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2025年春アニメを55本眺めてみた【個人的評価・感想】

というわけで2025年4-6月に放送されていた
2025年春アニメをだいたい見終わったので
こちらに総括した感想を記したいと思います。
10行以内に一言感想を添えて。

ちなみに2025年冬アニメの感想はこちらに記しておりますので
よかったら眺めていただけると幸いです↓


【甘口】面白かったもの

まずは面白かったものです。50音順。
※☆は満足度です。5点満点。
☆☆☆☆☆ 大満足。個人的には超楽しめた。
☆☆☆☆★ 満足。是非オススメしたい。
☆☆☆★★ 及第点。まぁまぁ面白かった。
☆☆★★★ 惜しい。面白いと思う人はいると思う。
☆★★★★ つまらない。完走したのは時間の無駄かも。


【阿波連さんははかれない season2】☆☆☆★★

青春ローテンション低燃費ラブコメディ。

他人との距離感を図るのが壊滅的にへたくそな主人公が、真面目な顔して奇天烈な妄想を拗らせて破天荒な思い込みを発動するパートナーに受け入れられるうちに、周囲を巻き込みなんだかんだ緩い日常を過ごす。

男女ともに表情と感情表現に乏しいので、時にほんの些細なことで喜んだり悲しんだり、ときに誇大妄想が爆発して盛大にすれ違ったりとおおよそ常識の範疇というものを軽々超える展開も見せるが、基本的に双方には絶大な信頼感があり大事にならずに万事平和に解決する

それが年配になっても続いていたようで第二クールでは最後一気に時間が過ぎ老後の二人の睦まじさを映す。相変わらずぶっ飛んだ発想でされど淡々と過ごし幸せそうに暮らしハッピーエンド。気軽に見られるラブコメだった。


【アポカリプスホテル】☆☆☆☆★

地球から人類がいなくなった後のホテルを預かるホテルウーマンの奮闘記

未知のウイルス蔓延によって地球からの脱出を余儀なくされた世界観にて
「地球に戻るまでホテルを頼む」というオーナーとの約束だけを頼りに客が来なくなって100年経った高級ホテルを守る支配人代理の代理の人造人型ホテリエが主人公。マジメで勤勉で融通が利かない一面もあるが接客は真摯。

人類の代わりに様々な宇宙人が来訪し理不尽な文化の違いに翻弄されるが持ち前の誠実さで強引にでも人類の規格に当てはめた接客を実行し行使する。

第3話で登場したタヌキ星人がなかなかの害獣で個人的には不快だったのだが最後まで居座るレギュラーキャラに。だがその目に余るトラブルメイカーぶりも含めての第11話のカタルシスと思うと演出の妙が半端ない
綺麗に12話でまとまった近年稀にみる良質のオリジナルアニメだった。


【ある魔女が死ぬまで】☆☆☆☆☆

余命一年を宣告された見習い魔女の奮闘ファンタジー

17歳の誕生日に師匠から余命一年の呪いを受けていると告げられ、免れる方法は嬉し涙を1000粒集めること。楽観的な主人公は訝しがりながらもこの運命を打破すべく町中の人々の助けになるように魔法での善行に奔走する。

そういった設定の性質上感動話が多く一話一話涙を誘い、されど持ち前の明るさと人当たりの良さでシリアスになりすぎなく、非常にいい塩梅で話がまとまり、視聴後感がとてもいい。主人公をこの性格にしたのは大当たり。

特殊な生い立ちから他の魔女にも見えないものが視える瞳を持ち、それが精霊の浄化を促し、研究のために遠方へ派遣され……とストーリーも緻密
人を助けるという一貫したテーマが非常に温かく、今季一番面白かったアニメに私はこちらを挙げさせていただきます。絶対2期やってほしい。


【一瞬で治療していたのに役立たずと追放された天才治癒師、闇ヒーラーとして楽しく生きる】☆☆☆★★

よくあるなろう流追放系ヒーラー無双

余りにも簡単に治癒魔法を駆使していたためパーティから疎まれ金貨一枚で解雇。流れ着いた先で暴漢に襲われていたエルフの少女を金貨で買い取り、廃墟街の屋敷に居座っていた悪霊レイスを説得し乗っ取り闇治癒院を開業する。

国家ライセンスを持っていないため治癒行為は実はすべて違法なのだが、あまりにもその効果が強いことから重宝され、欠損くらいなら筋繊維から蘇生が可能。その自覚もあるため治療費は莫大な金額になる。

貧民街で闇ヒーラーとして亜人たちを来るもの拒まずで治癒し三大勢力の争いを無効化していた序盤は大変面白かったので☆4付けたかったほどなのだが、後半の王立治療院編に移るとただの無自覚無双系のいつもの”なろう系”になってしまったのでマイナス評価。個性は大事ですよ


【ウマ娘 シンデレラグレイ】☆☆☆☆☆

田舎から中央へ。とあるウマ娘の成り上がりシンデレラストーリー

地方競馬という人もウマ娘も閑散とした地域で生まれた主人公。
設備も人員も満足に揃っていない土地に一人のウマ娘が降り立った。
その走りに魅了されたトレーナーは主人公をスカウトし笠松の星を目指す

無名からダービー馬となったオグリキャップの史実を忠実に再現する物語。
これまでの【プリティダービー】ではあくまで脇役だったウマ娘に焦点が当たったわけだが、YouTubeの名馬解説動画の時点で「まるで主人公じゃん」と思ったのがオグリキャップだった。当時の熱狂ぶりも子供心に覚えており(ぬいぐるみが流行って飾られていた等)それだけで期待度が非常に高い。

順当に描くだけで名作確定演出。それをスピード感たっぷりの熱い作画で構成してくれて大満足。このまま最後まで描き切ってほしい。


【俺は星間国家の悪徳領主!】☆☆☆☆★

一風変わった異世界転生SFファンタジー

妻や上司から手ひどい裏切りを受け絶望の中で最期を迎え転生。
謎の案内人に誘われるまま封建制度の星間国家の領主となるが、生前の恨みから市民を顧みない悪徳領主を目指す悪路の道を歩もうと決意する。

案内人は主人公を貶めてやろうという魂胆なので数々の嫌がらせを仕掛けており、まだ子供なのに父母に捨てられ財政的に傾いた家督を継がせられ領は荒れ果て味方はアンドロイドの家政婦だけという逆境ながら、本人の意思とは裏腹に剣技は磨かれ海賊を制圧し民から敬われ国家は潤っていく成功を収める。そんなシリアスギャグな展開が”なろう”らしい無双ながら面白い。

コメントが流れていくとみんなでツッコミながら眺められるので非常にニコニコ動画に向いていてとても楽しい。これはいい”なろう”アニメ。


【片田舎のおっさん、剣聖になる】☆☆☆☆☆

片田舎の中年男性による無自覚無双ファンタジー。

かつて冒険者を目指していたがモンスターにボコボコにされ断念。
以来片田舎の道場で剣術指南の師範を務めており先代の父に一度も勝てていないので自己評価が著しく低いが、門下生の美少女たちが揃いも揃って大成し主人公を何とか陽の当たる場所(剣聖)へ祭り上げようと画策する。

