フィードバックをもらうということ
土曜日に半日の認知行動療法(CBT)の研修に出てきた。
過去記事で書いているけれど、竹田先生の話がとても良かったところに良いタイミングで案内された対面研修だったので、参加。
ロールプレイやデモの動画などが多く、とても実践的でよかった。
後半、30分かけて、CBTを実施するロールプレイがあるのだけれど、カウンセラー役として振り分けられていたので、とても緊張した。
ワークショップのロールプレイはわりとよくやるのだけれど、今回はなんだか、しつらえがいやに近く、オブザーバーとファシリテーター5人には机があるが、面談しているほうは椅子のみという感じで、本当に「見られている感」が強かったのである。
もちろん、慣れないCBTをいつもより短い時間でやるという本題の緊張もあるのだけれど、振り返ってみると見られている感じがとても大きかったなあと思った。
一方で、机があるのが、シートにオブザーバー側が書き込み、口頭でももちろん話してくださるのだけれど、それ以外に書いた紙をもらえるという設定だからだったのだけれど、ありそうでなかなかない、ありがたい設定だった。
そもそも、仕事をして何年もたつと、こういった研修に参加しないと、フィードバックをもらう機会はなかなかない。
うちの職場は二人で面談をやっているので、さっきのこれどうだったという話はまだできるのだけれど、自分の聴きかたそのものについては、なかなか難しい。その後の関係性もあるし、そもそも慣れてしまうと気が付きにくかったりする。特に私は一人だけ経験も年代も上なので、他のメンバーは言いにくい状況である。
そんなわけで、その時かぎりの人のほうが言いにくいこともいってもらえるような気がするので、こういう研修の場では、わりと手をあげることが多いのだけれど、毎回とても緊張しながらやっている。
実際には、あとくされがないと言ってもこういう研修に参加される人はそもそも支援職なので、とてもよくほめてくださる。
だいたい9割ほめて、1割ちょっと気になった点という感じだけれど、その1割がとても貴重だと思っている。
思い当たる節もあれば、そんな見方がとはっとさせられることもある。
今回特に驚いたのが、「ちょっとマニアックな見方なんですけど」と前置きつきで、
「うなずきの動作が大きくて(そうなんです、やっぱり←心の声)上半身が動くんですけど、下半身かしっかりしていて、安心してみていられました」
おお~!!!
私だけでなく、皆さんからもどよめきがあがり、まさに今回のプレッシャーがかかるしつらえのおかげで下半身を見てもらえたという。
うなずいちゃう癖は意識していたけれど、下半身は考えたこともなかったので、とても印象に残るフィードバック。
まあ、実際の面談ではほぼ下半身は目に留まらないけれど、そういうふうにつながるんだという視点はとても大事だと思う。
もちろん、他にもいろいろいただいて、帰りの電車で読み返したり、考えたりと、ロールプレイの時間で得た体感とともに、とても大きなおみやげとなった。
一方で、その人の役に立つフィードバックの視点と伝え方はいつも難しさを感じている。
実際にカウンセリングするより難しい気がするのだ。
話を聴くときは、私は身体で聴いている部分があるので、なかなか言語化するのは難しいのである。
それをしようとやってきたのが、この何十年かなんだなあと、今気づいた。
いろんな意味で、意味のある研修だった。
