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副業と本業を両立するためにやめた3つのこと—「頑張る」をやめたら、両方うまく動いた

副業を始めたとき、私は何かを「足そう」とした。時間を捻出する方法、効率を上げるツール、モチベーションを維持するコツ。足すことを考えていた。ところが、実際に副業が動き始めてから気づいたのは、うまくいった理由のほとんどが「やめたこと」だったということだ。

一つ目は、「完璧に仕上げてから出す」をやめた。

本業では当たり前の水準で資料を仕上げる習慣が、副業のコンテンツ制作では完全に裏目に出ていた。
記事を書くたびに「これで公開していいのか」と迷い、修正を繰り返し、結局時間だけが過ぎた。変えたのは、「70点で出す」と決めたことだ。公開してから反応を見て直す。そのほうが、完璧を目指して出さないよりずっと早く前に進める。以前の記事で書いた「やる気より仕組み」と同じ構造で、判断のコストを先に下げることが継続につながった。

二つ目は、「ゼロから考える」をやめた。

毎回ゼロからネタを考えていると、書く前に消耗する。
変えたのは、「型を持つ」ことだ。
記事の構成は固定し、私が毎回考えるのはテーマとエピソードだけにした。AIに構成テンプレートを覚えさせ、素材を渡すだけで下書きが動く状態を作った。「何を書くか」から「何を渡すか」に問いを変えたら、起動コストが劇的に下がった。管理職として仕事の型を持つことの重要性は知っていたが、副業でも同じ原則が効くと気づくまでに少し時間がかかった。

三つ目は、「本業後に副業をやろう」をやめた。

夜に時間が余ったらやろう、は一生来ない。
以前の記事でも書いたように、

時間は空くものではなく、先にブロックするものだ。私は朝の出勤前30分を副業の時間として完全に固定した。夜ではなく朝を使う理由は、判断疲れが起きる前の時間帯だからだ。管理職は夕方になるほど脳が疲弊する。朝のほうが同じ30分でも出力の質が違う。夜に副業をやろうとして続かなかった人は、時間帯を変えるだけで変わる可能性がある。

副業と本業の両立は、頑張りや根性で解決するものではないと今は確信している。足すのではなく削る。完璧より速度。夜より朝。この三つを変えたことで、本業の質を落とさずに副業を動かせるようになった。

今日試せることは一つだ。明日の朝、いつもより30分早く起きてみること。その時間を副業の「設計時間」にする。
最初は何をしていいか分からなくてもいい。まず「朝に時間がある」という状態を体験するだけでいい。それが習慣の入口になる。


和泉澤 裕(いずみさわ ひろし)
40代・都内IT企業の中間管理職。
「テック×ライフ」をテーマに、忙しさの中でも人生の時間を取り戻すために、思考・判断・生活をどう削るかを、実体験ベースで書いています。


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