見事に美少女ばかりに囲まれるが主人公が既に中年なので淡い恋慕には気づく由もなく、また剣技も上記の理由で自己評価が低く不憫。
実際は一対一では誰にも負けず性格も朴訥として鷹揚なため超人格者
ハーレム展開×無双と言える状況だがまったく不快感はなくむしろ好感。
ストーリーもモンスターに頼らず人間同士の思惑と策略で交わるので見ごたえがある。実に良質な”なろう”系作品であると太鼓判を押したい。


【勘違いの工房主~英雄パーティの元雑用係が、 実は戦闘以外がSSSランクだったというよくある話~】☆☆☆★★

追放系無自覚無双異世界ファンタジー

英雄パーティに雑用係として所属していたが戦闘面で役立たずなため追放。
以後石工したり採掘したり工房で匿われていた少女に呪いを解く食事を調理したりしてそのすべてが規格外の能力を発揮していることに本人だけが気付かないという無自覚無双。というよくある話。全体的にバトル要素は薄い。

タイトルで「よくある話」と自戒しているのが潔いというかなんというか。
主人公に邪気がなく擦れていないことだけが良心ではあるが、そのおかげで不快感はまったくなく、やっぱり美少女に囲まれるが優しくするのにも無自覚なので発展する様子もない。なんともストレスレスで割と好感触である。

毒にも薬にもならない、と言いたいところだがまったく嫌味がないのでむしろ面白いとさえ感じてしまう。ニコ動でコメント流しながら見るのが吉。


【完璧すぎて可愛げがないと婚約破棄された聖女は隣国に売られる】☆☆☆☆☆

聖女追放系異世界ファンタジー

歴代最高の魔力を有しているが不愛想が故に国民からも家族からも疎まれている主人公が王子からも見限られ隣国に身売りされた途端、結界が緩み魔物の脅威が国中を襲い妹がそれを食い止めるために奔走する。

可愛げがないと婚約破棄された聖女が無表情でかわいすぎる上に、悪役を必要以上に無能に描くのが目に余る等個人的に共感できない部分はあるが、
おおよそ素人が考え得る最大限の辻褄は合っているように感じた。
↑けして嫌味で言ってるわけではなくて、誰でもわかりやすく面白いと思える最大公約数を叩きだしているという評価である。
前期の【聖女なのに国を~】が実はちゃんと描けば面白そう、と言ったものがまさにこれといった感じ。女性向け”なろう”は当たりが多い印象です。


【鬼人幻燈抄】☆☆☆☆★

和風ファンタジー鬼退治バトルサスペンス

鬼が跋扈する世界観で、実父の妹へ対する折檻に耐え兼ね家出をした先で巫女守の家族に引き取られるが、十年後とある鬼の策謀により鬼と化した妹が巫女を惨殺。以来妹を追い百七十年にも及ぶ長い旅に出ることになる。

登場人物に余白がなく基本1-2話完結でオムニバス形式で進むがどのキャラも重要人物と言えるほど過去の話が現行に関与するストーリー構成がお見事。各話のオチも一筋縄ではいかず多角的に締めているのが非常に好印象。特に蕎麦屋の一件(5-6話)がお気に入り。

ただどうにも主題歌が気に入らない……特にエンディング。なんでこんな和風ホラーにラップなんだよ。これが著しく評価を落としてます。
全編シリアスなんだから雰囲気合わせようよ。主題歌大事ですよ?


【九龍ジェネリックロマンス】☆☆☆☆★

恋愛SF90年代風トレンディアニメ

主人公は不動産会社の先輩に想いを寄せていた。
ある日先輩の私物が目に入って覗いてみると自分と瓜二つの女性とのツーショット写真。そこからこの今住んでいる九龍が何かおかしな現象に見舞われていることに気が付いていく――。

「ジェネリック」ロマンスという意味深な単語、九龍クーロン複製クローンという単語の類似性からいろんな推測をさせられた作品。
謎に近づいていくほどすり抜けていく感覚にどんな結末になるのだろうとワクワクが止まらなかった

調べてみると【恋は雨上がりのように】の作者だということが判明。なるほど、この投げっぱなし感は似てるな……と思った次第。モヤモヤする!


【薬屋のひとりごと(第2期)】☆☆☆☆☆

薬学の知識で解決する中華風ミステリー。

薬師の元で育った主人公が人攫いに遭い後宮に売り飛ばされたところからスタート。始めは目立たないように振舞っていたがとある事件をきっかけに
上官に気に入られ、本人が望む望まないにかかわらず事件の解決に勤しむ。
官女の視線に敏感で時に受け流したり時に真っ向から反対したり内心は苛烈
で、厄介なしがらみを論破する様は爽快。地頭がいいから弁も立つ。

一連の事件は繋がっており物語が進むにつれ暗躍する女中のしっぽを掴みつつあり、より深いミステリーに翻弄されつつ孤軍奮闘立ち向かう。

第二期第二クールになって更に面白さが上がるという理想的展開
下女仲間だった彼女の正体は如何に。また一話から見たくなってしまった。
原作も大ヒットしてるらしいがアニメ化も大成功ではないだろうか。


【黒執事 緑の魔女編】☆☆☆☆☆

貴族の坊ちゃんと悪魔で執事の鎖国サスペンスホラー。

今期は立ち入ると呪いがかかるという不可解な森の調査でドイツへと赴く。
女性しかいない村。外へ出ると爛れる皮膚。不気味な風習。
その謎に女王の番犬として坊ちゃん一行が挑む――

前期とはまた全く趣の違ったストーリー構成で、よくもまぁこんなにいろんな角度でオシャレな洋風イケメン忌憚が思いつくものだなと感心する。
いや、今期は本作にしては珍しく登場キャラが女性のほうが多く、一番の肝となる緑の魔女はCV釘宮理恵の美少女だ。むしろ男性視聴者のほうに訴求するのでは?どちらにせよ久々に坊ちゃんの女装が拝められて私は満足です。

真相も科学的でなるほどと唸らされたし、使用人の活躍も見られたし、死神も久々に登場するしと大盤振る舞い。満足度が高かったです。


【ゴリラの神から加護された令嬢は王立騎士団で可愛がられる】☆☆☆☆★

女性向けゴリ・ラブコメ騎士団ファンタジー

16歳になると動物の神から加護を受け特殊能力を得られる世界観。
気弱な主人公の目立たず平穏な日々を送りたいという思いとは裏腹に戦闘系最強とされるゴリラの神の加護を受け並外れた身体能力を得てしまう

基本的に主人公がいい娘なのが好感。強すぎる力が恥ずかしいのであまり発露させたくないが困った人がいたらついほっとけなくなる感じ。
そりゃイケメン男子諸君からもモテるわ。この手の作品にありがちな逆ハーレム展開にもなるが主人公は先輩に一途でそれもいい。

似たような設定だと【テラフォーマーズ】に軍配が上がるがこっちは戦闘メインというよりはラブコメメインなのでこれはこれで見心地が良い。
気軽に見られるいいアニメでした。


