「このままだとモテないよ」とフィードバックしてくれた同級生の話
「辻田は、地元の中学校なら通用したかもだけど、この高校だと顔だけでモテるのは厳しいから、ちゃんとトーク磨いたり、聞き上手になったほうがいいよ」
これは私が高校1年生のときに、同級生の女子から告げられた一言です。
今思い返しても、なかなかパンチのあるセリフですね。
別に調子乗っていたわけではないと思うのですが…
むしろ、小学生〜中学生を海と山に囲まれた鎌倉で過ごして、そこからいきなり渋谷と表参道の間にある大都会の高校に通い、同級生たちを見て「なにこの洗練された人たち…!!」と面を食らっていました。(鎌倉に洗練された人たちがいないという意味ではもちろんありません。鎌倉ラブ)。
「顔だけではモテないよ」という言葉を受けた私は「このままではだめだ!」と心を入れ替え(高1の自分が素直でかわいい)、友人と一緒に、話の聞き方や空気の読み方を学び、下ネタに頼らないトークを磨く、そんな3年間になりました(バカバカしいけど楽しかったなあ)。
その結果、モテモテになれました〜〜!!というサクセスストーリーではないのですが(あれ、聞いてた話と違う)、それでも人並みに聞いたり話したりができるようになったので、あのときの友人の言葉には本当に感謝しています。
大人になってから「ブラッシュアップライフ」というドラマを観たとき、あの友人は人生何周目かの人だったんだろうなあと(わりと真剣に)思いました。
ブラッシュアップライフ
バカリズムさん脚本、安藤サクラさん主演のドラマ。タイムリープ系ヒューマンコメディ。この年に観た連ドラでいちばんおもしろかったと記憶。
「フィードバックは大切」という話になる度に、この高校生の頃のエピソードを思い出します。
フィードバックとは、「相手が気づいていない事実を伝えることで、相手の行動を変化させる」という手法です。
そのためには「言いにくいことや相手にとって耳の痛いことであっても、相手の成長を願って率直に伝える」必要があります。
人生何周目かの友人は、高校1年生にして、フィードバックの本質を理解し、体現してくれていました。実際に、フィードバックを受けた私は行動を変容し、(僅かでしたが)成長することができました。
私にとっても、フィードバックの重要性を身をもって体験した出来事でした。20年前(そんなに前なのか…震える)の自分の素直さも、褒めてあげたいです。
誰の役にも立たないけど、なんとなくこの話はいつか書きたいと思っていたので、世に出せて嬉しいです。
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