第二十回ヒマラヤなんちゃって句会 ura-hanamorie 「ヒマラヤ苺」等々発表!!
Twitter@himahira19で行っていた句会の結果発表を5日間にわたり行います。5日間の日程についてはこちら。
月 ヒマラヤ苺等発表
火 ヒマラヤ龍 前編発表
水 ヒマラヤ龍 後編発表
木 ヒマラヤ地 発表
金 ヒマラヤ天 発表
今回は全79句ご投句いただきました!ありがとうございます!
100句きったので、今回「百式」はなしです。
投句募集期間が年度末でしたので投句数は少なくなっていましたが、なんとまぁ挨拶句の多いこと多いこと!!
「ヒマラヤ天」の時に発表しようと思いましたが、もうほとんどバレバレですのであの画像のモデルさんを発表いたします!
ミンナダイスキ!髙田祥聖さんでした!!
めでたしめでたし!
さぁ!「ヒマラヤ苺等々」の発表です!!

投句一番乗りの一句!!「ヒマラヤ一番星」は??
ヒマラヤ一番星
花の輪やるらるらと繰る歌詞カード 押見げばげば
またしても!!彼は一番星に命を懸けているようです!
どこかで会ったら「一番さん」と呼んであげましょう!
そして全投句のちょうどど真ん中!「ヒマラヤバットマン」です!
ヒマラヤバットマン
満開の桜おさめて送るLINE 空流峰山
このふたつの賞は、ほかの賞の候補にもなりますので、 今日も明日以降も要注目です!
それではどんどん行きましょう!「ヒマラヤ苺」の発表です!