【最強の王様、二度目の人生は何をする?】☆☆☆★★

異世界から異世界への転生冒険ファンタジー

争いの絶えない世界で孤独と虚しさを抱きながら世界最強の魔王が老衰。
死後別の世界で赤ん坊として転生し幼少期から記憶と経験を有しながら成長。温かい家族に見守られながらどういう人生を謳歌するか問われる。

幼少と呼ばれて然るべき年齢で両親と逸れてしまうが強いので無問題。
まぁ言ってしまえば子供の頃から才能溢れる武双状態でつまりは強くてニューゲームみたいな感じなのだが、それを鼻にかけることなく家族愛を感じながら優しさに傾倒していくのを眺めるのが楽しい。

最終話を迎えた時点でまだ少年なので公式で謳われている大きな戦乱や陰謀に巻き込まれるというのはもっちょっと後のことなのだろう。
特筆すべきところはないが特にマイナスな面もなくそこそこ楽しめた作品。


【ざつ旅-That's Journey-】☆☆☆☆★

漫画家見習いが行き当たりばったりでいく雑な旅行アニメ

漫画賞新人賞を受賞したがその後はぱったり鳴かず飛ばず、ある日ネーム3作持ち込むが無残にもすべてボツになり、半ばやけになってSNSで旅行先を募ったら思わず反響があって引くに引けず無計画な旅を始めることになる。

ナレーターに窪田等を起用しており無駄に本格旅番組な雰囲気を纏うが
そのアンマッチさも相俟って無駄に見ごたえのあるアニメとなっている。
なかなか計画通りにはいかず多少の予定変更すら楽しむ精神でたくましい。
メジャーマイナー問わず観光地を巡り食事を楽しむだけ。基本的に緩い。
背景の描写はかなり良く作画が全体的にいい。クオリティ高いよね。

美少女同士のやり取りが睦まじくソフトに百合百合しくもあり
今期三大日常アニメの一角として強い存在感を残した。超好感。


【紫雲寺家の子供たち】☆☆☆★★

7人の貰い児による禁断未満ラブコメ

仲のいい7人兄弟姉妹として育てられていた子供たちがある日父親から「実の子供ではない」と伝えられたことをきっかけに、一部の女性陣が長男への恋心を自覚するところから始まる交錯的ラブコメディ
↑正確には血のつながりはないので真には健全なのだが。

現状5人中4人が長男へ少なからず行動に移しており、最終話時点で内3人はすでに長男にも伝わってしまっている状態。まごうことなきハーレムなのだが嫌悪感がほとんどないのは長男の態度が健全だからに他ならないだろう。

同じ作者の【カノ借り】に比べてなんてピュアなやり取りなんだ!
個人的には次女が一番かわいいと思ってるのだが彼女だけ唯一明確な意思表示がない。行動は一番危ないことしてたけど。これは結末気になりますね。


【小市民シリーズ(第2期)】☆☆☆☆☆

日常系何気ない生活の中でのミステリー群像劇

主人公とヒロインが袂を分かったところからスタート。
割とすぐにお互いに新しいパートナーができそれぞれの関係が進んでいく。
そんな折に一つの放火事件が発生。ヒロインのパートナーがそれを解決しようと躍起になるがそれが盛大な勇み足を誘発し――

やがて元鞘に納まったところで今度は主人公が交通事故に遭い九死に一生。
犯人の特定を目論むと同時に二人の出会いのきっかけが意外な形で結びつく……いやぁこれがサスペンス要素たっぷりで非常に面白い!!

正直第1クールより何倍も面白かったです。演出が良かった。楽しみ方がわかったのかもしれません。あとヒロインが悶絶するほどかわいい
おかげで【氷菓】がわたし、気になりますっ!状態。観てみようかなぁ。


【白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます】☆☆☆★★

幼い兄弟による領地経営ファンタジー

高熱に魘されて生死を彷徨った拍子に前世の記憶がフラッシュバック。
以後心を入れ替えワガママをしなくなり刺繍や料理開発に勤しむように。
異世界の知識に興味津々な神様と出会ったり魔力を込めたアイテムを生成できたり急に弟ができたりのドタバタファンタジーコメディとなる。

タイトルに冠してはいるが太ってる要素はストーリーに特に関係はない
魔法のある世界観だがとくにバトル要素もなく国交がメインとなりそうな感じ。最終話時点ではとくにそこもまだ言及はほぼない。

どうやらアニメ化する前に舞台になってるらしく、そんなに人気なのかとちょっと驚き。つまらなくはないけどそんなにかなぁ?というのが本音。
いや登場人物良い人ばかりでまったり見られるのは好感ですけどね。


【戦隊大失格 2nd season】☆☆☆☆☆

雑魚戦闘員の一人による潜入サスペンスバトルアクション

戦隊ヒーローVS怪人軍団が繰り広げられる世界観。の中で
怪人戦闘員の一人がその茶番劇に嫌気が差し離反
一般人に擬態して潜入し腐敗した戦隊の内側からの壊滅を計る。

第2クールに入り相関図は一気に複雑化。ネームドキャラが入り乱れるが無駄なキャラは一人もいなくあらゆるところで「ここに関わってくるか!?」と驚きの連続。キャラやストーリーの絡め方が上手すぎる!

いろんなセオリーを逆手に取った意欲作といった印象。
故に先の読めない展開にドキドキワクワクが止まらない。
さすが【五等分の花嫁】の作者だけあって推理要素が上手い
こちらも前クールから評価を上げた作品。むちゃくちゃ面白い。


【男女の友情は成立する?(いや、しないっ!!)】☆☆☆☆★

恋と友情に揺れる青春ラブコメ。

フラワーアクセサリ作成に勤しむ主人公と天真爛漫な優等生の二人だけが所属する園芸部。そこに主人公の初恋の人が現れてさぁ大変。これまで親友と謳ってきたヒロインが恋心を自覚し友情と天秤にかけ暴走する三角関係。

これまで幾度となく議論されてきた「男女の友情は成立するか」問題にメスを入れる意欲作、と言いたいところだが割と早い段階ですでに成立しないことを証明してしまいちょっと肩透かし。もっと友情が強いバージョンを観てみたかった。誰か(うん、するっ!!)ラブコメを描いてくれませんかね。

作画は良くヒロイン2名ともとてもかわいい。それだけにメインヒロインの情緒が不安定で振り回しまくってたのが目に余り主人公がかわいそうだった。そりゃあ煮え切らない態度にもなるってものです。面白かったけど。


【中禅寺先生物怪講義録 先生が謎を解いてしまうから。】☆☆☆☆★

不可思議な事象を扱うミステリー推理モノ

夜の旧校舎の図書館で幽霊騒ぎが発生。話を聞いた主人公は好奇心で同じ場所に訪れ幽霊らしきものを目撃するが実際は中禅寺先生がただ怪しい動きをしているだけだった。その秘密を守るために解決したことにして幽霊探偵と名乗らされ、以来怪談が持ち上がる度に生徒から相談されることになる。

