勝手に出来ないと思わずに、ゆっくりとでも会話してみようと思う。
● 今まであたらめて考える機会がなかったのですが、今回お話を聞いて、障がいのある方々が、色んなことを体験したり経験できる機会が少ないことに気づき、ピープルデザインさんの取り組みが世の中をつなげてくれる、とても素敵な取り組みだと感じました。
あとで、ピープルデザイン研究所さんから、この日に向けて、参加者の方々は家で挨拶の練習をしてきたという話を聞きました。
この機会を楽しみに、そして真剣に取り組んでくれたと感じて感動しました…。
博展は、体験をデザインする会社ですが、多様な人々にこのような体験に触れてもらい、ものづくりの面白さを知ってもらえる機会をこれからもつくっていければと思います!
障がい者の法定雇用率は年々上がっていく傾向ですが、数値だけを追い求めるのではなく、体験づくりをする企業だからこそ、様々な仕事への関わり方を生み出していければと感じた一日でした。
最後に参加ペアの一同で記念撮影をパシャリ📸