花曇あした折れちゃいそうな指 コンフィ
「折れちゃいそうな」という口語が楽しくも効いています。
そして何故「あした」なのでしょうか?作者がそう思ったのだから仕方ないと言えばそれまでですが、季語「花曇」がなぜか説得力を感じます。
「花曇」を指さして何を思ったかなんとなく想像つきそうじゃないですか?
それが「折れちゃいそう」なのです。しかも「あした」。
春になにか夢破れてしまったのでしょうか。それを見守る優しい視線。言葉をかけるのでしょうかどうなのでしょうか。
一見謎な句でも季語によって教えてもらえるという『the 俳句』でした。
王泣いて桜のすべて戴冠す 沼野大統領
よく泣くで有名な髙田祥聖さんですが、そんな彼への挨拶句でしょう。
すなわち「王」とは髙田祥聖さんで「戴冠」は、例の受賞のことでしょう。
そして「桜のすべて」とは、句友から髙田祥聖さんへの笑顔であったり髙田祥聖さんから句友への笑顔かもしれません。例の受賞はたくさんの句友あってのものなのでしょうきっと。そう考えると挨拶句として一部の隙もないものです。挨拶句から外して読んでもまるで童話のような一句に思えました。
『泣き虫王様』なんて児童文学にありそうじゃないですか。
めでたさの中にもどこか切なさも持ち合わす技巧派の一句です。
花といふ花侍らせる天守かな 北野小町
こちらは深読みすれば挨拶句と読める一句。
天守閣でニコニコしている髙田祥聖さんが見えてくるようです。「侍らせる」花たちは、我々の称賛の声といったところでしょうか。
「花といふ花」を「侍らせる」という楚辞がなんとも豪快で痛快。
春になって一斉に咲き乱れる花々か、俳句でいう花であるところの桜のことか、それともその両方だろうかそんなもんどっちでもいいというくらいの豪胆な楚辞に、そこは「天守」であるよというまたしても豪快な景!脳内映像であっても豪華絢爛な映像が浮かんできます。
『俳句は映像です』とはいいますが、なんとも絢爛豪華な映像の句でした。
ガンダムの角に傷痕花朧 多数野麻仁男
俳並連メンバーばかり続いて申し訳ないのですが、本当に作者名を伏せて選句していますので、こういうこともあり得るのです。忖度一切なしです。
「角」は『かど』『つの』『すみ』といろいろ読めますが、『つの』でしょうか。ガンダムをご存じの方は『ああv字のあれね』となるアレでしょう。アレってアンテナなんですって。デジタル放送とか見れるんでしょうかね。
「ガンダム」とは果たしてプラモでしょうか?ボクは本物、モビルスーツのことを言ってると思います。ぐんと見上げたらアンテナの部分なんて地上からは見えません。見ている方もなにかモビルスーツに乗っているかもしれません。『連邦軍の白い悪魔』と対峙する側から見る「ガンダム」は畏怖する存在。「傷痕」は確認できても「朧」がかって見えることでしょう。
グーで勝つそのまま殴る卒業す ぞんぬ
お礼回りなどという風習が昔々にあったそうです。
「卒業」して疎遠になるお世話になった先生に、ビーバップハイスクール的な『お礼』をするおっかないお兄さんもいらっしゃったらしいです。
そういうお兄さんの句でしょうか。それとも友人とじゃんけんをして負けたほうが殴られるというおふざけでしょうか。
もちろん殴られた方にはたまらないのですが、きっと本格的に殴ってはいないんじゃないかと思います。じゃんけんの勢いで出した「グー」がそんなに威力があるとは思えませんし。「卒業」という季語はいろんなドラマを連想させてくれますが、こんな無茶な場面もあほな男子の青春の1ページのように爽やかに語れるのだなあと感心してしまいました。
骨壺の父の軽さよ花曇 祐生
家族を見送った後の「花曇」です。
気持ちと空模様とを取り合わせるのは、読む人によってはベタと思われるかもしれませんし、おんなじ経験をしているものの季節が全然違ったらピンとこないと思う人もいるかもしれません。ボクの場合は「晩夏光」だったり「夏の果」だったりするかもしれません。けれど、作者にとってその時のシーンが「花曇」であればこの句は「花曇」でしかないのです。
『俳句は心の風景写真』みたいなことを言います。作句に慣れてきたり技術や知識が身につくと色々楚辞を練ることもありますが、この句のまっすぐでいて飾り気のない、シンプルな書きぶりに力強いまっすぐさを感じました。
色んな美辞麗句よりも『ごはん、美味しかったよ』って一言言ってくれた方が妙に感動したりして。そういうことです。
千代田区の桜園児のベレー帽 山姥和
「千代田区の桜」と「園児のベレー帽」との取り合わせが爽快。
ひとまず「千代田区の桜」というのは例えば『練馬区の桜』と何が違うのでしょう。たしかにそういわれると確かに何か違う。そう考えていくと「園児のベレー帽」もどこか違う。特に「ベレー帽」なんて練馬の幼稚園児が被っているんだろうか。そう考えると千代田区の園児も被ってるのかと疑問に思うのですが、なぜか説得力のある「千代田区」という地名。きっと「ベレー帽」の素材は天鵞絨でしょう。
不思議な響きあいをする一句です。それとあと、「桜園児」という季語があったかしらと思うくらいのフィット感も面白いですね。
「桜園児」の誇らしげな笑顔が春の日差しに輝いて見えてきます。
花疲れとて俺様の町中華 東門杜松
究極の『花より団子』ですね。きっと。
花見でさんざん何か食べても、帰りに食べたくなるのは「町中華」。
ラーメンと半チャーハンがいいですね。
余談ですが昔ラーメン屋の手書きメニューに『羊チャンラーメン』というのがあって注文しましたが、小さいチャーハンとラーメンが出てきました。
ひょっとしたら新入社員が早起きして場所取りから上司のお酌、宴会芸に後片付けまでこなしたせいでお花見のご馳走を喰いっぱぐれたのでしょうか。
いづれにしても『俺様の』というなんとも豪快な言いっぷりと『町中華』という親しみやすい店の登場に、季語『花疲れとて』の『とて』が、『町中華』への期待感がマックスの様子が言い切れていてこれまた豪快な一句でした。兼題写真からのジャンプ感も心地よかったです。
以上になります! 明日は皆さんの感想文をご紹介させていただきますので お楽しみに!!
第二十一回ヒマラヤなんちゃって句会 投句募集中!!

第二十回 ヒマラヤなんちゃって句会 ura-hanamorie
「ヒマラヤ龍」前編 発表!!
「ヒマラヤ龍」後編 発表!!
「ヒマラヤ地」発表!!
「ヒマラヤ天」発表!!
選句 本文 編集 兼題画像/ヒマラヤで平謝り
SpecialThanks/髙田祥聖 カニくん
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お試しで作ってみた項目ですので、本当にサポートしていただかなくてもいいのですが、万が一なんとなくそんな気分でしたら・・・!