というわけで妖怪の類は一切登場せず、それっぽい事象が起こる度にそれっぽい物的証拠に置き換わり解決される。その理屈っぽさに筋が通っていて実際の心霊現象もそんなもんだろうなぁ、というアンチロマンチズムな作品。

そういう意味では【天久鷹央の推理カルテ】とコンセプトが似ている。
本作の時代背景が戦後なので雰囲気はだいぶ異なるが。個人的にはこういう不可思議な現象を屁理屈こねて否定する展開が好きなので面白かった。


【TO BE HERO X】☆☆☆★★

活躍するヒーローの裏側を描くオムニバス群像活劇

「信頼値」によってランク付けされる世界観。人々はそれによって超人的な特殊能力を得ることができ、2年に一度開催されるヒーロートーナメントで頂点に立つことを目標にパフォーマンスを繰り広げる。

マーベルシリーズのような雰囲気はあるがアメリカンなそれに比べるともっと内省的で個人的にはこちらのほうがだいぶ好み。中国産だが人物名以外にそれを感じることは少なく普通にアニメとしての観心地は担保されている。

オムニバス形式で各章によって主人公は異なり、最初の二つは3Dだったがなぜかその後二つ続けて2D。やはり2Dのほうが面白く感じるな……。
登場人物も様々で話の展開も雰囲気も章ごとに異なるのでどれがオススメとか言い難いけど、どれも平均以上の楽しさはあると思いますよ。


【謎解きはディナーのあとで】☆☆☆★★

令嬢と執事によるユーモアミステリー。

新米刑事である主人公が一目では解決が難しい事件を持ち帰り、執事にそれを説明することによってその執事が話を聞いただけで軽々と解決してしまう、いわゆる安楽椅子探偵モノ。先輩刑事のせいでコメディ色が強い。

ドラマ化、舞台化とすでに超有名作である本作がここにて満を持してのアニメ化。なんで今頃……?という感じが拭えないが期待通りそこそこ面白い出来。正直に言うと実写化のほうが普通に面白いと思う。

これだけ有名作で、宮野真守・花澤香菜・梶裕貴と起用していて及第点を越えないはずもなく、かといって期待を越えるほどでもなく、といった感じ。
中村佑介のイラストをよくアニメに落とし込んだな、という感心はあった。


【忍者と殺し屋のふたりぐらし】☆☆☆☆★

倫理観欠如のゆるいダークコメディ

優柔不断で流されやすい主人公が流されるまま抜け忍となり殺人現場で偶然出会った殺し屋のヒロインの元に転がり込む。ヒロインはヒロインで雑な死体処理を、主人公の特技「死体を葉っぱに変える」能力と家事全般を任せられる有用性を利用できると考え、異端な二人による同居が始まった。

殺人の依頼があれば同級生や同級生の親でさえも無慈悲に葬り去るヒロイン。返り討ちにされた追っ手の忍者や先の遺体を気にせず葉っぱに変える主人公。「人の心とかないんか!?」という展開をコメディタッチで描く。

登場人物は一瞬だけの端役も含め美少女しか登場しなく、またナチュラルに百合ップルしか形成されなく、なんとも個性的な作品である。
いつまでもいくらでも観ていたくなる素晴らしいアニメでした。


【日々は過ぎれど飯うまし】☆☆☆☆★

食文化研究部による美少女日常系オリジナルアニメ

食べることが大好きな大学一年生の主人公が小学生の時の同級生に誘われダミーサークルへ入部。しかし事務員から実績がないと廃部になると脅され、
結果的に料理することが多くちゃんと青春を謳歌する部活動となる。

原案に【のんのんびより】のあっと氏を採用しており、ニコニコ動画では冒頭に「きゃんぱす~」という「にゃんぱす~」を捩った挨拶が交わされる。
信頼と実績のP.A.WORKSであり作画もシナリオも完璧。完全無欠の日常美少女アニメとして申し分ない出来であった。

みんなかわいかったが個人的にはひつじちゃんが大のお気に入り。ローテンションな素直クールは大好物ですよ!
今期三大美少女日常アニメは食と旅が共通テーマでしたね。


【ボールパークでつかまえて!】☆☆☆☆★

野球場の裏方を描くオムニバス群像劇コメディ

架空のプロ野球チームの本拠地で働くファンやスタッフ・関係者にスポットを当てた意欲作。選手もたまにクローズアップされるが、基本的にビールの売り子を主人公にその周りの人々の人間模様が描かれる。

冴えないサラリーマンがギャルな主人公にからかわれるシチュエーションが中心。いわゆる「オタクに優しいギャル」。その他弁当屋、ウグイス嬢、警備員、選手とその家族、球団マスコットといった様々な人物が登場する。基本的にいい話が多く「笑顔と涙の球場愛コメディ」の看板に偽りなし。

舞台が弱小チームというのもあって感情移入して応援したくなる。
甲乙つけがたいが個人的にはマスコットの話は涙なしでは語れない。友情モノに弱いんです。ビールの売り子が中心なので目にも華やかでした。


【前橋ウィッチーズ】☆☆☆☆★

魔女見習いによる地方活性人助けアイドル活動

群馬県前橋市に住む主人公は突然現れた謎の生物から魔女見習いにスカウトされ、他の四人と共になんでも願いを叶えられる魔女になるべく、街の人たちを助けると貰える魔法ポイントを集める修行に勤しむことになる。

始めは主人公の明るすぎるノリと調和を乱す文句言いたがり少女にnot for meかと感じたが、物語が進む内にに5人それぞれ深い悩みを抱えていてそれに向き合う展開に徐々に感化され、最終的には感動させられてしまった。

特に第9話、家族愛を描いた話が秀逸。弟と妹の願いがそれなんだ!そりゃあお姉ちゃん感動してしまうわよ。他の娘の悩みも等身大で感情移入。
最終話の締め方もなかなか独特でそんな展開もアリかと感心。アイドルの在り方も当事者の近くにいただけに考えさせられました。いい話だったな。


【mono】☆☆☆☆★

高校のシネフォト部のまったり活動録

オークションで購入したカメラが未配だったので出品者を調べると案外近くに住んでることが判明し、乗り込んだ先で漫画家と出会うと彼女から「漫画のモデルになってほしい」と頼まれ取材に付き合い様々な土地へと赴く。
シネフォト部とは廃部寸前だった写真部と映画研究部が合併した部活動。

【ゆるキャン△】と同じ作者ということで同等の緩さが魅力。大人(漫画家)のチカラを使い行動範囲が一気に広がり高校生ながら観光名所等を巡りそれが部活動の理念と合致し勤しむ……と見せかけて基本的にただ楽しむ
主人公組が出ない回もあり、漫画家メンバーだけで進む話もある緩さ。

この作品もよく食べており美味しそうだった。これにて今期三大日常アニメ揃い踏み。三作同時に最終話を迎えるロスは難民を数多く輩出しそうだ……


【ユア・フォルマ】☆☆☆☆☆

世界最年少電索官とアンドロイドによるSFクライムサスペンス

経験した情報をすべて記憶する脳侵襲型情報端末「ユア・フォルマ」が欠かせなくなった+人型ロボットが製造されている世界観で、その端末に干渉できる「電索官」が様々な難事件に挑む近未来ミステリーファンタジー。

まず主人公が可愛い。今期トップクラスでお気に入り。知的で無表情でどこがとは言わないが控えめでスレンダー。ショートカットボブの黒髪。最高。
彼女が真剣に捜査に挑みバディのアンドロイドに翻弄され時に苦悶の表情を浮かべるのを眺めてるだけで観る価値がある。彼女ありきの作品

序盤~中盤はまぁ面白い程度だったのだが終盤バディの過去にも深く関わる残虐な事件がスリリングで見ごたえあり。【多重人格探偵】もびっくり。
シリアス一辺倒で壊滅的にニコ動には合わなかったが個人的には大好物だ。


【LAZARUS ラザロ】☆☆☆★★

不治のパンデミックを巡るSFアクション

天才科学者が開発した万能鎮痛剤が世界的に普及し人々の生活を支えていたが3年後突如その薬は服用した者すべてが絶命するものだということが公表され大パニック。ワクチン入手のための特設捜索チームが発足された。

【カウボーイビバップ】との類似性がささやかれているが未履修なので個人的には不問。純粋な新作アニメとして挑ませてもらった。
パルクールやバトルアクションが秀逸で作画は随一。非常に見やすかった。

でも絵柄が硬派すぎてちょっとnot for me。これが【ユア・フォルマ】のような作画だったらもっと評価を上げていたかもしれない。
最終話までは面白かったのだが最後の話の畳み方があっさりしててちょっと肩透かし。アクションを楽しむアニメだったかな……という感想。


【リコリス・リコイル Friends are thieves of time.】☆☆☆☆★

喫茶リコリコの日常余話ショートムービー

大ヒットアニメ【リコリス・リコイル】最終話の宮古島からハワイへたどり着くまでの行間を埋めるショートコメディ作品。
たった2分だけでも二人のアフターストーリーを垣間見れるというだけあって十分な満足感。
本編を彩ったシリアスさは一遍もなく日常コメディとして描かれていてまさに需要を満たしていた。そうだよ、こういうのが見たかったんだよ
今は亡きさユりのエンディングテーマも最終話で流すサービス仕様。
第2期への期待を否が応でも高めてくれた。


【ロックは淑女の嗜みでして】☆☆☆☆☆

お嬢様×ロックの不文律激突バンドアニメ

親の再婚で不動産王の娘となり立場の弱い母親のメンツを立てるためにお嬢様学校で品行方正な振る舞いを自分に強要し大好きだったギターを捨てるが
ある日旧校舎にてお嬢様らしからぬドラムに打ち込むヒロインを目撃。一度のセッションでロックへの思いを再燃させられバンドを組むことになる。

――と、なんとなくお綺麗なあらすじを書いてしまったが演奏後昂ると二人の口調は激変しお下品な語彙でお互いを罵り合う過激な通例が起こる。それがいかにも本性むき出しといった感じで面白い。主人公の腕前は後に加入するベーシストよりも劣るが感情で弾くタイプというのも華やかで素敵。

ロックかくあるべし。感情をぶつけあってこそのロックでしょう。かっこよさとコメディ加減もいい塩梅で飽きさせない素晴らしいアニメだった。



【辛口】完走はしました

次に個人的に刺さらなかったものです。50音順。
でも完走する程度には視聴意欲が継続したものです。


【アン・シャーリー】☆☆☆★★

世界名作劇場リバイバルのクラシックアニメ

孤児である主人公が老兄妹に引き取られ新しい生活が始まる。
子供らしく常識を知らない主人公に手を焼きながら厳しくも優しく育てられ
学校で多くの経験を積みひとりの淑女として成長していく。

やはり古い作品なので雰囲気も急に現代的になることはなく、しっかりと名作を現代版にリメイクしているなと感じる。絵柄もそんなに大きく逸脱していない(アンを変に美少女に描くとかもしない)。それゆえに、現代アニメに慣れているとちょっと物足りないと感じる部分はあったかもしれない。

生涯の友となる彼女との絡みは睦まじくついにはそろそろロマンスも自覚しそう。あんなにお転婆だったアンがこんなに大人になるなんてね。子の成長は早い。物足りなくはあるがつまらなくはないというのが本音。


【ウィッチウォッチ】☆☆☆★★

ジャンプ発の大ヒットローファンタジーラブコメ

鬼の力を有した主人公の元に修業を終えたヒロインが帰郷。未熟ながら魔女としての力を行使し学園で危なっかしく人助けを始めるのをもう一人の護衛と共に協力。学園ドタバタコメディしながら不吉な予言に立ち向かう。

前評判が異常に高かった本作だが、実際観てみると魔法由来の小粒なボケとツッコミに「これ正直滑ってないか……?」と勝手に不安が募っていった。
コメディ自体そんなに面白くもなくとくにシリアスの伏線でもなさそう?
いったいどこがそんなに評価されてる部分なのかまだ図れずにいるというのが本音。シリアスに入ると期待通りになってくるがコメディが刺さらない。

まだまだ序盤ということなので2クール目に期待。主題歌にYOASOBIを起用しといてこのままだなんてことはないはずなので期待はまだ大きい。


【WIND BREAKER Season2】☆☆☆★★

ヤンキー高校喧嘩アクション。

曲がったことが大嫌いな正義感溢れる主人公が住人に害を成す集団に対し
学校組織ぐるみの対抗戦を挑んでいく構図
まぁとにかく喧嘩で友情やらなんやらを享受していく内容。

作画も声優の配置も演技も素晴らしく非の付け所がない良作
……と言いたいところなのだがとにかく自分は暴力が嫌いなので
そもそもの前提であまり好みではない。ヤンキーも苦手。

第2クールも歌姫を巡って二つの組織が抗争。もはやワンパターン。
女装した傑物が躍動し大激闘の末これまた解決。喧嘩作品ってこの繰り返ししかないんで退屈なんですよね。ジェンダーレスは個性あっていいけど。
キャラ造形は個性的でいいと思うので喧嘩部分以外を楽しみに観ます。


【宇宙人ムームー】☆☆☆★★

スーパースぺクタル×家電あれこれ×にゃんコメディ。(←公式)

宇宙から飛来してきた猫型異星人は母星の文明を再興するために家電技術を学ぶべく地球へと不時着。その先が主人公の住むアパートだった。異星猫の奇行で家電を壊されまくり困り果て大学の家電研究会への扉を叩く。

地球人は猫の奴隷であるという誤情報を鵜吞みにして猫の形をしているらしい。まぁおおよそ間違ってないが。受け身で引っ込み思案が過ぎる主人公が不憫でならないが嫌がらせ女子をも手なずける純朴さで案外たくましい。

少し前にあった【月刊モー想科学】と似たようなコンセプトかと思ったがそれよりは何十倍も面白い。家電がなんで稼働してるのかも解説してくれる教育アニメとしての側面もあり、案外楽しく見られたというのが正直なとこ。


【Aランクパーティを離脱した俺は、元教え子たちと迷宮深部を目指す】☆☆☆★★

よくあるパーティ追放系ハーレムファンタジー

エリートパーティに所属していたがリーダーの醜悪な性格に嫌気が差し離脱。そのあと偶然教え子たちのチームと出会い加入し、弱小パーティを引き上げ成り上がらせるという物語。なぜか配信文化が隆盛している世界観。

主人公がバフ・デバフ特化の赤魔導士だった故に評価されにくい環境であったが実力は確かで、戦闘要員ばかりだった教え子パーティにうまく合致。
やはり「なろう作品」らしく美少女ばかり仲間になっていくハーレム展開で
これといった個性のかけらもない作品だがとくに不快感もなく及第点。
――だったのだが能力の付与という名目でついに仲間とイチャつき出した

大減点だこの野郎。ストーリーもスタンピートを扱いチェックメイト。
無双×ハーレム×スタンピート、なろう系三種の神器揃い踏みで凡作確定だ。


【えぶりでいホスト】☆★★★★

ホストを舞台にした低俗ギャグショートアニメ

全キャストが源氏名に漢字の「一」を入れるならわしのCLUB ONEで繰り広げられるドタバタギャグバラエティ。常識を逸脱したメンツばかりで調和の文字はない。主人公だけがまともで不幸を一身に受ける。

ゴールデンボンバー提供の主題歌が無駄にクオリティが高く一発で耳に残る。それだけが目当てだった。特にこれを観て学べる知識は皆無だと思う。


【おいでよ魔法少女村(不法占拠)】☆★★★★

ひょんなことから魔法少女になった妙齢の主人公とその仲間たちの魔法少女村での新生活を描く不条理ギャグアニメ。無駄に有名声優を起用しているが話が進むことは一生ない。ボブネミミッミだけ抽出したような作品。


【かくして! マキナさん!!】☆★★★★

メカオタクとセクサロイドのドタバタ同居ラブコメ

正体は性交渉の為に作られたAIロボなのだが性知識を搭載していないので中途半端で稚拙な色仕掛けで主人公を戸惑わせるだけ。またひょんなことで頭部と股関節が外れるのだがそれを定位置に直すのが作品のキモで、ことあるごとに性行為を連想させる声色とワードがチョイスされる。若い視聴者はそこで十分妄想を掻き立てられると良い。中年が見ても何も感じないが。

コンセプトとしては【履いてください、鷹峰さん】と似ているがショートアニメだった分最後まで見られた感じ。次回からはもうこういうのは切ってこうかなと思ってます。


【機動戦士Gundam GQuuuuuuX】☆☆☆★★

ファーストガンダムのパラレルワールド戦記

改札前でヒロインとぶつかった際にMSモビルスーツ用インストラーデバイスを偶然手に入れ軍警の横暴さに嫌気が差した主人公が混乱に乗じてガンダムに乗り込む。ニュータイプのキラキラに魅せられた少年少女たちは非合法なクランバトルを興じながらもやがて軍同士の争いへ巻き込まれていくことになる。

こちらも前評判が異様に高かった作品。蓋を開けてみればエヴァっぽくなったガンダムの二次創作といった具合で、ファーストガンダムの歴史に疎い自分はやや置いてけぼりで、誰を応援していいかわからないまま最終話まで眺めてしまった。巻き込まれ系主人公というのもあまり感情移入できなく、
個人的には自分の意思でガンダムに乗り続けた【水星の魔女】のほうが面白く感じてしまったかな。他の好きなガンダムが【W】な次点でお察し案件。


【キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 Season II】☆☆☆★★

意気投合しまくる敵同士の共同戦線バトルファンタジー

高度な科学力を有する帝国の最高戦力である主人公と、魔女の国と呼ばれる皇庁最強の魔女であるヒロインが、戦場で逢い激戦の後お互いを宿敵を認め合う関係に。以来戦闘以外では偶然出会うことも多く趣味嗜好も似通ってることから心を通わせほんとはお互いに世界平和を望んでることを知る。

お互い惹かれ合って乳繰り合ってる日常が楽しい作品なのでシリアスなバトルシーンに入ると魅力半減。よくわからない権力争いに巻き込まれ後半はそれに終始するのでよくある普通のバトルアクションといった雰囲気になる。

そのバランスで面白さが左右されてしまう感じ。もっと二人が敵同士だけど手を取り合うというシーンが多ければ面白かったのかもしれない。まぁそういうわけにもいかないんだろうけど。いろいろ惜しいなぁといった感想。


【GUILTY GEAR STRIVE: DUAL RULERS】☆☆★★★

ギアを巡る脳筋バトルアクション

隆盛を極めた科学技術が衰退し法力という新たなエネルギーが動かす時代。
人類は禁断の生体兵器「ギア」を生み出したが、やがてそれは反乱を起こすことになると言われている。人とギアの間に生まれた主人公が導き出す答えは如何に――。ギアを憎む謎の少女と対峙して主人公はどう決断するのか。

基本的にバトルゲームをアニメにすると面白くなった前例はあまりない
本作も懐かしいキャラが勢ぞろいするカタルシスはあったが、だからと言ってストーリーが面白かったかと言われると落第点と言わざるを得なく、圧倒的作画とバトルアクションだけを楽しむアニメになったかなという感想。

大多数の意見と同調するがやはりブリジットがかわいすぎる。彼が出演してるだけで画面が華やかに。個性的なキャラは【GG】の最大の魅力です。


【クラシック★スターズ】☆★★★★

クラシック音楽家をモチーフとしたボーカルユニット奮闘記

ボクシング界の新星として期待されていた主人公は選手生命に関わる怪我で音楽科へ編入。なぜかベートーヴェンと名付けられ他の3人のイケメンと奇天烈な音楽フェスティバルへと駆り出されることになる。

クラシックを下地にしているだけあって音楽はかっこよくとても好み
なのだがエモージョン?とビジュアライズ?だかの効果で非常にチープに演出され一見ギャグでやってんの?と見紛うような演出が成される。
勝負の採点方法もよく分からずなんで勝ったか負けたかもわからない。

音楽をするのに主人公の熱血さもウザいしシリアスな顔して阿呆してるし
笑っていいんだか呆れていいんだか。……どうやらこれは女児向けアニメだった可能性があるかも?音楽がかっこいいだけで眺めてたけど正直虚無。


【この恋で鼻血を止めて】☆☆☆★★

近未来バトルアクションラブコメ

刺激のない退屈な日々を送っていた主人公のオフィスが突然エイリアンの戦闘に巻き込まれ、討伐しに来たヒーローの持っていた寄生虫になんやかんやあって感染。「退屈すると死んでしまう」という病状を患ってしまう。

この設定ならば異能バトル要素は必要なかったのでは?主人公が退屈しないよういろいろ世話を焼いていた序盤のほうがラブコメとして面白かった。
中国産なので作画は良く声優が豪華だがやはりこれも持て余してた感。
どうにもやはりストーリーがツボを突かないなというのが正直な感想。
女性向け作品だったのか途中乙女ゲー要素があったところはバカバカしくて良かった。主人公性格変わりすぎやろとは思ったが。序盤のダウナーなキャラはどこに行った?笑


【Summer Pockets】☆☆☆★★

Key珠玉の美少女感動恋愛アドベンチャー

亡き祖母の遺品整理のために離島を訪れた主人公。そこで出会った美少女たちとひと夏の思い出を共有しちょっと不思議な日常に巻き込まれていく。
各話ルートは3-4話で完結しており時系列は繋がっていない別の世界観。

Keyといえば昔は【Kanon】【Air】で十分楽しませて貰ったわけだが、こうして年を取って触れてみるとどうにも子供向けすぎるというか、ヒロイン達が全員幼稚に見えて仕方がないということを知った。『紬の夏休み』とか聴いてられなかったもの。そりゃあちょっとは感動するんだけど足りないというか、あれだけ没頭したストーリーには届かなかった。おそらく対象年齢以内であれば非常に楽しめるであろう作品。若いうちに楽しもう。
白い娘が気になるので最後までは観るつもり。


【スライム倒して300年、 知らないうちにレベルMAXになってました~そのに~】☆☆☆★★

不老不死の魔女を取り巻くファンタジーコメディ

過労死した主人公が異世界転生。転生特典として不老不死を所望したら受理されて、前世で味わえなかったスローライフを満喫しつつスライムを倒し続けていたらレベルマックスになってて高名な魔女となっていた。

見事なまでに美少女しか登場しない。その特性上人間の知り合いは少なく、精霊、竜人、エルフ、幽霊、悪魔その他諸々人外ばかりが集まってくる。
未婚だが娘的存在ができ同居人を受け入れて大所帯の家族を形成。美少女同士でわちゃわちゃ緩く楽しく暮らしている模様。

それを楽しむ作品なので仕方がないが特にこれといった事件も起こらないので個人的には少々退屈。まったりみられるのでマイナスな感情もないがだからといってこれといった加点もないといったところ。平和でいいとは思う。


【ちょっとだけ愛が重いダークエルフが異世界から追いかけてきた】☆★★★★

逆異世界転生ファンタジーラブコメ

魔王を討伐したあと現世に戻った勇者を追いかけて異世界の住人がこちらの世界にやってきたという設定らしいが、現代で本編が描かれるわけでもなくそれそれが特定の役になり切ってお伽噺やらオフィスドラマやらラジオやらを演じるオムニバスショートアニメ。

いったい何を見せられてるんだろう
ヒロインが主人公を深く慕っているのは公然だがそれ一本で終始するのは退屈極まりない。そのネタでアドリブをかまし物語を成立させないし、オチもなければ観る価値もない。普通に本編を描けば面白いだろうにその機会は来るのだろうか。12分が異様に長く感じた。


【神統記(テオゴニア)】☆☆★★★

異世界ファンタジー

ある日突然戦闘中に前世の記憶が戻り一人だけ微弱だが魔法が使えるようになる。そんな中敵襲があり仲間を逃がすためにケガを圧して一人戦場に残りオークを撃退。普通はほんのわずかしか摂取することが許されていない魔物の核を丸ごと取り込み不思議な力に目覚める。

……固有名詞を避けての説明が難しいほど設定が盛りだくさんで、そのせいで逆にまったく棒にも箸にも引っかからない凡庸な作品という印象。キャラもビジュアル以外は無個性でだれがどの台詞を言っていたか全く印象がない。これが原作からそうなのか演出が悪かったのか判別はつかないが、おかげで話が入ってこなく最後まで何となくで眺めてしまった。いい声優を使っていただけに勿体ない。こんなに目立たない松岡禎丞は初めてだぞ。


【ニートくノ一となぜか同棲はじめました】☆☆☆★★

グータラ忍者との平凡サラリーマンの同棲ラブコメ

妖魔に狙われやすい不幸体質の主人公の元に女忍者が出現し救出。
以来護衛の代わりにヒロインを養うことにする。
それに甘えゲーム三昧の引きこもり三昧を送る抜け忍との同棲生活。

他の主従コンビも出てくるが基本的に登場人物は美少女ばかり。
15分のショートアニメなのでテンポがよく見やすい。
だがこれといって特筆すべき部分もなくちょっと単調かな……
一応ヒロインと主人公は昔会ってたとか別のヒロインが浮気を疑って暴走したりとか深堀もあったが評価が覆るほどではなかった。
まぁショーアニメなのでまったり見られて良かったかな。


【ばいばい、アース 第2シーズン】☆☆☆★★

孤独な主人公が自分のルーツを探すために冒険したいファンタジー

周りの人々はすべて亜人なのに主人公だけが人間な世界観。
自分の出自等何かしらの関わりを探すために旅人になりたいと願い
懇意にしていた師匠とも袂を分かち大都市へと身を投じる。

なんだか見たことあるタイトルだなと思ったら10年以上も前の冲方丁の作品らしい。道理で。当時のラノベ特有の盛り盛り設定な作品。
【マルドゥック・スクランブル】とかは好きで読んでいた作家。

第二クールはなんだかずっと戦ってたイメージ。結局味方の顔して主人公を強姦しかけたオマエは敵だったんかーい!と思ってたところ戦闘後になぜかいい感じに許す不思議な価値観にまったく感情移入できなかった
これも【サマポケ】と同じ現象だろうか。若い時観てたら面白いのかも。


【華 Doll*-Reinterpretation of Flowering-】☆☆★★★

無機質だけど有機的なアイドル育成アニメ

他の事務所ではアイドルになれなかった六人が人体に特殊な花の種を植え込む人体改造によって潜在能力を最大限に引き出され、完璧なアイドルを人工的に生み出すプロジェクトに参加する。その影響でなんと髪色まで変わる。

設定は嫌いじゃないのだが、一人が悩む→自己完結で解決する→開花する、の流れが一人ずつ六人分六回続くだけで単調。もうちょっと仲間の大切さとかそういうので覚醒してほしい。うじうじ悩んで結局気の持ちようってのは味気なくないですか?

もしこれが美少女で描かれていたら評価は一変していたかも。男性だったらそんなことで悩む姿は情けなく映るというか。えぇ、女尊男卑ですが何か?二次元はそれでいいんだよ。現実だとクソくらえですが。


【プリンセッション・オーケストラ】☆☆☆★★

女児向け【戦姫絶唱シンフォギア】

友人が怪物に襲われたことで主人公が覚醒。歌の力で悪に立ち向かう、
女子だけが入ることを許される不思議な国で巻き起こるバトルアクション。

熱血を継承しつつカワイイを取り入れ女子供向けにカスタマイズ。
歌いながら戦闘するスタイルはまさに【シンフォギア】。
スタッフも同じなので隠す気のない類似性
楽曲も期待通りシンフォニックでかっこよく難民受け入れ先として申し分ない作品である。

ただ、やはり女性、しかも小学生くらいまでを対象として作成されているので、中年が観ると感情移入は難しい。これを楽しめる時代もあったのかな、とちょっと切なくなるだけだ。それでも楽しめる人は楽しめるだろうけど。


【未ル わたしのみらい】☆☆★★★

近未来アンドロイドSF

なんと、あの農工重機で有名なヤンマーが送る本格アニメーション
全5話なのに「EPISODE〇〇〇」と3桁の数字が一気に跳躍するパラレル時空。5話全部制作会社が別々で雰囲気も全く異なるため総合的評価をどこで判断するかが問われる。

――のだが全体的にそんなに面白いわけでもなく、なんか何となくで全話観終わってしまった。せめて一つのロボットは共有するとか何かしら関連付けられていればもうちょっと楽しみ様があったかもしれない。
まぁアニメ制作が本業でない会社の意欲作というところだけは評価したい。


視聴断念

【#コンパス2.0】

【履いてください、鷹峰さん】


総評

本文では【ある魔女が死ぬまで】が一番面白かったと書きましたが
正直【薬屋のひとりごと】【小市民シリーズ】が圧倒的に良かったです。
続きものだったので省いた言い方でした。

【薬屋】はほんとにあっ!と驚く展開。なんて緻密に練られたシナリオ構成なんだ……最初から最後まで全部繋がってるじゃないか!2期2クール捨て話が一つもないのはすごい重厚。こんな完璧な48話なかなかないですよ。

【小市民】は演出が神がかってましたね。会話劇が中心、というか会話劇しかなかったくらいなのですが、シーンの切り替えで緊張感が半端ない。
小佐内さんの内に秘めたサイコパスに気付いた第2クールでより一層楽しめました。羊宮妃那の演技がまた素晴らしくて!もうほんっとに可愛いです。
近年で一番好きなヒロインかもしれません。現実にいたら付き合いたくないですけど二次元だからいいじゃないですか。

それで言うと【ユア・フォルマ】のヒエダ電索官もとても可愛い。
どこが好きかは本編で述べているので割愛するとして、あと全体的に絵柄が好きなんですよね。会話劇は動きがない分絵柄は視聴に耐えうるということに非常に大事な要素。内容がシリアスなミステリー物でもあるので説得力も変わってきます。

そういう意味では【戦隊大失格】もバトル物なのにミステリー要素があってよかったですね。相関図が複雑で一週ごとに一話ずつだとついていけなかったかもしれません。4話ごとにYouTubeに上げてくれた公式さんありがとう。
えくすずの出番もっと増やしてください。多分かなり重要なキャラだと思うんですが。

これらのおかげでミステリー物が熱いクールでした。
中禅寺先生】も【ディナーの後で】も面白かったですよ。

ある魔女】【前橋ウィッチーズ】の人助け系は毎話感動できて良かったですね。そちらも少女特有のキラキラがあって眩しかったです。
【ある魔女】がこんなに評価高いのは結末が想像できるから。その最期に向かってどう風呂敷を畳んでくれるかの期待が大きいのです。その時の主人公の気持ちを考えると涙を禁じえません。私がおばあちゃんっこだったもので特に。【前橋】も9話おばあちゃん絡んでますしね。挿入歌も良かった。
あとソフィがかわいい。……さっきから羊宮妃那のキャラばっかり褒めてますね。

花澤香菜も今期は印象に残ってます。【にんころ】と【ユア・フォルマ】では同じクールキャラなのに全然違うく聴こえる。【TO BE HERO X】もそうか。【神統記】のキャラも可愛かった。目立ってないけど。【ディナーの後で】はただの花澤さん。笑

なんだか今期はなろう系が面白かったの多かったですね。【闇ヒーラー】【悪徳領主】【片田舎のおっさん】【勘違いの工房主】【完璧聖女】【鬼人幻燈抄】【ゴリラの神】【最強の王様】【白豚貴族】等々。なんだ、やればできるじゃん。なろうだからといって食わず嫌いは良くないなと再確認です。タイトル長いのはさすがに勘弁してとは思ってはいるのですが。もっと簡潔に!

【ひび飯】【ざつ旅】【mono】の三大日常アニメは拮抗した面白さでしたねぇ。甲乙つけがたい。個人的には【ひび飯】ちょっと軍配かな。
つつじちゃんと敷島さんがお気に入り。素直クールはやっぱりかわいい!
こういうのいつまででも観てられますよね。

ラブコメは今期あんま多くなかったか。
そのせいかいつもここに不満を書くのですが今回は特にないです。
ジェネリックロマンス】は結局なんで工藤さんの視点でループしてたのか、鯨井さんがなんでオリジナルと違うのかの説明がなかったのがむず痒い。あれ、説明されてました?最終話までは最高に面白かったんだけどな。

そういえばスポコンはゼロでしたね。ちょっと寂しい。
シンデレラグレイ】はちょっとそれ入ってるかもですけど。
オグリキャップは【プリティダービー】の時から好きなキャラなので主人公でたっぷり観れて嬉しいです。

あと特筆すべきは【ロックレディ】ですかね。BAND-MAID全面協力でモーションキャプチャーを担当する熱意。おかげで演奏シーンがかっこいいのなんのって。もともと好きでしたが今回でもう1ギア上がった感じ。主題歌も史上で一番好きな曲になりましたよ。劇中ではインストバンドってのがちょっと惜しいところ。普通にボーカル入りが好きです。まぁそれは仕方のないとこですけど。インストバンドでフジロック出られたらそれは伝説ですよ。


しかし――おいおい【ジークアクス】はどうなんだい!?と思いでしょうか。世間的にはもっともホットな作品でしたよね。
ファーストガンダムリスペクトが非常に強い作品で結局はパラレルワールドだったわけですが、毎話トレンドに上がるくらい盛り上がってました。
――だからむしろ自分的には納得というか。自分あまりロボット物好きじゃないんですよ。苦笑 あまりにもガンダムしすぎてたというか。
だからあんまりガンダムっぽくなかった【水星の魔女】や【W】が好きだった。まぁ【SEED】【00】【オルフェンズ】辺りは観てないので正確にどうかは分かりかねますが。

そういう意味では【ウィッチウォッチ】もそう。
そんなに刺さらなかったなぁ。なんでみんなそんな大絶賛なんだろう
シリアスが面白いのかな?とりあえず日常パートはクスリともしませんでした。というかそもそも篠原健太作品があまりハマってないのかも。
要様子見です。2クール目でめっちゃ面白くなるかもしれないですし。

まぁこれからも多少は意識しつつ世間的評価には惑わされず、自分が面白いと思ったものを自分なりに推していこうと思います。
【ユア・フォルマ】が世間的には評価イマイチだってのは分かってるのよ。ただの性癖です!気にすんな!!


Afterword

というわけで、ほぼ完走しました。
徐々に「全部視聴」にこだわらなくなってきてますが……
見れるだけは頑張って視聴してみますので
散文ではございますが参考にしてもらえたら幸いです。

今回も【2万文字】超えてます。長いな!
年々アニメが増えているという証拠でしょうか。
周りでアニメ見てる人少ないんで
いやこの作品はこう言うところが面白いんだよ!
え、それのどこが面白かったんですか!?

とか是非意見交換をコメントで残してほしいです。

あくまで個人的感想なので意見反論バッチコイ!
ぜひ語らいましょう。


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えいちびぃ 最後まで長文お読みいただき誠にありがとうございました。 つっこみどころを残してあるはずなので 些細なことでもコメント残してくれると嬉しいです!

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